フォーラムE(7088)備忘録


フォーラムE(7088)のポイント

・ROE二桁で配当の高速成長が期待できる高配当銘柄(8/10引け値で配当利回り4.73%
・隠れインド関連銘柄、同国の機電系学生の就職マッチングでトップ企業になることを狙っている。

5/12発表の中計は、2026 年3月期1株配100円(前期50円で3期で倍増計画)

同社の中期経営計画へのリンク。

https://tdnet-pdf.kabutan.jp/20230512/140120230512569970.pdf

この動画の肝となる部分は前期の情報システム費用の削減理由。


ビデオの14:41あたりから、15:06 あたりまで、情報システム費の削減理由について説明しているのだが、同社のAIマッチングシステムの計算手法を17万単語全数計算から就職に必要な単語だけを絞って計算することで実現したのだと言っている。AIは電気代を食うのだが、その手法を変えて電気代を節約しながら変更前と同等のマッチング効果を維持できるようになったということだろう。これは営業利益率の改善に直結するはず。

今期より、昨年度設立したインドの子会社のビジネスの立ち上がりにより連結開始

同社は8/9に以下を発表
連結決算への移行に伴う連結業績予想の公表に関するお知らせ

当社は、2022 年9月8日付「インド共和国現地法人設立に関するお知らせ」にてお知らせしたとおり、 2022 年 10 月 10 日付で Cognavi India Private Limited を子会社として設立いたしました。2023 年3月 期は、当該子会社の資産、損益、利益剰余金及びキャッシュ・フローその他の状況からみて、当社の財政 状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する合理的な判断を妨げないものとして連結決算を 行っておりませんでした。当該子会社においては、2024 年3月期にインドの新卒学生向けジョブポータ ルサイトをオープンし、事業活動を本格化させる計画であると共に、2023 年5月に当社から当該子会社 に追加出資を行ったことにより、当社の企業価値向上及び会計上において重要性が増したため、当該子 会社を連結の範囲に含め、2024 年3月期第1四半期より連結決算に移行いたします。


上で紹介したビデオの 39:16あたりがらが、同社のインド事業の説明。要点はインドの理工系学生の新卒卒業者は年150万人(日本の年3.9万人の約38倍の規模)の新卒学生の就職マッチングで天下を取りに行くという内容。同国の政権が製造業に力を入れてきているタイミングであり、時機を得た計画ではないかと自分は考えている。

同社の 5/17 のリリースより。

会場内に設置されたコグナビインディアのブースでは、来場した学生にジョブポータルサイトのパイロット版を実際に体験して頂きました。日本では学生が履歴書作成後、応募したい企業や職種を検索して見つけ、応募するプロセスが一般的ですが、インドではこのプロセスがまだ確立されていません。こうした中、コグナビインディアは、インドにおいて、履歴書作成・ジョブ検索・企業への応募までをワンストップサービスで進めることができるインド初のジョブポータルサイトをインド市場に導入予定です。この新しい試みに対し、来場者のインド人学生の方々等から使い勝手の良さや画面の見やすさ、アイディアの新しさについて、賞賛コメントが相次ぎ

高配当をもらいながら、インド市場の成長を狙えるという会社はほかになかなかないのでは。まだ、株探のインド関連のテーマには同社の名前はないので、隠れインド関連の穴株と言えよう。


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