唐仁原昌子

〜毎日投稿&毎週日曜に短編小説やショートショートを投稿中〜 人生を漂う30代。歌うこと…

唐仁原昌子

〜毎日投稿&毎週日曜に短編小説やショートショートを投稿中〜 人生を漂う30代。歌うこと話すこと食べることに笑うことがすき。明るい人見知り&元気な根暗。自分の言葉を残していきたくて、noteを広げました。どんな些細な感想もありがたいです!1つのスキが励みになります!

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【自己紹介】改めまして、「私」です

新年、明けましておめでとうございます。 本年もゆるりと、好きなことについて書き散らかして、言葉と仲良くしていこうと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 挨拶もそこそこに…。 ふと気づくと、以前自己紹介と称して書いた記事から9ヶ月が経っていた。9ヶ月も経ったら、紹介できることも変わろうと再度書いてみることにする! 併せて、一年連続投稿の報告記事でも言わせていただいたように、2024年より、自分にとって一番馴染み深くて愛着のある名前で活動していきたいと思う。 こ

    • 【日記】くじらの絵を見に行った話

      事の発端は少し前、五月十七日のこと。 Twitter(現X)で気になるポストを見かけた。 個人的に、ものすごく好きな雰囲気のくじらの絵だ。 描いたのは、上滝玲子さんという方らしい。 気まぐれを起こして、ちょっとその先を調べてみたら、場所が行けそうな距離だった。 そんなわけで、諸々のタイミングが合ったので、勢い任せに行ってきた。 原則引きこもりのくせに、私には不定期に発動する、こういう謎な行動力がある。 自分でも、こういうところにびっくりする。 私、そんなことできるの

      • 雨が嫌だ傘が嫌いだと、勝手なことを言いつつ、ちゃっかり雨を避けて外出することができた。晴れ女の今日も健在だと思い込んで、自己肯定感を高める。運も実力のうちってわけ! 友人と話しながら、気ままに歩き回ったので久々に1万歩超を歩くことができた。今夜はゆっくり眠ることができそう…。

        • 【日記】Aimerの「遥か」を聴く

          今日は、朝から青空が出ていた。 窓の向こうに、その青さを見て嬉しく思う。私の気分は、ソーラーパネル搭載型なのだ。 天気がいいだけで気分もいいという、実に単純な生命体である。 トーストを焼きながら、カフェオレを入れる。 ちなみに私は、社会人になったくらいから牛乳が苦手になった。美味しく飲むことはできるのだけれど、どうやら体質が変わったらしく、お腹を壊すようになったのだ。 そんなわけで、豆乳をコーヒーに注ぎ入れる。 コーヒーも、ブラックでは滅多に飲まない。カフェインに胃が

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        • 【日記】くじらの絵を見に行った話

        • 雨が嫌だ傘が嫌いだと、勝手なことを言いつつ、ちゃっかり雨を避けて外出することができた。晴れ女の今日も健在だと思い込んで、自己肯定感を高める。運も実力のうちってわけ! 友人と話しながら、気ままに歩き回ったので久々に1万歩超を歩くことができた。今夜はゆっくり眠ることができそう…。

        • 【日記】Aimerの「遥か」を聴く

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          【日記】久々に地に足つけて

          怒涛のインプット期間を抜けて、自宅に戻り数日が経った。 まだ何となくふわふわしていて、情報処理にはもう少し時間がかかりそうな予感がある。 特別に焦る予定があるわけでもないので、記憶の続く限りぼちぼちやっていこうと思う。 寝て起きて、朝からコーヒーを飲んでiPadの電源を入れる。 音楽を流して深呼吸をして、途中で止まっている作業を開いて眺める。 窓の外からは、山奥では聞くことのなかった車が行き来する音がひっきりなしにしている。 無音の世界の透明さを知ったから、今あちこ

          【日記】久々に地に足つけて

          【エッセイ】誕生日が好きだという話

          日常に散らばる、年間イベントの中にはいろんなものがある。 祝日を伴う規模のものもあれば、語呂合わせで「〜の日」とされるようなものもあるわけだが、私は総じてそういう日が結構好きだ。 別に、小難しい理由があるわけではない。元旦には「あけましておめでとう」と言いたいし、二月に入る頃にはスーパーで節分の豆を探す。 三月に入ると、あちこちでいろんな雛人形が見られてにこにこするし、五月には鯉のぼりの泳ぐ空の眩しさに目を細める。 「今日、スキューバダイビングの日なんだって」と知った

          【エッセイ】誕生日が好きだという話

          一週間ほど、いわゆる現実を離れての山籠り。プライベートな取材旅行を経て、ようやく現実に帰還。はあ、充実した時間だった!楽しかった! いろいろ吸い込んだものを、手当たり次第かつ気の向くままにいろんなところにたくさんメモをしてきたので、明日以降はそれらを拾って整頓する作業にかかろう。

          一週間ほど、いわゆる現実を離れての山籠り。プライベートな取材旅行を経て、ようやく現実に帰還。はあ、充実した時間だった!楽しかった! いろいろ吸い込んだものを、手当たり次第かつ気の向くままにいろんなところにたくさんメモをしてきたので、明日以降はそれらを拾って整頓する作業にかかろう。

          【ショートショート】 その猫が言うには

          「いいですか、きみ。よく聞くがいいよ」  不意にどこからかそんな声が聞こえて、その声の持つ緊張に、私は思わず微睡から身を起こす。  ぐるりと部屋を見渡して声の主を探すけれど、この部屋には自分以外誰もいない。そっとスマホの画面をつけて、時間を確認した。  十五時過ぎを示している、その画面の明るさとは裏腹に周囲は随分と薄暗い。  大学の授業の空き時間に、使われていない教室でうたた寝をしていた。ほんの十分ほどのはずだが、急に天気が変わったのだろうかなどとぼんやり思う。 「

          【ショートショート】 その猫が言うには

          今日も今日とて、「非日常」に肩まで浸かる。止まることのない、波のような風のような刺激を浴び続けている。いろいろ気になることや、思いつくものを気ままにメモに残しては閉じて、開いてはまた残す。 いつか必要なときにそれらが芽吹くことを知っているから、今はただひたすらタネを拾い集める…!

          今日も今日とて、「非日常」に肩まで浸かる。止まることのない、波のような風のような刺激を浴び続けている。いろいろ気になることや、思いつくものを気ままにメモに残しては閉じて、開いてはまた残す。 いつか必要なときにそれらが芽吹くことを知っているから、今はただひたすらタネを拾い集める…!

          【エッセイ】私の周りの面白い人 その1

          今、私の目の前には一人の女がいる。 仕事の都合で遅くなった昼ご飯を、十五時過ぎから食べ始めたその女は、文字通り「ひとかけら」ずつ食べ物を口に運ぶ。 このペースで食べていたら、食べ終わる頃には日が暮れるのではないかと思う。 別に私はそんな小さなことに頓着しないので、見て見ぬふりをしてはいる。ただ、この文字を打ち込んでいる画面越し、視界の端でずっと彼女を見ている。 仕事の確認をしながら、見ているこちらがじれったくなるくらい、ちまちまと食事をする彼女。 私の周りにいる、面白

          【エッセイ】私の周りの面白い人 その1

          【日記】いまは一旦横に置いて

          目に入るもの全てが、眩しくて楽しい。 今日はちょいとばかし画像多めにお送りします。 自然の中にいると、煩雑なことは「いまは一旦置いておいて…」という気分になる。 相変わらず、音の少ない空間に浸る。 湖って、そう言えば落ち着いて眺めたことがなかったな。 海とはまた異なる、たくさんの「水」。 波があるわけではない、風が見える水面を静かに眺める時間。とても贅沢な気持ちになる。 お昼に食べた、おにぎりだって特別に美味しい。 ちょっと蚊に噛まれたけれど、そんな些細なことなぞ

          【日記】いまは一旦横に置いて

          【エッセイ】森閑とした道をゆく

          ここ数日、外界の「音」が非常に少ない環境に身を置いている。 聞こえるのは、本当にただ風が木々を揺らす音と鳥や虫、蛙の鳴く声ばかり。 ごくたまに車が一台、遠くを走り抜けていくエンジン音が聞こえ、そのまま遠のいていく。 世の中って、本来はこんなに静かなものなのか。 人工的な音がないだけで、こんなにも「いのちが生きる音」が聞こえるものなのか。 何もせず、その空間に身を置いていると、もはや静かすぎて耳が痛い。 静かな空間に初めて「シーン」という擬態語をつけた人は、沈黙を聞き分

          【エッセイ】森閑とした道をゆく

          知らない土地に行くたび、この世の広さを思い知る。その瞬間、自分の未熟な挑戦も無知ゆえの悪あがきも、全てが際限ある人生のただの一コマに過ぎないことを「理解する」。 これまで幾度となく味わったことのある感覚のはずなのに、その感動は都度寝ぼけた私の心を揺り起こす。たくさん青を見た一日。

          知らない土地に行くたび、この世の広さを思い知る。その瞬間、自分の未熟な挑戦も無知ゆえの悪あがきも、全てが際限ある人生のただの一コマに過ぎないことを「理解する」。 これまで幾度となく味わったことのある感覚のはずなのに、その感動は都度寝ぼけた私の心を揺り起こす。たくさん青を見た一日。

          【日記】非日常の扉を叩く

          五月も半ばを過ぎて、さて夏に向けてまた一踏ん張りしていきたいなあの気持ちでいっぱい。 そんな月曜日、今週も実り多い時間を過ごせそうでワクワクしている。 混雑した月曜の朝の電車。しかも雨。 みんな心なしか物憂げな顔で、それぞれ学校や職場に向かう。 私は、「私の未知」に向かうことにした。 同じ電車に乗っているのに、交わることのない行き先に、一人でパラレルワールドに迷い込むような感覚になる。 世界は広い。 当たり前だけれど、私が知らないことなんてまだまだ無限にある。

          【日記】非日常の扉を叩く

          【ショートショート】 さかなのノート

           授業中、教科書とノートを自分の座る席の机上に広げる。  そこは私にとって、五十分を過ごすにはあまりに狭い世界なので、私はときどきノートの「なか」に救いを求める。  授業がつまらないなとか、教室を出てどこかに行きたいなと思うたびに、ノートの最後のページにさかなの落書きをすることにしたのは高校一年生の頃だ。  本当に、「つまらないな」と口に出して言ったり、どこかに行ったりしてはいけないということを理解してから、そうするようになった。  理解はしても、胸の奥底では納得がで

          【ショートショート】 さかなのノート

          季節の変わり目、何か気分を変えたくて色のあるアイテムを購入した。普段どうしてもモノクロ気味な服装になりがちなので、私にしてみたら少々冒険な色味。 帰って改めて見直して、どこぞの国の国旗を思い出しつつ、ちょっとそわそわしながら封を切った。こういう細やかな挑戦は気軽にできて良いなあ!

          季節の変わり目、何か気分を変えたくて色のあるアイテムを購入した。普段どうしてもモノクロ気味な服装になりがちなので、私にしてみたら少々冒険な色味。 帰って改めて見直して、どこぞの国の国旗を思い出しつつ、ちょっとそわそわしながら封を切った。こういう細やかな挑戦は気軽にできて良いなあ!