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やってみることで、愛着が湧くもの

何度かこのnoteにも書いてはいるが、現在僕は、転職活動をしている。ちなみに、建設系の会社しか見ていない。

せつ業といっても、その業務範囲は広い。いわゆる建築物をつくる「建ちく」もあれば、橋や道路やダムなどをつくる「土木」もある。ほかにも「電気」や「給排水・空調」などの設備系の会社もある。

ようは一概に、建設業、と言ってもなにを主軸としているのかは調べてみないとわからないことが多いし、これらをぜんぶ扱っている会社もあれば、一部しか扱っていない会社もある。建設業の複雑なところでもあり、面白いところでもある。

僕は、子どもの頃から京都の神社仏閣や町家など、木造建築に興味があった。なので、今回の転職では、おもに「建築」にしぼってやっている。

どういうことですか?

僕は、日常的に大河ドラマ以外のドラマは観ないのだけれど。先日、2024年の4月から木村拓哉さんが主演で『Believe―君にかける橋―』という建設業にかんするドラマが始まると聞いて、がぜん楽しみになった。

ただ、ちょっと調べてみるとこんなネットニュースを見つけた。

ようは、このドラマは、橋づくり、つまり土木工事をメインテーマとしているのだけれど、木村さんが演じるのは大手ゼネコンに所属する「建築士」となっていたらしい。建築士が、橋づくりに情熱を燃やすのは(ふつうに考えれば)おかしいだろう、と。まあ、そうだろう。

実際にその後、テレビ朝日HPの文言が、「建築士」から「設計者」にしれっと変わっていたらしいので、まあ、そういうことだと思っている。一般の方であれば、「あ、そういう違いもあるのね」で済まされる話だが、ドラマ制作者の場合そうはいかない。逆に、この程度の知識でよくドラマをつくれるな、と感心してしまうほどのミスだと思う。

転職とは。

転職の話に戻るが。

会社を選ぶとき、初めの頃は、会社の知名度や取り組んでいる建築物などを見て取捨選択することが多かった。だが、そのやり方もだいぶ変わった。

まず何よりも、建設業の場合は、いわゆるスーパーゼネコンと言われる大手5社と、それにつづく準大手などの会社をのぞけば、世間の知名度やつくっている建物にそう大きな違いはない。だから、知名度なんかを気にしていても仕方がないことにやっと気づいた。

待遇面だって、入ってみなければわからないものの、給与面や残業時間などそもそも建設業じたいが古い業界なので、どこもそこまで大きな違いはないようにも思う。

前述したとおり、会社が何に力を注いでいるのか、そして、僕が何をやりたいのか、ここのマッチングを見ていくしかない。

何事もやってみなければわからない。

とはいえ、実際に面接担当と話してみて初めてわかることがたくさんあった。なかでも、「この会社いいかも」そう直感する会社もいくつかあった。

面白いのが、そう思えた会社はほぼ例外なく、お世辞にも世の中に広く知られている会社ではなかったし、目指している木造建築を扱った会社でもなかったということだ。

今後の人生でも、「やってみて初めて愛着が湧くもの」と気づかされる機会はきっとたくさんあるのだろう。まだ転職は終わっていないが、こうして記事にして忘れないようにしたい。

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