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2023秋クールに完走したアニメまとめ

 なぜ昨年のまとめを(ry

 各アニメの短文感想です。おすすめ作品はタイトル末尾に☆を付けています。


アイドルマスター ミリオンライブ! ☆

「夢」ってなんだろう――。 忙しい毎日を過ごす中学2年生の春日未来は、自分の「夢」が何なのか、まだわからないまま。 765PRO ALLSTARSのライブチケットを偶然もらった未来は、会場で同じ中学2年生の最上静香と出会う。 幼い頃からアイドルに憧れていた静香。そして客席には伊吹翼の姿も。 3人が見つめる中、ステージの幕が上がる!

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 待ってた甲斐がある良アニメ。
 未来・静香・翼の信号機3人に絞ったメインストーリーが1クールアニメの見せ方としては成功で、要素的にはちょっとずれたら鬱陶しくなりがちな3人が鬱陶しくならないギリギリのラインで描かれていて凄く魅力的でした。特に「緊張しがちだけどひたむきに努力する性格で、ずっとアイドルになりたかった・なれたけど厳しい親から反対されている」静香は本当に応援したくなる女の子になっていて、Road to 最上静香としては完璧な物語だったと思います。
 その分信号機が話のメインに絡まない7,8話が微妙な出来だったり、最後のライブ回が2話にまたがったことで少しクールダウンしたりと言う点もありましたが、総じてすごくいいアニメ化だったと思います。

ウマ娘プリティーダービー Season3

これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ“ウマ娘”の物語。 幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、 自身もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック。 そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、 己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド。 強大なライバル、抗い難い運命などが立ちはだかる中、 信じる仲間の言葉や人々の声援を背に受け、 今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 ゲームも一時期プレイしていたので視聴。
 どこかで見た「このアニメはサブちゃん視点でのキタサンブラックなのではないか」という見方にはなるほどと思いましたが、全体的に「頑張っても上手くいかない・もっと上がいる厳しいレースの世界」という制作側が見せたい物語とキタサンブラックの競馬史に残る輝かしい成績が噛み合わないアニメだったな、と思います。確かに上には上がいる厳しい世界で足掻く物語ってスポ根の王道ですし、それがスポーツものにおいて一番盛り上がる筋書きだと言われたらそうですが……。
 作画は終始素晴らしくて、惹きつけられるところもたくさんありました。

③オーバーテイク!

「F4」、フォーミュラ4。 「F1」を頂点としたフォーミュラカーレースの入門カテゴリーで、 上級カテゴリーに優秀な若手ドライバーを輩出しており、 シリーズ発足以来、「モータースポーツの甲子園」としての役割を担う。 そのサーキットに、ひとりの男が足を踏み入れる。 眞賀孝哉。フォトグラファーとして活動しているが、 現在はとある理由によってスランプの渦中にある。 取材に訪れた富士スピードウェイで、高校生「F4」レーサー、浅雛悠の走りを 目の当たりにする孝哉。 その愚直なまでのひたむきさに、久しく感じていなかった胸の高鳴りを 自身の裡に蘇らせる......。 それをきっかけとして、彼は弱小チーム「小牧モータース」と共に、 悠を応援しその夢をえようと決意。 いつしか、性格も年齢も全く異なる悠と孝哉の人生は、互いに交錯していく——。

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 かつてのトラウマから人物写真が撮れなくなったカメラマンと、レーサーだった親をレース事故で亡くした少年レーサーの交流・成長の物語としては大変良かったんですけど、エンタメとしてはレース部分がイマイチ盛り上がりにくい流れになっていたり枝葉が多かったりと、1クールのTVアニメよりは刈り込んで2時間の映画版にした方が面白そうな気がしました。
 アニメ映画が一部を除いてほぼ爆死している現状でオリジナルアニメの映画版は厳しい、と言われたらそれまでですが……。

④カミエラビ

「神様、世界は今日も健やかに狂っています。」 都内私立高校に通う高校一年生のゴローには、「望み」や「夢」もなければ「野望」もない。 世界は彼にとって「無関心」なものであり、同じ学校の同級生であるホノカに淡い憧れを抱きながら、親友のアキツと変わり映えのしない退屈な日常を過ごしていた。 そんなある日、ゴローのスマートフォンに奇妙な通知が届く。 「あなたは選ばれました。願いを吹き込んでください」 悪質なスパムだと思ったゴローは「憧れのホノカとエッチなことがしたい」とつぶやく。すると翌日ホノカに誘われ、人気のないゲーセンでズボンを降ろされて…。 「大願成就、おめでとうございや~す!」 そこに突如現れた不思議な少女ラル。一連の出来事に混乱するゴローに、残酷な運命を告げる。 ゴローは「大いなる意志」に選ばれ、願いを叶えるため「神様」の座をかけて、他のカミサマ候補たちと最後の一人になるまで殺しあうのだと。 与えられた能力は「愚者の聖典」。自分自身に降りかかる「不幸」を代償に、世界の因果を捻じ曲げ、この世の理を自在に操る力。 真っ先にゴローを殺そうと現れた最初のカミサマ候補は、あろうことか憧れのホノカだった。 容赦なく襲い掛かってくるホノカに対して、ゴローがとった選択とは―? かくして、秘密を抱えたカミサマ候補達によるフェティッシュ・バトルロワイヤルが開幕する――!

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 バトロワ物なのになかなか味方側が死なないなと思ってたら2期に続くオチでうーん。2期が見たくなるほどこの1期で描けていたものがあったかというとそれも微妙なところで、この出来なら実は分割2クールでしたをやるよりも最初から2期ものであると明かしてほしかったな、と思います。

⑤鴨乃橋ロンの禁断推理

世界最高峰の探偵養成学校BLUEには、かつて類稀なる才能で将来を有望視された一人の天才がいた――。 BLUE開校以来の天才と囁かれた鴨乃橋ロンは在校中のある事件をきっかけに、探偵として致命的な“欠陥”を抱えたことで、BLUEを追放され「探偵」を禁じられる。 それから5年後。失意と退屈の日々を送るロンの元に警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が連続殺人事件への協力を求め訪ねて来たことで、止まっていたロンの時間が再び動きだす。 ロンの苦悩を知り、親切心からサポートを申し出る“ピュアなマヌケ”一色都々丸。そんな彼をロンは「トト」と呼び、二人での捜査に無限の可能性を感じると、トトをパートナーに指名する。 謎を解くロンと、捜査に動くトト。ちょっとワケありな凸凹探偵コンビが、ミステリアスな事件を華麗に解決していく……!!

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 原作は途中まで既読。原作と比べるとかなりブラッシュアップされてよくなっているアニメ化だなと感じました。原作だと鬱陶しいだけだったギャグがあんまり鬱陶しくない……!
 序盤がミステリーとしてはそこまで当たりではない、というのは承知の上で、ミステリーとして面白いなと思ったのは「弓道家殺人事件」「消えた白菜」(この2つはミステリ漫画のオールタイムベストに入るレベル)なのでそこまでアニメでやってほしいなあと思うのですが、2期までいってもやらなさそうな気はしてます。

君のことが大大大大大好きな100人の彼女 ☆

中学で失恋100回を達成した愛城恋太郎は、高校でこそ彼女を!と願い訪れた神社で、現れた恋の神様から「高校で出会う運命の人は100人いる」と告げられる。 しかし神様いわく、運命の人と出会った人間は、その相手と愛し合って幸せになれなければ死んでしまうという……。 次々に待ち受ける運命の人との出会いーーどうする恋太郎? どうなる100人の彼女!?

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 超面白かった! 運命の相手と結ばれなければ死ぬという、今後の物語を視聴者に納得させるための力技だけど考えられた背景に、全てのヒロインと向き合い彼女たちの幸せを最優先に行動するハイスペック彼氏主人公と、令和の今やるハーレムラブコメの最適解を見た気持ち。その上でヒロインはみんな柔らかい線で可愛く、毎回ハイテンションで濃いギャグも詰め込まれて満腹でした。唐音と静ちゃんの組み合わせ、いいよね……。
 原作も絶対面白いだろうと思いつつ、2期が楽しみです。

ゴブリンスレイヤーⅡ

「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」 辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという......。 冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。 それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だったーー

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 1期は楽しく見ていたんですけど、結局のところゴブリンスレイヤーに感じていた面白さは「いつ誰が死ぬともしれない緊迫感」であり、特に味方キャラが誰も死なないと分かってしまっている2期は作画的な見どころもなかったこともあり、微妙な出来でした。
 唯一、最終エピソードはゴブリンに尊厳凌辱された過去を持つ剣の乙女の再起の物語としていい終わり方だったと思います。

呪術廻戦 渋谷事変 ☆

最後に笑うのは、人か―呪いか― 「五条 悟は 然るべき時 然るべき場所 こちらのアドバンテージを確立した上で封印に臨む 決行は10月31日 渋谷」 2018年10月、特級呪霊による交流会の襲撃以降呪術高専内の緊張が高まる中、ついに内通者の正体が判明する。 果たして内通者は誰なのか、その目的とは―!? そして、2018年10月31日。 ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。“一般人のみが閉じ込められる帳”という高度な結界術に加え、一般人を介して告げられた「五条 悟を連れてこい」という指名から、上層部は被害を最小限に抑えるために五条単独での渋谷平定を決定する。 罠を仕掛け待ち構える夏油や真人ら呪詛師・呪霊達、そこに単独で乗り込む五条、さらには“帳”の外側に集結した虎杖、伏黒、釘崎、七海、そして数多くの呪術師たち。 渋谷に集結した呪術師VS.呪詛師・呪霊の かつてない大規模な呪い合いがついに始まる―!!

アニメイトタイムズ記事:2023夏アニメまとめ一覧【2023年7月放送】

 凄い。TVアニメはおろか、アニメ映画を含めてもこのレベルは早々お目にかかれないという程の凄まじい作画・演出で、毎週興奮しっぱなし&圧倒されっぱなしでした。原作既読でも手に汗握る緊迫感はなかなかないです。
 個人的ベストは虎杖vs脹相ですかね。凄まじい出来だったので死滅回游編も楽しみです。

進撃の巨人 The Final Season 完結編 ☆

世界を滅ぼそうと「地鳴らし」を発動させたエレン。無数の巨人たちが進撃を開始し、あらゆるものを踏み潰していく。 ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ハンジ、ライナー、アニ、ピーク、そして瀕死の重傷を負ったリヴァイ……。残されたものたちがエレンを止めるため最後の戦いに挑む。

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 ファイナルシーズン完結編後編ってなんだよとは思いましたが、終わってみるとすごく良かった……本当に良かった……。
 当時原作をマガポケでリアルタイムで追っていたのですが、あの時に「追っていてよかった」と心底思えた感動を追体験できました。漫画ではなかった追加シーンとして、エレンの罪に対するアルミンの「友として一緒に背負う」という答えは「罪を犯した人間は償うことはできないのか、反対に安易に許されていいのか」という問題の一つの回答として素晴らしかったです。
 いつか時間ができたらアニメ1話から見返したいですね。

SPY×FAMILY Season2

人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている―― 世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。 東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。 西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。 その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。 内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。 〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。 だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった! 3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。 ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 安心安定のコメディアニメ。ファミリー向けに人気が出たがゆえにヨルさんの設定との折り合いのつけ方に悩んでるんだな、と思いつつなんだかんだ楽しめました。アーニャが色々動いてるだけで面白いのがえらい。

⑪ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 ☆

入社3年目のブラック企業で身も心もすり減らす天道輝(テンドウアキラ)、24歳。 憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、絶望的な毎日を繰り返す中...ある日突然、街でゾンビ・パンデミックが発生! 大量のゾンビに追われるアキラは、絶体絶命の中「人生を変える言葉」 を閃く。 それは......「今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?」 告白、合コン、日本一周......!? ブラック企業から解放され、復活したアキラの 「ゾンビになるまでにしたい100のこと」が、いま始まる―――!!

アニメイトタイムズ記事:2023夏アニメまとめ一覧【2023年7月放送】

 ストーリーラインはそこまで特筆することはないですが、終始ビビッドで綺麗だった作画(だからラスト3話遅れたのだと思いますが)やポップな演出が楽しくて、アニメとして楽しいってこういうことだよなと感じ入りました。OPは今年一番のお気に入り。

ダークギャザリング ☆

霊媒体質の幻燈河螢多朗(げんとうが けいたろう)は、かつて霊障を受け、友人を巻き込んで以来引きこもりに。社会復帰すべく家庭教師を始めたところに、不思議な瞳を持つ少女・寶月夜宵(ほうづき やよい)と出会う。母親を悪霊に連れ去られた夜宵は、手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。 強い霊媒体質の夜宵だが霊に避けられており、そのため螢多朗の引き寄せ体質を必要としていた。一方、螢多朗は自分と大切な人の呪いを解くため、霊媒体質に対処できる力をつけることを決意し、二人は協力関係を結ぶことに。 最高にクレイジーな新感覚オカルトホラーがここに開幕!

アニメイトタイムズ記事:2023夏アニメまとめ一覧【2023年7月放送】

 序盤はなんだかんだバトル路線だからそこまで怖くはならないだろうと思って見続けてましたが甘かった。超怖い。卒業生が本格的に出てくる2クール目は本当に毎回怖くて、助けて夜宵ちゃん……と思いながら見てました。
 アメリカ的なびっくり箱的ホラー要素も、おどろおどろしい雰囲気で心胆寒からしめる純和風ホラー要素もどっちも含んだ、良質なホラーアニメでした。かなりいいところで終わっているので2期来てほしいです。

東京リベンジャーズ 天竺編

変わり果てた東京卍會を救うため、12年前にタイムリープして黒龍との聖夜決戦を勝利に導いた花垣武道(タケミチ)。裏切り者の稀咲鉄太を除名することにも成功したが、なぜか現代の状況は悪化する一方だった。 決意を新たに再びタイムリープしたある日、東京卍會は天竺と名乗るチームの襲撃を受けてしまう。混乱するタケミチの前に現れたのは、天竺の特攻服を纏った稀咲だった。 東卍史上最大にして“最後”の抗争に向けて、人生のリベンジは続く!

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 稀咲との決着編なんですが、最終回で明かされた稀咲の目的・数々の暗躍の裏側に腰砕け。お前そんな、流石に大人になってそれが理由でヒナを殺してるの心底格好悪いよ……お前しょうもないよ……。
 天竺との大合戦がなんだかんだ楽しかったり作中の悪役かつヘイトキャラの取り扱いが割と真っ当だったりと(流石にエマちゃん殺した時点でイザナが生き残る方がマイナス面強かったので)聖夜決戦編より面白かったです。この後の話もアニメ化するんでしょうか。
 ところで見ていて思ったんですが、ループ物の主人公が自分がループしていることを(信頼している人とは言え)周囲に明かしているの、あんまり見ない状況だな……。

Dr.STONE NEW WORLD ☆

全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。 超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚めた。 文明が滅んだ石の世界ストーンワールドを前に、千空は、科学の力で世界を取り戻すことを決意。 新たな仲間を集め『科学王国』を作りあげる。 しかし、そこへ霊長類最強の高校生・獅子王司率いる『武力帝国』が立ちはだかる。 人類の浄化を目指し、強大な武力によって科学の発展を阻止しようとする司。 科学vs武力の戦いは激闘の末、千空たち科学王国が優勢となり、両国は遂に和解する。 仲間の謀反によってコールドスリープ状態になった司、そして、全人類を復活すべく、科学王国は石化光線の発生源、地球の裏側・新世界を目指す! 世界に飛び出て石化の謎を解き明かす! 石の世界ストーンワールド大航海時代がついに開幕する――‼

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 過去クール含めて毎回見終わるために「今期はこの作品があれば生きていける」と思うのですが今回も同様で、終始わくわくしながら見ていました。卑怯さと脅威っぷりを兼ね備えたイバラが非常にいい敵役で、これどうなるんだ!? と毎回ハラハラしてました。
 次がファイナルということで、寂しくもありますが非常に楽しみです。

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima +

H歴。 武力による戦争は根絶された。争いは武力ではなく人の精神に干渉する特殊なマイクにとって代わった。 その名も「ヒプノシスマイク」。 このマイクを通したリリックは人の交感神経、副交感神経等に作用し、様々な状態にすることが可能になる。 H歴3年。 各ディビジョン代表のMCグループが戦い、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる「ディビジョン・ラップバトル」が開催されるようになった。第二回ディビジョン・ラップバトルでは、第一回のファイナリストである「Buster Bros!!!」「MAD TRIGGER CREW」「Fling Posse」「麻天狼」に加え、「どついたれ本舗」「Bad Ass Temple」が決勝トーナメントへ進出し、勝敗を決した。 時は第二回ディビジョンラップバトルの終了直後――…。 ディビジョンを背負う男たちが挑む、新たな戦いが開幕!

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 前半は各ディビジョン紹介、後半は明確な敵キャラが登場し各ディビジョンが力を合わせて立ち向かう、とホビアニの劇場版のような作品でした。敵キャラの背景を作りこんでいただけあって最終的には面白かったんですけど、ひたすら謎解きやってる3話くらいが本当に虚無だった(2ディビジョン合同の新曲を出したい、と言うのはわかりますが)こともあり、これも1クールのTVアニメではなく2時間の劇場版にした方が面白かったのでは、と思います。

Helck

魔界のとある国。一人の勇者の手によって魔王が倒され、新魔王の座をかけた競技会が開かれることとなった。 大会責任者の帝国四天王ヴァミリオは、敵であるはずの人間の勇者ヘルクの参加に激怒する。 決勝戦を前に魔王ウルムの城が陥落した一報を受け、ヴァミリオはヘルクを含む決勝に残った選手たちと共にウルム城奪還へと旅立った。 笑顔で「人間を滅ぼそう」と語るヘルク。 果たしてその言葉は本心か? 笑顔に隠された真実とは……

アニメイトタイムズ記事:2023夏アニメまとめ一覧【2023年7月放送】

 1クール目はまだそれなりに面白かったんですけど、ヘルクの過去話が始まる2クール目からは「ある程度分かり切った悲劇をそんなに丁寧に騙られてもなあ……」と退屈でした。多分漫画で読んでいたら気にならなかったと思いますけど、アニメで毎週やられると正直苦痛で、これだったら原作だけ摂取して見なくてよかったなあ、と思いました。

⑰魔法使いの嫁 SEASON2

すべてではない。けれど、エリアスを、自分を受け入れることができたチセ。 カルタフィルスがひとときの眠りにつき、日常を取り戻した彼女の元に届いたのは、魔術師たちの相互扶助組織『学院』への招待状だった――。 大英図書館の地下……今までとは違う魔術師達の社会。”人”との出会いと交わりが、新たな扉を開いてゆく。 これは、私(あなた)を救う為の物語。

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 1期を経てチセさんが過激に自立したこともあり、新たな鬱屈系ヒロイン・フィロメラを主軸に据えた学園編でした。
 学園全体の雰囲気を描くためというお題目はあったとしても2クールという尺を持て余している感じはしましたが(終盤まで本筋が分かりにくかった)、被虐待児フィロメラの救済と自立の物語として成り立った終盤はとても面白かったです。
 新作の予告も出ましたが、今度はどういう舞台になるのでしょうか。

⑱ミギとダリ ☆

1990年2月、神戸市北区オリゴン村。 児童養護施設で過ごしていた双子の少年ミギとダリは、ある日裕福で穏やかな老夫婦、園山夫妻に養子として迎えられる。 しかしそれはふたりの少年「ミギ」と「ダリ」としてではなく、ひとりの少年「園山秘鳥」としてだった。 二人は正体を隠し、園山秘鳥を演じながらオリゴン村に溶け込んでいく。一体何のために二人で一人の人間を演じているのか。そこには大きな秘密と恐るべき目的があった。

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 原作者である漫画家:佐野菜見氏の早逝がひたすらに惜しまれる傑作。シュールギャグから始まりミステリー・ラブコメを通ってサスペンススリラーに変貌し、最終的にヒューマンドラマに落ちる、1クールでこれだけシームレスにジャンル変遷して、なおかつ全部の過程が面白い、という非常に稀有なアニメでした。一条母怖すぎる。2人が1人を演じるアニメとしてエピローグの落としどころも完璧でしょう。最終回はだいぶ泣きました。
 ところであらすじをコピペして舞台が神戸であることに今更気づきました。(絶対日本じゃないだろこの世界とは思いつつ)日本の田舎村が舞台なのはわかってましたが、神戸だったんだ……結構都会では……。

柚木さんちの四兄弟。 ☆

親を数年前に亡くした柚木家四兄弟。一家の大黒柱で、苦労人の長男・隼(はやと)、クールで”釈迦”と呼ばれる一面がある一方、湊が大好きで全てを「かわいい」と許容するブラコン気味の次男・尊(みこと)、元気で兄弟思いだが空回りをしがちで不器用な三男・湊(みなと)、しっかりもので”仙人”と呼ばれ達観している小学1年生の四男・岳(がくと)の四兄弟による、家庭で、学校で、ご近所で巻き起こる日常が描かれます。

アニメイトタイムズ記事:2023秋アニメまとめ一覧【2023年10月放送】

 少女漫画誌連載作品と言うことにうなずけるヒューマンコメディ。1~2話完結のヒューマンドラマものとしては毎回落としどころが上手くてああこういうことあるよね~と言った共感やそう思うこともあるのか~といった気づきが随所にあって、終わってみると満足度の高い良作でした。隼兄ちゃんが熱を出した回が一番お気に入り。
 最後に死んだ両親の墓参りで締めくくる流れも美しかったです。

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-

幕末の動乱期、“人斬り抜刀斎”と恐れられた志士がいた。 その男は、新しい時代の到来と共に人々の前から姿を消し去り、「最強」という名の伝説と化していった。 時は流れ――明治十一年、東京下町。 逆刃刀を腰に下げ、不殺を誓う旅の剣客・緋村剣心は、神谷活心流の師範代・神谷薫と出会う。 剣心は、活心流を騙る辻斬り「人斬り抜刀斎」の事件を解決したことをきっかけに、薫のもとに居候することとなる。 東京府士族出身の明神弥彦、喧嘩屋を称する相楽左之助といった仲間たちとの出会い 過去の因縁によって戦うこととなる宿敵たちとの対峙。 新しい時代を懸命に生きる人々による明治剣客浪漫譚、ここに開幕――!

アニメイトタイムズ記事:2023夏アニメまとめ一覧【2023年7月放送】

 原作既読で原作への思い入れがそれなりにあるので2クール観ましたが、もし原作未読だったら序盤で切っていただろうな、と思う出来でした。声優は問題ないと思うのですが、悪くはないけど良くもない作画(恵さんはもっと美人だと声を大にして言いたい)、終始平板な演出と、ただでさえハードルが高くなりがちなリメイクアニメとしてはかなり微妙な仕上がりで、武田観柳戦が声優の怪演もあって面白かった以外は正直見所がないアニメでした。実写のアクション凄かったな……。
 2期も見るけど、少しは全体的に良くなってほしいですね。

以上。
秋クールはアニメが多いなあ~と思っていましたが、こんなに見てたのか……びっくりですわ……。

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