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通院、入・退院の荷物持ち。おひとりさまでやれたのも、男の親友Cのおかげ。

Vol.11 姉妹がやらないと言い放つ入院、通院のお手伝いをしてくれているのが男の親友Cだ。9歳下の従弟も活躍。まったくなんだわたしの肉親は?


おひとりさまの入院、手術、退院には、助けてくれるメンバーが必要だ。
母の最後の大活躍は後述するとして、わたしが頼れる男メンバーは、東京に住んでいる9歳年下の従弟、そして男の親友Cである。

東京に住んでいる従弟は、最初の入退院のときに大活躍してくれた。入院は自力でして日曜に一度、荷物のやり取りをし、退院にも迎えに来てくれた。


ありがたい。うれしい。こんな従兄弟がいてくれて。ホントにホントにありがとう。



最初に手術すると話し出したとき、

「月曜、ぼく行けますよ!」


と自ら言ってくれた。

今も、

「いつでもお手伝いしますよ。言ってね、みねちゃん。」



と言ってくれている。やさしい。いい男だ。彼に幸あれ。
うちの姉妹とは大違い!

しかし、彼は会社員である。しかも、いつも連絡を取ろうとすると、夜の12時近くでないと、難しい。

そこで、どういう経緯で頼んだのか、今となってはよく覚えていないが、活躍してくれているのが、男の親友Cだ。5歳上。40年近くの付き合いになる。

その間、スィートな関係になったことは一切ない。
そういうのとはほど遠い、不思議な関係だ。


ちょうど、彼の最寄り駅が、同じ沿線なのがよかった。

「手術後の通院が電車では無理だから、うちから一緒にタクシーで行って、病院内では車いすを押してほしい。」


最初は、そんなお願いだった気がする。ちょうど、彼のスケジュールが空いていたので「いいよ。」と。
それからは、入退院含め、通院も彼のスケジュールに合わせるようにした。

つまり、フリーランスで働く人だ。時間に融通がきく。


医師も、ギョッとするみたい。

一人暮らしの中年女と聞いていたのに、やたら背が高く、サングラスでヒゲの男が車いすを押して、診察室に入ってくるのだから。(トップのイラストは、まあまあ似てる)

まだ働き世代だろうけど、なんでこんな時間に来てるんだ? とか、いろいろ疑問がわくのだろう。

姉妹はやらねーと言い、金出して人を雇えと言い放つ。もうサイテー。

従弟の爪の赤を煎じて飲め。

調べてみたら、けっこう、需要がある。
いろんな会社が、「病院の付き添い市場」に参入しているー!


けっこうお高い。介護度とかいろいろあるけど、
要介護じゃなくても、1万円近くの料金設定!
みんな、付き添いたくないのね。平日だもんね。働き盛りには厳しいか。


ちなみに、親友Cにはお礼として、わたしは家に常に、Cの好きな酒&ソーダを用意している。つまり、居酒屋高清水だ。


ただ、わたしがあまり歩けないから、つまみや氷は、Cが近所を回って買ってきてくれている。もちろん、料金はわたしが払う。
ホントにホントに、ありがとう。

Cが寝たきりになったら、1週間に1度は、おしりをふきに行ってやるのだ。
わたしが勝手に言っているだけの約束だが、わたし、約束破らないので!

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昭和43年生まれの死別(再婚)おひとりさま。入痛かったり苦しかったりするとき、「家族の方を~」と聞かれなくてもいい社会になってほしい!と思った、入院、手術、股関節脱臼×3プラスハードなせん妄体験記。

死別のおひとりさま。母がギリ手伝ってくれる半人前のおひとりさまだが、その協力も今回限りと知る。 変形性股関節症で入院5回、股関節脱臼3回、…

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