私の変化 ~妹編~

先週末、無事、次女の結婚式が終わった。終わってみると、【本人への深い思い入れみたいなものが明確にない自分】に『少し戸惑う気持ち』も沸いた。でも、だからと言って、ぶっちゃけどうしようもない訳だ。だから、それ以上に深く考えることは何も無かった。ただ、結局のところ、『お祝儀袋に包んだ額では足りない分を、早く本人の納得する形で渡してスッキリしたい』のが本音だった。しかし、『直接本人へと手渡しする気持ちになれなかった』のが、正直なところではあった。だから、本人の最初の希望通り、口座振込の一択だけだと考えていた。ところが、実際のところは、口座情報さえも不明だった。そのため、1度は本人へ連絡する必要があった。そしてその時、私は何故か、ふと思った。『姉として、1人の人間として、本当に恥ずかしくないか?』と自問した。今の様な形だけの関係は、私の本音は『少しでも早く改善したい気持ち』であることを自覚した。それと同時に、なんとなくだけど、【家族】【兄妹】に対しての【私の気持ち】に変化が生まれた。
以前の私が、【両親】に向けて思った時と似ていた。要は『どんな妹であっても唯一無二の私の妹である、この事実は一生変わらない』ということ。この『一生変わらない事実』と共に私の人生は成り立つ訳だ。そこに自分自身で辿り着いた時、【私の意思】が確実に動いた。

具体的に説明すると、妹への連絡の際、『振込口座の情報を教えて』に加え、もう1つ私は提案した。それが、『実際に妹の家に行って、直接手渡ししたい気持ちがあるから、もし良ければ都合の良い日教えて』である。私としては、特に返事への希望はなかった。口座情報であろうと、都合の良い日にちであろうと、それが【妹の答え】なんだと受け入れるつもりだった。すると意外なことに、即答で『家に行くこと自体を大歓迎だ』『気持ちが嬉しい』と返事があった。私は若干驚きつつも、『直接手渡しする筋を通したい』気持ちが叶うことに安堵した。
ぶっちゃけた事を言うと、『どこまでが妹の本心なのか不明だ』という風に今でも思っている。外面が良く、本音を隠し通すことも得意な妹だからこそ、私は『半信半疑』だ。だけど、それでも行く!と決めたのは私。それに、これまでモヤモヤしていた原因は、『私にもある』と自分で納得するところがあるからだ。互いに人間なのだから、【事ある毎に全く異なる価値観で合わないこと】は【当たり前】の話。大事なのは、『それを、如何にして互いの納得する方向へと前進させるのか』ということ。そのための、【下手な遠慮や気遣い、諦めや我慢をしてきた結果】が【言いたいことも言い合えない気まずい現状】を『自ら築いてしまったのだ』と私は反省している。
今後の私もきっと、『言いたいことは言う』し、『下手な遠慮も気遣いも諦めも我慢もしない』と思う。ただ、私が私のままで妹とぶつかった時『その都度、互いの本音を組んだ上で納得する自分になりたい』と、今は思う。今までの私はきっと、『それをしてこなかった』『その努力を自ら怠っていた』ということ。だから、そんな事が当たり前に出来てこそ、『本気で妹と向き合える姉』と言えると思う。私は、そんな未来の自分を目指して、努力したい気持ちになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?