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それを勉強してどうするの?

「それ、勉強してどうするの?」

私は、この言葉、身内、知人によく言われます。
あまりにもよく言われるので、時々、私がおかしいのかな、と思ったりしてました。

多分それは、
(私が専業主婦であったり、パート勤務がゆえに、関係ない高度な勉強をしているから、そんな資格とはほど遠いこと学んでどうするの?)
そんな意味が含まれていたのかもしれません。(被害妄想的になりますが)

それが、リスキングという言葉が新聞やニュースで話題になったら、当たり前のように、今度は「やっぱりリスキング?副業するの?」と言われるようになりました。

それはそれで、違和感を持ちながら、グンニャリとした笑いしかできなくなります。

私は、結果ありきで勉強しているより、世の中わからないことだらけにみえるから、勉強をしているだけでもあるのですが、なかなか他人に伝わらないものです。
「勉強好きなんだね」で、会話が次に進まないのは、悲しいです。
本当は、「あなたが勉強してきたことはどんなこと?」と聞きたいのですが、そこまでは発展しません。

今、中小企業診断士の勉強をしていますが、例えば、1次試験の経済学は、40年一度も触れたことがありませんでした。でも、とても楽しかったです。

行政書士試験も、40年ずっと法律も知らずに過ごしてきたので、何も知らないのは怖いなと思って始めたことでした。沢山の法律を学べたことは、随分私の向上心を上げてくれました。

それでも、知らないことまみれです。
今は、主人の定年間際になってきて、調べることも多いです。
(本当それこそわからないことだらけ!)

私は、学校で勉強していることは恥ずかしいこと、ガリ勉のレッテルが貼られるような学生時代を送りました。ガリ勉キャラ設定をされるのが不快で、勉強をやめちゃいました。

勉強することをオープンにすることができたのは40を過ぎたあたり。
それまでは、社会から取り残されたような感覚でしたが、霧が晴れたかのような没入感があったのを思い出します。

今は、リスキングという言葉で「勉強すること」が当たり前になりつつあり、私の生きづらさが少し緩和したような気がします。
リスキング、という社会が生み出した言葉によって認められてもらえた、というか。

これは、HSP気質という側面からも繋がるのですが、それはまた後日にお話ししたいなあとぼんやり思っています笑

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