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当時は…

話しには聞いていたけれど
ごん太の脚の衰えが急速にやってきました
散歩に行くには階段を降りないといけないのに
階段の上で躊躇してしまう
昨日は〝無理……〟ってキュンキュン鳴いてしまった
小型犬なら小脇に抱えて降りられるけど
ごん太は20kg
無理です
首輪からハーネスに替えて吊り上げてなんとか…

散歩はどこまでも行きたがるし
時々つまずく様な状態にはなるものの
足どりはかろうじて軽やか
でも寝そべった状態から起き上がる時には
脚に力が入らなくてなかなか立てないし
座るのが大変そう

悲しいけど老化には抗えません

主人と娘が昇降機を作ってくれました
想像以上の出来栄えに感謝感激!
ごん太はちょっと嫌がっただけでちゃんと入り
無事に2階から降りられるようになりました
これに乗れば散歩に行けるとわかれば
すすんで入るようになると思います

降りるよ〜

老化を悲しいと思ったら負けかなと最近思います
でもふいに鏡やガラスに現れた自分の姿に
かなりギョッとしてしまいます
だ、だれ?と…

誰もが向かう道なのに何故こんなに嫌なのか
この歳になって実感しているのは
気持ちがついていけてない事
歳を重ねても気持ちは若い頃のまま
と言うか
頭の中の思い出が色あせてなかったり
印象深かった記憶がすぐに引っ張り出されたりして
気持ちは簡単に〝当時〟になれるから
気持ち悪がられると思うけれど
キュンキュンした恋心だって
きゅーんとしながらリアルに思い出せます
気持ちは街を闊歩していた頃にすぐになれるし
でも実際は…
つまずかないように気をつけなきゃいけないのに

無理して若づくりする気はないけれど
せめて煤けないでいたいなとは思っています
いろんな〝当時〟を思い出しながら
ニコニコしていられたら良いかなと思います

ごん太をエレベーターに乗せて
毎日楽しく散歩ができれば100点満点!
あと何日…と思うと悲しいけれど
ごん太が活かしてくれた身体と心を大切にしたい
ごん太が導いてくれたご縁を大切にしたい
そんな気持ちです





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