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京都 | 歴史 | 大河ドラマ

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京都のことや歴史のこと、学生の頃からほぼ欠かさずに観ている大河ドラマについて綴った記事を集めています。
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記事一覧

1200年の京都の歴史は、実はちっぽけで些細なできごとの繰り返し

みなさん、今年のGWはいかがお過ごしですか? 僕はと言うと、 図書館でのしごとが無事に終了…

長屋 正隆
13日前
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「京都らしさ」を、考える

このたびいろいろと訳あって、5年以上も暮らしてきた京都を離れることになった。こう書くと、…

長屋 正隆
3週間前
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知識より、「経験と熟考」が大切

noteでも有名な、野本響子さんのこのVoicyを聴いた。この方の放送については、僕は最近になっ…

長屋 正隆
1か月前
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山がある、川がある、それでも京都人は、「植物園」に行きたいと言う

昨晩は、冬物の寝具に後悔をした。「さすがに毛布は今晩で片付けるかな」と決意をしながら、僕…

長屋 正隆
1か月前
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いま、日本古代史がアツい

証言はあくまで僕ひとりなので、確たる証拠はどこにもない。それでも、腹の底から叫びたい衝動…

長屋 正隆
1か月前
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繊細なままでいて

「このきもちを忘れないうちに」 noteを書いていると、そうじぶんの心に語りかける瞬間が多く…

長屋 正隆
1か月前
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「毎日投稿」という夢

そうだ 京都、行こう。という企画が、2023年の秋に30周年を迎えた。これのCMなどがきっかけで、京都を好きになり、いまではれっきとした京都市民になった身からすると感慨深いものがある。 記念として出版された本も、もちろん買った。 20周年のときのものは言わずもがなだが、今回のものもかなりいい。てっきり、2013年から2023年のあいだの「10年分」を載せているものかと思って買ったのだけれど、90年代のものも載っていたりして、「これまでに描けなかったものの集大成」という感じ

なぜNHKは、定期的に「三英傑」を描きたがるのか

NHK大河ドラマが、好きである。大学生時代は、お金はないが、時間だけは売るほどあった。近所…

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長屋 正隆
2か月前
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嵯峨嵐山めぐり

嵯峨嵐山。 嵯峨なのか、嵐山なのか。京都といえば、で語られることの多いこの観光地名につい…

長屋 正隆
3か月前
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京都好き司書が選ぶ、“おきにいりの京都本”について語る

これまで、数えきれないほどの本を読んできた。 あまりにも本が好きなので、いまから約1年前…

長屋 正隆
3か月前
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新しいものを、取り入れる姿勢で

さて、京都人について語りたい。 いまは“古都”などと呼ばれ、はんなりと雅なイメージがあり…

長屋 正隆
3か月前
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その日記を書けるのは、あなただけ【下鴨神社】

愛車(自転車)のメンテナンスのため、京都大学ちかくにある自転車屋さんに行ってきた。 平日も…

長屋 正隆
4か月前
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残るべきは、きっと“シンプル”なもの。腹を括って書きつづける。【宇治上神社】

源氏物語の記事はこちら。 平等院の記事はこちら。 −−− 京都の価値、というものをかんが…

長屋 正隆
4か月前
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極楽往生。歴史の厚みに、思いを馳せる【平等院】

源氏物語の記事はこちら。 −−− 中学校の修学旅行、友達との京都旅行、家族との京都旅行など。これまでいくつかのタイミングで足を運んだ、ここ平等院。そのたびに、「はぁ、人が多いなぁ」とためいきがもれることも多々あった。 だから、今回は、平日の午前中から行ったのだけれど、これがもう大当たり。やはり、有名どころは、平日の朝から行くにかぎる。 −−− この平等院は、平安時代の大権力者・藤原道長のむすこである頼通が、父の別荘を寺としてあらためたのがはじまり。ときは、末法思想の