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【環境問題】食糧問題について考える

こんばんは!まなてぃーです🧜‍♀️
今日は日本の食糧問題について考えていきます。

近年、日本の食生活は大きく変わりました。
和食中心の生活から洋食化が進み、ファストフードやインスタント、レトルト、冷凍食品が登場しました。
コールドチェーンも発達し、世界中から好きなモノを選び気軽に食べられるようになりました。
しかし、それ故食べ物が必要以上に溢れることになってしまったのです。

食糧問題とは食に関するあらゆる問題を指し、その数は膨大です。

食の洋食化による脂肪や塩分過多、野菜不足等が招いた生活習慣病、
便利な食品の登場による食事の意味の喪失、
7つの「こ食」等多岐に渡りますが、
今日は中でも環境問題に繋がるような問題を取り上げていきます。

1.日本の食糧問題

贅沢な食生活と引き換えに起こっている問題が、食品ロスです。
規格外や賞味期限を気にした売れ残り、製造過程で出るクズや家庭での過剰除去、買い過ぎたり作り過ぎたり好き嫌い故の食べ残し…
日本では国民1人当たり毎日茶碗1杯分の食べ物が捨てられています。
とても身近で深刻な問題です。

また、食糧を海外からの輸入に頼っていることも大きな問題です。

日本の食糧自給率は40%に止まり、先進国でも群を抜く食糧輸入大国です。
異常気象や感染症、害虫等による不作、国家間トラブルで輸入できなくなった場合、
私たちは深刻な食糧不足に陥る恐れがあります。
輸入を限られた国に頼っていることも不安要素のひとつです。
これらは安全・安心できるものかどうかも分かりません。
また、以前取り上げたバーチャルウォーターの問題も関わってきます。
さらに、遠くから運ばれてくることで多大なエネルギーを使い、それだけ温室効果ガスを排出しています。
当然日本はこのフードマイレージもトップクラスです。

食糧自給率の低下には、農業の衰退も関係しています。
農業に関わる労働力の割合減少、工業化や都市化、耕作放棄地の増大等で農地が減少していることが原因に挙げられます。

2.対応

食品ロスを防ぐ為に各方面で取り組みが進んでいます。

生産者は、規格外のモノでも直売店やネットを通して販売しています。
納品期限を過ぎると出荷できないという食品業界特有の1/3ルールも見直されつつあり、ロスを防いでいます。

メーカーは、製造過程で出るクズや売れないモノをジュースやお菓子にする等工夫して販売しています。

量を選択できるようメニューに記載し、食べ残しを防ぐ飲食店も増えてきました。

無駄になりそうな食糧を集め、子ども食堂や福祉施設に届けるフードバンクの動きも活発です。

家畜の飼料や農作物の肥料にする食品リサイクル法の制定等、
環境に配慮したゴミ処理の仕組みもできています。

また、食糧を輸入に頼らない努力も為されています。

品種改良や温室栽培で食糧の増産を目指し、企業が参入する等農業の見直しがされています。

小麦は輸入品の中でも大きな割合を占めていますが、
パンやお菓子等の小麦製品に国産米粉を使用する動きも増えています。

地産地消の消費運動も高まってきています。

3.できること

食品ロスは、企業努力だけでなく私たち消費者の意識や行動によって大きく減らせるでしょう。
買い過ぎや作り過ぎに注意したり、可食部分を増やす工夫を考えることは、楽しみながらできそうです。

そもそも調理って、バランスを考えたり盛り付けを工夫したり、食べてくれる人のことを想いながらするモノで、
食べることだけが目的ではないはずですよね。

パンよりご飯、肉や油を取り過ぎていないか等食生活を見直すことは、
食糧や環境問題だけでなく当然健康への配慮にもなります。

地産地消を考える、旬のモノを食べる、援農体験をする等も、
自分にできる小さいけれど大きな一歩だと思います。

最近は、生きる術を持っているし自然環境にも優しいであろう
「農業できる人」って最強なのではと思っています。

自分も「半農半X」に興味アリ!👨‍🌾

食べ物がないと生きていけない私たちだからこそ、
(食べることが大好きな私だからこそ、)
いのちや届けてくれる人たちに感謝し、
身近な問題としてできることを行っていきたいですね!

今晩の我が家のメニューは鮭とキノコのホイル焼きでした。
おいしかったです。

See you on Sunday. 👋

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