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何で私の企画はショボいの?😢相手ファーストvs自分ファースト

皆さんはご自身の企画力をどう評価しておられますか?

残念ながら、私の企画力はかなり低いです。どのくらいかというと、

  • 妻の誕生日や記念日などのイベントを考えるのがつらい

  • どんなに考えても良いと思える企画が思いつかず、時間だけが過ぎていく

というありさまです。上記はプライベートの話ですが、企画力が求められるような仕事は向いていないと自負しており、避けるようにしています。

何で私は企画はショボいのか?

それはずばり、「自分が良いと思える企画を考えていないから」だと思われます。一言で書くと当たり前すぎる気がするので、補足します。

上記は妻との会話から得られた気づきです。私の妻は私とは対照的に企画力に長けており、TPOに即して、斬新で思いやりのある企画を考え、実行に移すことが非常に得意です。企画力が低すぎて思い悩んだ私は、妻がどのようなプロセスで企画を考え、それがどのように私と異なるのか、妻に直接確認することにしました。その結果、以下の違いがあることが分かりました。

妻の企画プロセス(Goodパターン)

  1. まず現状把握をする

  2. 自分がワクワクする企画を考える

  3. 企画の絞り込み&ブラッシュアップをする
    ここで、「現状把握」とは、例えば、デートの予算、その時期の特徴、パートナーの嗜好といったことになると思います。

私の企画プロセス(Badパターン)

  1. まず現状把握をする

  2. 現状に即した企画案を考える

  3. 企画の絞り込み&ブラッシュアップをする
    です。

違いはStep2で、自分視点で面白いと思うものを考えるのか、現状に即してリアリスティックな企画を考えるのか、という点です。

自分本位で考えた企画は、相手への思いやりに欠けたものになってしまいそうなものです。しかし、Step3でちゃんと相手目線に立って絞り込み&ブラッシュアップすれば、相手に響く企画になるようです。

自分視点が先か?相手視点が先か?

なぜ、最初に相手視点ではなく、自分視点で企画を考える必要があるのでしょうか?
私の思考プロセスでも、順序こそ違えど、Step2で相手視点で考えた後に、Step3で自分から見て面白いかどうかの絞り込みをかけているつもりです。

理解の解像度の高い自分を思考実験の実験台とすることでエッジの効いた企画が思いつきやすいから。」というのが私なりの答えです。最初に相手視点や現状を起点として企画を練ると、エッジの無い凡庸なアイディアばかりで埋め尽くされてしまいます。それではいくらアイディアを出したところで、良い企画に昇華するものは生まれません。それよりは、エッジのあるアイディア候補を、現状に合うようにブラッシュアップする方がより効率的なのではないかと思います。

話が脱線しますが、これは新規事業開発のBizDevの方々が実施しているデプスインタビュー、N1インタビューにも通ずることなのではないかと思いました。「平均的な顧客」を想像してサービス企画するよりも、実在する1名の顧客のニーズを掘り下げた方が、より良いサービスが生まれやすいと理解しました。

良い企画は自分を理解することから生まれる

ここまでの議論で、まずは自分がワクワクするエッジの立った企画を考えて、それを現状や相手に合わせて絞り込み&ブラッシュアップすればよいという結論が得られました。一件落着です。

しかし、いざこれを実践しようとしたところ、
俺ってどんなことにワクワクするんだっけ?
という壁にぶち当たってしまいました。そう、自分への理解度が低くて、自分に刺さる企画が思いつかないんです。

これには思い当たる節があります。私には「自分が嫌なことについて、目を背けて、忘れることができる」という才能とも、欠点ともいえる特徴があります。自分の感情への感度がとても低いんです。しかし、思い起こすと、幼少期の頃の私は感情表現豊かであり、よく笑い、よく泣く子でした。自分の感情への感度が低いという特徴は、家庭環境や成長過程で後天的に身についたものだと思われます。

自己理解と他己理解について

今回は「企画力」という切り口から、「自己理解の低さ」という私の特性に行き着きました。しかし、企画力に限らず、他者とのコミュニケーションの課題全般を紐解くと、「自己理解の低さ」、「感情への感度の低さ」に辿り着くことがよくあるのです。これはつまり、

  • 他者を理解することが苦手である

  • その根本原因は自分のことですら理解できていないことである
    と言えるのではないかと思っています。

今回の件から、一時期は防御壁として私を守ってくれた「感情への感度の低さ」を認識し、何なら、感謝しつつも、今後のステージでは意識して手放していかないといけないのだと痛感しました。きっとその先に、企画力の改善もあるのだと思います。

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