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毎月みんなへ向けたエッセイ

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月初めに出すことを目標にしておりますが、なんだかんだ月末になってしまう日も。毎月のどこかで、頑張りすぎてしまった時、行き詰まった時に、読んで頂けますように。
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5月を生きる私へ

5月を生きる私へ

“私”を客観視しながら、私がいつも見つめているみんなの元へ..

私たちは一体いつから、五月病を恐れるようになったのだろうか。

五月にSNSでショート動画を見れば、五本に一本くらいは、五月病について誰かが話している。

「仕方ない」

そんな言葉が、頭に舞い込んでくる。

「仕方ない」

随分と前に過去をそう捉えることに決めた私の頭に木霊する。

「仕方ない」

私から、みんなに、この言葉の活用

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きみが創るしがつ

きみが創るしがつ

誰か、私をしばいてください。もう4月22日なんですよね。終わりかけですが、4月を生きる皆さんへ向けたエッセイを書くことをお許しください。

春の風が新しさを運んでくるように、その風によって背中を押されるように、いつもとは少し違う場所へ足を踏み入れる。

春とは、そんな小さな勇気が生まれる季節なのかもしれない。

「期待に胸を膨らませる」という言葉を体現したことはありますか?

ワクワクしながら眠り

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3:1で生きる3月

3:1で生きる3月

月初に更新したいと毎度言いながら、もう15日でした。今日も、いつも見てくださっているみなさんに言葉をどう届けるかを想像しながら、残していきたいと思います。

初めに少しどうでもいい話をしようかなと思います。タイトルにある3:1という意味に込められた想いというのは色々あるのですが、その中でも個人的にしょうもないものを…

ある日の夜、好きな人と夜に散歩をしていました。どう見られているのかが気になって

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2月のお裾分けを

2月のお裾分けを

人間は皆、唯一無二であり、特別なのだけれど、それを特に実感するのは、誕生日月だと思っている。つまり、今これを書いている人間の誕生日月、2月をいつもより少しばかり、感じてみたいと思う。

「冬生まれなんだけど、寒がりなんだよね」という言葉を一体人生で何度口にしたのかわからない。そして、その言葉が持つ意味も、自分ではわかっていない。冬が嫌いだということを遠回しに表現しながら、自分が生まれたことを、頭の

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明けたその1月を進もう

明けたその1月を進もう

まずは、新年明けましておめでとうございます。
そして、12月中に書きたかったのですが、新年明けてしまいましたので、今年からは毎月、月初にエッセイをちゃんと書こうと思います。
もし、書いてなかったら、おい、とコツンと叩きにきてやってください。

そういえば、小学生の時、書き初めの宿題が死ぬほど嫌いでした。今ではあんなもの、一発勝負でだしてしまえばいいと、思えるのですが。

けれど、当時の自分はという

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冷んやりと11月に触れる

冷んやりと11月に触れる

自分の手足が冷たいと感じる季節になった。冷たいまま何かに触れると、心までその冷たさに侵食されていくような感覚になる。それらを温めるためには、一体何から手を付ければ良いのかわからなくなり、辛いものでも食べてみて誤魔化してみるんだ。そうすると、瞬間的にお湯が沸いたように熱さを感じることができる。じゃあそのほてった身体の奥底にある心という物体はどうやって温めようか。

心にほら、スポットライトを当ててみ

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10月の速度に焦らないで

10月の速度に焦らないで

風の速度が早まり、
背中押され、ほらもっと早くと言われているかのような錯覚に陥る10月。

読書の秋と言われれば、
なんだかゆっくりと時が流れている情景を思い浮かべるけれど、
実際は、この季節というのは、ササッと過ぎて行ってしまうのだ。

そして、そんな速度に置いてきぼりにされたような気持ちになる。

焦らなくても、
又、冬が来るのだ。
毎度のことながら、今年は去年より寒いと言いながら耐え凌ぐ冬が

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