鵜呑みにしないほうがいいかもしれないこと

ここ数年は「動画の時代」であり、YouTubeを開けば、さまざまなジャンルの動画を視聴することができます。

一度検索すればキリがないくらい動画が出てきますよね。
どのジャンルにも初心者用〜上級者用まで揃っているのではないでしょうか。

以前は書籍を手に取らないと入手できなかった情報をかんたんに入手できるようになったのは良いことだとは思います。

その一方で、ちょっと「危険なのではないか」と思うことも増えてきました。

それは、「易々と鵜呑みにしてはいけない情報」も数多く目にするからです。

動画って、情報が凝縮されておりインパクトも強いので、頭に残りやすいんですよね。
ただ、凝縮されているが故に、書籍には載っているような前提条件だったり、前置きがなくなっているものも多い。
例えば、一つのお役立ち情報を動画で紹介した場合も、実はその動画では触れられていない、「前提」こそが大事であることもある。

その前提によって、その情報が役に立つ人と立たない人がいるのに、動画だけ見るとそれに触れられていないため、本来は役に立たない人までその情報を役に立つと思って摂取し、実践してしまうという事態が起きていないでしょうか。

こうなると、実はその動画は見ないほうが良かったということになってしまいます。

それと、特定の方向に人を誘導するものになっているような動画も、経験上、数多く見られます。
わかりやすいところだと例えば、過剰に日本を礼賛する動画だったり、その逆だったり。
政治系の動画に特に多いような気がします。

動画は上に述べたようにインパクトが強いので、脳にダイレクトに訴えかけるため、それを見ると、特に人が顔を出して喋っているような内容だと信じてしまいやすい。

でも、迂闊に信じてしまう前に、しっかりと自分で“裏取り”をしたほうがいいと思います。

出典はどこなのか?
その根拠は何なのか?
発信者のお金稼ぎのためのポジショントークではないのか?

そういう、良い意味で「疑う気持ち」を常に持っておかないと、一つの偏った情報を大量に摂取することで、人生があらぬ方向にいってしまうような気がします。

だからこそ、今って、動画を含めて一人でも色々と楽しめる娯楽がある時代ですが、誰かと直接話すことって大切なんじゃないかと思います。

情報リテラシーを鍛えるのには、個人的な考えでは、センスやある程度以上の経験値が要るので、誰にもできることではないと思う。

だからこそ、思想も価値観も異なる、自分の周囲にいる人間と交流を持ち、異質な考えが常に入ってくるようにしておいたほうが、自分の身を守る上でも良いと思います。



読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。