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どんどんどんどん

次男が学校の寮へ戻る日
港まで送って行った

並んで歩くと
軽く見上げるほど背が伸びていた次男
私が縮んだのか
どんどん小さくなっていった母を思い出す

その港へ行くのは今回が最後
2月には荷物と次男の回収のため寮まで行く

長男があの学校へ入学してから
送り迎えで何度も足を運んだ港
何度離れて行く船に手を振っただろう
どんどん小さくなって行く船に

中学を卒業してすぐに親元を離れ
遠方の学校へ入学し
寮生活が始まった長男と次男
自宅とは違う不自由な共同生活を5年間
たくさんの辛抱をしたと思う
よく頑張った

そしてまた高専を卒業してすぐに
親元を離れ他県へ行く
一人暮らしをし
自分で稼いだお金で暮らす
またたくさんの辛抱や寂しさを抱え
頑張っていく事でしょう

子どもは子ども
いつまでも我が子
でも一人の人間
私たちの所有物ではない
決してそうではない

どんどん大きくなって
どんどん離れて行く

どんどんどんどん遠くへ行く

それぞれの大切なものをみつけて生きていく

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