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ここ最近の感情を言語化

あっという間に5月も下旬に近づいてきました。1ヶ月があっという間です。ここ数年ずっとそんなことを言ってる気がします(笑)4月から5月にかけて自分の中にあった不思議な感情がなんだったのか、ずっとわからずにモヤモヤしていたのですが、ちょうど昨日、友達から教えてもらった言葉がめちゃくちゃしっくりきて、それをもう少し落とし込んでみようかと思いnoteを書いています。まとまらない文章になるかもしれませんがそれでもいいよ、という心優しい方ぜひお付き合いいただけたらと思います。

■トキシック・ポジティビティ(Toxic Positivity)

トキシック・ポジティビティとは、心の痛みを抱えていたり、困難な状況にあっても、ポジティブな考え方をするべき、または、私が大嫌いな言葉「ポジティブなバイブス」だけを発信するべきだ、という、自分、または他者による決めつけのことである。

Healthline(臨床心理学者のJaime Zuckerman博士)

「OK」そうに見せなければならないというプレッシャーのせいで、誰もがあたりまえに経験するはずの感情が否定されてしまいます。
またこのプレッシャーにより、苦しみや悲しみを感じているのは自分に欠陥があるからだ、という印象が与えられます。
それが内在化されると、自分は弱い、不完全である、というコアビリーフになります。

Healthline(ボルチモアの心理療法士Carolyn Karoll)

ポジティブだったりハッピーだったりすることが悪い、というわけではなく、それを周りの人に無意識のうちに与え続けてしまうことにより、受け取る相手の感情を無視してしまうことに問題がある。ただし、この場合の受け取る相手は、他人でもあり自分自身でもあるということ。どちらにせよ、その時点での痛み、悲しみ、嫉妬などの感情を無視して、「ハッピーになろう、ポジティブにいよう!」とコントロールしようとしてしまうことが、このトキシック・ポジティビティな状態を作ってしまう。

■どんな状態でも受け入れる

いつでもポジティブに考えよう!その言葉には、今の辛い気持ちを全て封印する意味があるそうです。つまり、辛い気持ちを昇華させることなく蓋をしてしまっていったらいつかその感情は爆発することになります。一度に大きな爆発をするのか、少しずつ体力を奪うかのようにじわじわと侵食してくるのか。どんな時も前向きに、それは確かに必要です。でも、後ろ向きになっている時間があってもいいよって受け入れてあげることも必要な時代になっているんだと思います。コロナが流行り始めた頃、世界的に陰鬱とした状態となりそれを打破するためにも、前向きでポジティブな言葉を使っていこうよという風潮がありました。それが今では少しずつ疲弊する原因となっているんですね。辛い、苦しい、そんなネガティブと言われる感情を言葉にすることも、認めてあげるために必要です。

■傾聴が必要な時代

「傾聴(けいちょう)」相手の話に耳を傾けてただただ聴いてあげることを意味する言葉です。相手がおとなでもこどもでも自分自身でも。とにかく黙って聴いてあげる。これが、渦巻いている感情を認めてあげる行為で最も効果的なんだと思います。何か言葉が欲しいわけじゃない、ただ、聴いてほしくて、答えは出なくても、自分の中で何かが見えたらそれでいい。そのために、誰かに聴いてもらうことってすごく必要な時間だと思います。聴いてあげる人は、ただ黙って聴いてあげる、それだけでいいんです。否定されることもなく感情を出せる場所、これがたくさんあるといいなって思います。モヤモヤした気持ち、吐き出せる場所をぜひ見つけてみてくださいね。私自身も、傾聴について少し学んでいきたいと思っています。


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