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道路を見て思う

Facebookに興味深い記事が載っていたので今日は道路に始まる街開発談を。
まずこちらの記事をご覧下さい。

同じ7年。回復した風景と変わらぬ風景。

上のふたつが日本の写真です。
左上、道路が大きく陥没していますが7年後には元通りに修復されています。すごい、見事な回復力。
下のふたつは、この記事を投稿した方の住んでいる街。外国のようです。
同じく7年経っても道路のヘコみは変わらぬまま。いえ、少しヘコみが深くなっていますね。日々車のタイヤが巻き上げてしまうのでしょう。

この方はきっと、日本の道路は7年後元通りになるのに、私の街は相変わらずよと言いたかったのでしょう。なかなかいい目線です。
日本は道路修復が手厚いのね。初めて実感しました。

私の住む街にも道路のヘコみがありました。
よりによってヘコみの上を自転車で通ってしまうことが何度かあり、その度にガコンとタイヤが沈んで肝を冷やしたものです。
厄介なヘコみですが、気がつかないうちに修復されたようで。近頃はガコンとならなくなっています。
知らぬ間に行われていた道路整備に感謝です。

その一方で。風化する街の淋しいお話。
少し前に筑波研究学園都市へ行きました。
30年前まで暮らしていた街です。
筑波研究学園都市は50年ほど前に大掛かりな開発で生まれた街なのですが、公園がたくさんあって道路も広く、街路樹も植えられていて美しい街でした。
10年弱暮らしていた筑波研究学園都市が今でも大好きです。

30年後に訪れて街の劣化をあちこちで感じました。
筑波研究学園都市は維持費のかかる街構造になっているのです。
数ある公園の手すりは時の経過で錆びてしまい、寂びれた遊園地みたいです。
街路樹は育ちに育って根っこが道路のコンクリートを持ち上げてデコボコでした。剪定もされていないようで、鬱蒼とした雰囲気。
道路も同様に。
交通量が多い大通りが何本か通っているのですが、街の中心地でも修復がされておらず、陥没こそしていないもののヒビ割れが目立ちました。

のんびりしていた街が開発で変わってしまう淋しさ、愛着のある街がくすんでいく淋しさ。街開発のもたらす結果は様々です。
せめて未来の負債にならない街開発をと願います。

なんだかしんみりしちゃいましたが。
写真では7年経っても変わらない道路のヘコミに安らぎすら感じますが、現地にいたら自転車でガコンとなったり、雨の日に足を突っ込んでしまうと「もーぅ!」って思うなろうな。
やっぱり日本の道路に感謝です。

素人目線の街開発談、お読み頂きありがとうございました。
あなたの街の道路や街開発、よろしければ教えて下さい。



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