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【逆観光】海外旅行における『逆観光』のススメ。インド編

天候 晴れ
今歌「ぼくらはつながってるんだな」清 竜人


やっほー!!!おはよー!!!
実は今年の三月、かなーーーり久しぶりに海外へと行きました。メンバーはさやかちゃん、双子の我が子けんちゃんやえちゃん。家族四人で一緒に、新婚旅行で、インドへわたりました。


インドでの夜観光。牛と対面けんちゃん。


今回の舞台は南インド。もちろん一般的な観光もするなかで、取り入れたことがひとつあります。それが『逆観光』スタイル。これが、めちゃめちゃ良かったので、記事にまとめてみます。今回は、海外旅行における『逆観光』のススメ、インド編です。




■『逆観光』ってなに?


ここで改めて、『逆観光』とはいったいなんなのか?ちなみに『逆観光』は造語ですので、悪しからず。『逆観光』についてお話しする前に、改めて『観光』の定義をおさらいしましょう。


「観光とは、余暇時間の中で、日常生活圏を離れて行う様々な活動であって、触れ合い、学び、遊ぶということを目的とするもの。」

引用元『観光政策審議会


日常生活圏を離れて」を言い換えると、「非日常の環境圏で」になりそうですね。そんな「非日常」の環境圏においては、現地にいる人たち(『ホスト』)は、観光客である僕らを『ゲスト』として扱ってくれます


そして、知らない地へ足を運ぶと、僕らはどうしても『ゲスト』という枠にはまってしまいます。なぜなら、決まりきったフォーマットのようなものだから。そして、『ホスト』側にとっては、ゲストを迎え入れるのは『日常』の続きとも言えます。


相手にとっては、「たくさんの観光客の中のひとり」でしかない。記憶にもきっと残らない。どうにか、この『ゲスト』と『ホスト』の関係性を変えられないか、飛び越えられないか。そこで思い立ったのが、『逆観光』のカタチです。ここで『逆観光』の定義もシェアします。


『逆観光』とは、『ホスト』と『ゲスト』の関係をひっくり返し、現地のひとに『日常』の中で『非日常』に触れてもらう形。言い換えると、旅行先で、観光客が『ホスト』側になる仕組みです。

引用元「まーしー辞典」


簡単に言うと、旅行先で、教えられる側(ゲスト)から、教える側(ホスト)に回ること。今回は、この『逆観光』を取り入れることで、言葉が通じなくても、海外での滞在がより深く楽しめたおはなしです。


■『逆観光』ってなにするの?


逆観光」と言っても、では具体的に現地で何をするの?みなさん最初に思い浮かぶ疑問だと思います。


旅行先で『ホスト』側になるのが『逆観光』。つまり、教えられる側から、教える側に回ることですよね。


なので、『逆観光』をする際に、一番最初に考えてほしいのが、何を教えられるのか、何を提供できるのか、ということです。


ただ、これ難しく考える必要は一切ありません。海外に行けば、『日本人』ということが、珍しさになるのですよね。ということは、『日本人』が『日常』でしていることを『海外』に持っていけばいいだけなんです。


今回ぼくらが、テーマにしたのが『』。その中でも、誰でも作れて、日本っぽいものはなんだろう?秒で、おにぎりに行き着きました、ナイスです、ライスボール。そんな直感的な発想で、今回は『おにぎり』を、インドでみんなと一緒につくって食べるような会をすることになりました。


ちなみに『逆観光』をする時には、もし海外に暮らしている友人や、海外の友人がいれば、その人に頼ってみるのがオススメ。僕らがインドに新婚旅行に行ったのは友達がいたから。その友達に、おにぎり会へお誘いの声かけもお願いしました。



■『逆観光』をインドでやってみた。


実際に、おにぎりワークショップをやってみました。開催場所は、インド友人の知り合い宅にて。人数は10名でした。写真も併せて、振り返っていきます。


開催場所のお家


食材は日本から持ち込み。お米に海苔に塩、味噌汁用の味噌。梅干しも食べてみたいというリクエストがあり、持ってきました。



お米が炊けたところで、おにぎりの握り方をレクチャー。「ワン、トゥー、スロー」と数字の声掛けと身振りだけでレクチャー。伝わるんだよね~。



みんな楽しみながら、おにぎりをにぎにぎ。まんまるだったり、三角だったり、形にも個性があり、とても良い。



楽しんでるのが伝わってくる笑顔。ちなみに写真右にうつってる女の子が友人のディーちゃんです。鳥取大山のわたげ荘に暮らしてたことがあり、インドへ訪れるきっかけになった子です。



最終的に、合計で20個くらいおにぎりができました。みんなで作ったおにぎりに、味噌汁はふるまい。まさに和食。手をそろえて日本風で挨拶。「いただきます!」とみんなで声掛けして、美味しく食べました。



今回、英語での会話はほぼほぼできていないけれど、めちゃくちゃやりとりが楽しかった。それは『言語』ではなく、『体験』という『感覚』をベースに会話できたからだと思います。


言語をベースに、コミュニケーションをするしかないゲスト』側から、おにぎりワークショップ(逆観光)により、『体感をベースにしたコミュニケーションができるホスト』側に回れたこと。言葉が通じなくとも、みんな楽しんでくれて最高でした。


■『逆観光』は、道具でも。


ちなみに我が子にも、何かを教えるホスト側になって欲しいなと、秘密道具を持っていきました。その名も「けんだま」。日本の子供たちが小さい頃から親しむあそび道具。


けんちゃんも、英語はまったく喋れないけれど、気づけば道具を通して、先生となり、インドの地で「けんだま」を教えていました。まさに体感をベースにしたコミュニケーション。



教え方が上手で、気付けば、二人目の弟子まで出来ていました。



年齢問わず、海外で自分たちが提供できることは、意外に身近にたくさんあるもんだね。


■『逆観光』は、おみやげを渡すくらいの心持ちで。


海外に行ったら、だいたい「おみやげ」って買っていきますよね。そう考えると、観光先にこちらの「おみやげ」を持って行ってあげたら、絶対喜ぶよね。そのくらいな軽い心持ちで、やってみてほしいです、逆観光スタイル。


観光だと、相手にとっては、「たくさんの観光客の中のひとり」でしかない。けれど、「逆観光」だと、「教えてくれる側のたったひとり」になれる。ゲストもホストも飛び越えて、友達になれるんよね。大事なのは出会いではなくて、出会い方。


現地の人との出会い方を変えてくれる『逆観光』。全力でオススメです。ぜひ機会があれば、やってみてくださいね。


インドの滞在記はまた違った形でも書こうかな。
それでは今日はこのへんで。今日も一日張り切っていきましょう~!!


はじめましてのみんなと。集合写真ぱしゃり。



■紹介したいもの


■南インド「オーロヴィル」

今回の南インドで、滞在した場所。オーロヴィル滞在記も書こう。友達もたくさんできたので、またニ、三年のうちに行こう。


■フォトマトペ大山

海外メンバーとも言葉をこえて遊べるゲーム。「フォト」と「オノマトペ」を使って遊ぶ、なんだか楽しい新感覚ボードゲーム「フォトマトペ」。鳥取県大山を中心とした鳥取島根山陰エリアが舞台です。


■トマシバ

鳥取県大山の麓、10,000人寝れる広大な芝畑に一日一組限定で泊まれるグランピング。標高300m、日本海が一望できる広大な芝畑で、友達仲間と景色ひとりじめ。※2024年2月15日から予約受付開始。営業期間2024年4月1日~11月15日。


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