【映画評】 「Twitter時代」ツイートは包帯にうっすらと滲み出た血痕のような〈生〉な味がする
「映画日記」を書きはじめたのはある年の元旦。その前年から少しずつ映画について日記風雑感を書いていたのだが、どういった心境の変化なのか、年のはじめに「映画主義宣言」などとつぶやいてしまった。その日の日記に、《フレーム=身体》などと、とんでもない断言をしている。
それまでは、演劇における身体に眼を向けていたのだが、いつのまにか、映画のフレームにおける非物質的身体…要するにフレームに浮かぶ光としての触れることのできない身体…に興味は傾斜していた。フレームを介在させることで立ち現れ