5月の新たな挑戦:RaTsへの参加、コーチング、スポーツドクターとして

5月に新しい取り組みとして、3つのことを始めてみました。RaTsへの参加、コーチングの体験、スポーツドクターの活動です。

1. RaTsへの参加:教育者としての自己成長


医学教育への情熱は長い間僕を駆り立ててきました。次世代の医療者への教育は、次世代の市民を支える強固な基盤となると信じています。アカデミックな視点はもちろん魅力的ですが、僕の第一の目標は、単に教育が得意な人ではなく、理論に裏打ちされたハイレベルな実践者になることです。そんな志向から、僕はRaTs(Residents as Teachers)というプログラムに辿り着きました。

このプログラムは自らが学びながら他人を教え、教えながら自己を成長させる1年間のプログラムです。幸いなことに亀田総合病院では初期研修医も多く、僕がその卒業生でもあるため後輩へのアクセスは近いです。教育者としてあこがれの先生方に少しでも近づきたいと思います。

2. コーチング体験:自己の夢への追求


JPCA学会での出会いは、自身の夢に共鳴する人々との連携の場となりました。僕が直感に従い飛び込むと、その夢を共有できる人々と意外な確率で出会えることが、運の良さと感じました。そして、そこで新たな興味を引いたのが「コーチング」です。

自分のキャリアや本当にやりたいことについて、何度も内省し続ける中で得た洞察は、時に困難を伴いましたが、それが偶然出会った人々から学び取ったことと相まって、現在の自分を作り出しました。いくつもの課題に直面しながらも、自分の道を見つけ、それに向かって進むことができるのは幸せだと感じます。

しかし、今の医学教育の形式では、学生は限られた選択肢と短い時間で未来を決定することが求められます。もし彼らが自分の真の願望を見つけて自由に発揮できるなら、世の中はもっと楽しく、働く人たちも幸せになると思っています。僕は、次世代の人たちが自分自身の夢を開放し、生き生きと未来を選択できるような支援がしたい。その瞬間に出会ったのが、コーチングでした。まずは自分が体験し、その変化を感じてから、次のステップとしてその恩恵を還元したいと思っています。


3. スポーツドクターとしての挑戦:ライオンファングスチームドクター


そして最後の新たな挑戦は、ライオンファングスというラグビーチームのチームドクターとしての活動です。

前任のスポーツ整形外科医の退職に伴い、ラグビーへの長年の情熱と家庭医を目指している僕が推薦されました。整形疾患のスペシャリストではない僕ですが、チームが求めるものと僕が提供できるものを模索しながら、この新たな役割に取り組んでいます。

色々な先生方からアドバイスをいただきながら、自分に最適な役割を見つけ出そうと思います。


家庭医としての研修が始まってから2ヶ月が経ちました。色々な経験をしつつ、毎週の外来やポートフォリオで学びを深めていく、良いサイクルができています。このまま楽しんでいきたいと思います!

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