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mabarasuji というユーザーネームは、「疎ら」+「筋」ということで、小口の株式…

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mabarasuji というユーザーネームは、「疎ら」+「筋」ということで、小口の株式投資をしている者という意味。基本的には、自分が投資対象にしている、ないし、しようと思って検討している会社についての自分用のメモをひたすら積み上げていこうかと思っています。

最近の記事

4/24引け前発表の小野測器の決算があまりに強いので反射的に引け成りで買ってみた

4/24 の後場ザラ場中に発表された小野測器の決算があまりに強いのと、指標が割安と判断されるので反射的に大引け成り行きで1000株買ってみた。スイングトレードの予定(NISAの長期口座ではONE株で数株保有していた)。4/24 大引け値ベースで配当利回り 4.27% 今期予想 ROE 10.90%、PER4.8倍、PBR0.53倍、1Q着地が上期経常進捗率 104.4%ということなので、超割安と判断した。 株探の会社概要には、”デジタル計測機器メーカー。回転・振動・騒音計で

    • 経産省の電力需要見込み変更(需要減→増)で決算発表が注目される銘柄群

      本日目に止まった日経報道はこれ。 上記引用部の太字の強調は筆者が施した。経産省は3年前に電力需要減の見通しで策定した「エネルギー基本計画」を、需要増が前提で見直しに着手するというのがポイント。ということは、論理的に考えて、電力業界が設備投資を増やすことにつながることになると考える。 というわけで、これから5月の半ばまで3,6,9,12月期決算企業の決算が続々と発表されることになるが、電力業界の設備投資増の恩恵が期待できる企業群の決算発表に注目しておくと有望な投資先が見つか

      • 期待先行過剰気味だが、山一電機はデータセンター投資の裏本命かもしれない

         山一電機のこの数か月の株価の動き(10年来高値を更新)に驚いている。同社はスマホの需要が戻らなければ業績は回復しないはずだというのが筆者の昨日までの認識であった。ただ、あまりに他の「アップル関連」と目される会社の株価の動きとかけ離れた動きをしているので、その原因をさぐるべくいろいろと調べてみたら、どうやら、同社は、データセンター投資の裏本命ともいえる会社であることがわかった。 2022年の1月に、同社はこのようなコラムを同社ホームページで発信している(太字による強調は筆者

        • 富士紡ってHBM増産で恩恵あるんじゃね?

          フィスコが昨年12月に出した富士紡のレポートに以下のようなくだりが(太字は筆者によるもの)。 上記には「HBM」という単語は出てきていない。ただ、「今後はメモリー分野でも積層化となりソフトパッドが顕在化することが見込まれており」ってことは、HBMの増産が進めば富士紡には膨大な受注機会が待っているような気がするなあ。 HBMについておさらいしておこう。東京エレクトロン デバイスのこの説明が筆者にはわかりやすかった。太字による強調は筆者による。 上記のように、HBMの説明に

        4/24引け前発表の小野測器の決算があまりに強いので反射的に引け成りで買ってみた

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          岡野バルブ1Q決算短信が原発関連総決起を示唆か ー 東京産業と西華産業など

           4月5日に岡野バルブ製造が1Q決算を発表した。上期進捗率255.9%という強烈な数字だった。 同社のビジネスは会社四季報ONLINEによれば、”電力向け大型高温高圧バルブメーカー。1936年設立。原子力・火力発電所向けが得意で、沸騰水型原発(BWR)向け最大手。東京電力関連向けの比重が高く、売上高の5割弱を占めるメンテナンスにも強み” とのこと。では、同社の1Q決算短信から注目すべき部分をコピペしてみよう。 2011年の東日本大震災以来止まっていた多くの原子力発電所がつ

          岡野バルブ1Q決算短信が原発関連総決起を示唆か ー 東京産業と西華産業など

          ZOZOの月足が6連続陽線で52週高値を3月に更新したわけを考察する

          ZOZO の月足である。今年の3月まで6連続陽線で52週高値を更新した(配当権利落ち日から今は調整中)。チャートの月足6連続陽線はほれぼれする。 クオンツアナリストの吉野貴明氏を御存じだろうか。氏によれば ということだそうだ。 では、ZOZO の DOE はどのくらいあるかを IRBank の「決算まとめ」の「配当推移」の表で見てみる。 上記で見ると ZOZO の純資産配当率(DOE)は直近4年間では30%前後をうろうろしており、「4%」をはるかに上回って推移してきた

          ZOZOの月足が6連続陽線で52週高値を3月に更新したわけを考察する

          JTCの株価を元気にさせる外資系企業経営経験者たち - レゾナック、イトーキ、エイブリック

           伝統的なPL. B/S, キャッシュフロー計算書のような財務諸表だけではその会社が本当に投資に値するかどうかわからないというのが有価証券報告書、統合報告書などで非財務情報が開示されるようになってきた理由であると理解している。とりわけ大切なもののひとつは人的資本経営、その本丸は従業員の満足度とかリスキリングとかではなく、経営者そのものの資質と決断力、行動力、組織力だと思う。ここでは外資系の経営者の経験のある日本人経営者が日本の JTC(Japan Traditional Co

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          HBMが来るならTOWA(6315)でしょ

          米国マイクロンの株価が21日急騰した。 この急騰の原因はどうやら同社がエヌビディアの生成AI用GPU向けの高スペックなメモリー(HBM = High Bandwidth Memory,)を量産化することにあったようだ。 上記に出てくるSKハイニックスは韓国のメモリーチップメーカー。 さて、以上の前提知識を踏まえたうえで、TOWA の2Q決算説明資料でどのくらいHBMに言及しているか見てみよう。 2024年3月期 第2四半期決算説明資料 (pdfファイル) このPDF

          HBMが来るならTOWA(6315)でしょ

          4期連続増収増益、営業利益率、ROE、ROAとも改善見込みのキヤノン

          キヤノンの決算と今期見通しにくぎ付けである。まだ集中決算の途上であるが昨日までに決算発表をした12月本決算企業ではピカイチにみえる。 株探のプレミアム会員向けのメニューに「通期「営業利益」連続増益ランキング」という表がある。それの一部を切り取ったのが下の表。 で、2024年12月期が3期以上連続営業増益となる見込みの予想を出した会社を「決算期」で降順ソートすることにより表の上部にまとめて出してみたのだが、キヤノンだけ前期の営業増益率を上回る増益率を今期予想の段階で出してい

          4期連続増収増益、営業利益率、ROE、ROAとも改善見込みのキヤノン

          飯田泰之明大准教授のX投稿で改めて気づかされたアマゾンデータセンター投資2兆円の巨額さ

          昨日、飯田准教授がこのようなX投稿をしているのに気がついた。投稿自体はもう少し前のもの。万博中止論、延期論に対しての投稿であった。 で、アマゾンのデータセンター投資のニュースである。金額がほぼ同じなのだ。 そりゃ、熊本震災の復興費用、能登半島地震の復興費用相当の投資を1企業がデータセンターにこの数年にかけて投入するわけだから、関連業界が盛り上がらないわけはないね。だってアマゾンが投資をするわけだから、競合他社も投資をするわけでしょ。 というわけで、データセンターのゴール

          飯田泰之明大准教授のX投稿で改めて気づかされたアマゾンデータセンター投資2兆円の巨額さ

          東証プライム市場上場企業で12月期最終赤字着地見込みの本決算は注目大

          「黒字転換2倍株」と呼ばれる投資法がある。どういう方法か知りたい方はこちらのリンクで勉強してね。 で、東証プライム市場で、2023年12月期が最終赤字見込みの会社は以下(漏れはあるかもしれない)。 表の上4社は日経平均採用銘柄。”インキで世界首位” のDIC、”黒鉛電極で首位” のレゾナック(旧昭和電工)、”放電加工機大手、世界シェア高。独自技術に強み”のソディック、”ブレーキ摩耗材で世界首位”の日清紡HD、”工業用ミシンでトップ”のJUKIと世界で高シェアの製品を持って

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          時価配当利回り4.2%のリオープニング出遅れ株のTOW(4767)

          会社概要。 上のリンクは同社のIRBankの決算まとめ。コロナ前は結構、ROE二桁%、営業利益率二桁%の年度が続いていたことがわかる。 で、この会社は大阪万博で結構な事業機会があるのではないかと思っている。下記のリンクを参照。 バフェット・コードで同社の「配当政策」を調べよう。 https://www.buffett-code.com/company/4767/ ま、要するに今期会社予想の配当14円が下限で、上方修正があれば配当性向40%ということで増配になっていく

          時価配当利回り4.2%のリオープニング出遅れ株のTOW(4767)

          株探にJPXプライム150銘柄を一覧できるテーマが新設

          株探にJPXプライム150銘柄を一覧できるテーマが新設された。配当利回りの高い順にソートした表がこれ。 JPXプライム150銘柄を使って「ダウの犬」戦略でもやってみるのもありかもしれない。これら銘柄は基本的には、東証プライム市場上場で、時価総額が大きく、イールドスプレッド(ROE - 資本コスト)をたたき出している会社がならんでいるので投資対象候補のユニバースとして優秀だと思う。中には、イオンやJALなど時価総額だけ大きくて ROE が低い銘柄もまじってしまってもいるのだが

          株探にJPXプライム150銘柄を一覧できるテーマが新設

          フォーラムE(7088)備忘録

          フォーラムE(7088)のポイント・ROE二桁で配当の高速成長が期待できる高配当銘柄(8/10引け値で配当利回り4.73% ・隠れインド関連銘柄、同国の機電系学生の就職マッチングでトップ企業になることを狙っている。 5/12発表の中計は、2026 年3月期1株配100円(前期50円で3期で倍増計画)同社の中期経営計画へのリンク。 https://tdnet-pdf.kabutan.jp/20230512/140120230512569970.pdf この動画の肝となる

          フォーラムE(7088)備忘録

          CADDiについて個人投資家として思うこと

          普段、というか最近は更新が滞っているし、基本、投資対象になる上場企業についてしか書かないが、ちょっと非常に気になる非上場会社を見つけてしまったのでそれについて書く。 CADDi という新興スタートアップ企業があることを最近 PIVOT のこの動画で知った。 で、ちょっと興味をもって同社について調べていたのだが、同社の製品紹介のページに並んでいるユーザー企業のロゴを見て驚いた。 https://caddi-inc.com/drawer/ 上場企業として東京エレクトロン、

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          JIG-SAW(3914)備忘録1

          昨日、アパレル小売業のアダストリアが好決算を出した。 この決算ニュースを見て思い出したのが先日読んだ JIG-SAW の情報システム運用監視のトータルサービスのアダストリアの事例。 いやあ、JIG-SAW ってここまで頼られる会社だったのか。長期で持つことに決めている会社だが、改めてびっくりしたのを覚えている。

          JIG-SAW(3914)備忘録1