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山葡萄のつるへの情熱たるや

2年前からかカゴ編み教室に通っている。籐を使ってカゴ編みの基本を学んできた。目標は山から採ってくる山葡萄のつるやアケビのつるを使って、カゴ編みをすること。山葡萄のカゴは、その希少性と工程の難しさから高値で取引きされ、伝統工芸品としてもファッションとしても取り扱われる。
今年、秋から初めて山葡萄を扱い始めた。待ちに待った山葡萄。初めての山葡萄は美しくて力があり、まさに自然の賜物。嬉しすぎて、テンション爆上がりの私は、作りかけの山葡萄のカゴをいつでも見られるように、ソファーや食卓に置いて離せない。何なら、カゴをオカズに白飯が食べられそうなほど。
この三ヶ日は、カゴを撫でまわしながら過ごした。何とも幸せな3日間。食卓やキッチンで山葡萄のつるを使ってカゴ編みしていたら、寛容な夫からは少し呆れられた。遊びの先輩である元上司からは、指関節やられるから気をつけろと忠告されたが、この熱はなかなか抑えられない。


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