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"逃亡日記" 第八夜 こんな時こそアートのちからを「上野リチ展」

ロシアのウクライナ侵攻が始まって…こんな世界から逃げ出したくなってしまう日々。こんな時に…いや、こんな時だからこそ見て欲しい"上野リチ"の放つ生のエナジー✨

グッズの絵はがきがかわいすぎる…❤️

上野リチはウィーン生まれのデザイナー。
あのウィーン工房(当時最先端にカッコいいデザイン事務所‼︎)でテキスタイルやドレスをデザイン。
建築家のパートナーと結婚後は京都を拠点に世界で活躍。
人生で2度の戦争を経験し、たのしいことばかりの人生でなかったと思うけど、晩年の笑顔もとってもチャーミングだったのが印象的でした。

↑…こ、このchic×モダンなドレスも上野リチだったー😆(ずっと大人カワイイ&coolだなぁって見てた✨)

リチ特有の明るい色彩と、美しく力強く生命力に満ちたデザイン…コレが第二次世界大戦中の輸出用テキスタイルデザインなのか‼︎…見ているだけでハッピーな気分になれる…♡

1940年代はウォールックの時代。
(映画カサブランカのバーグマンを思い出して)
戦争が長引き物質が無くなっていく暗い世の中で、デザイナーたちは少ない布で作れる小物や靴や帽子をデザイン。
リチの明るい色彩のテキスタイルは、当時の家庭で小さくても明るい光を放ってたんじゃないかな?

日本の民藝品デザインしたり、ファンタジックなバーをデザインしたり、プリンスホテルの壁紙デザインしたり…(リチこけし…かわいかった♡)京都市立芸大で教えたり。

どのデザインもchic&coolなのに、どこかおとぼけなモチーフやふわっと温かく優しい色あいがリチっぽい。見る人や使う人をふっと笑顔にする力、"うん。もうちょっとがんばろ"と勇気づけられる力がある。

こんな時代、ときどき生きる力を見失いそうになるから、美しいものや可愛いもの観て、生きてる喜びを取り戻そう✨

(私は京都で観たけど、東京・三菱一号館で5月まで開催中!)

おばーちゃんになっても、こんな風にチャーミングな笑顔でいたいな😊

読んでくださってありがとう🌟ぽちぽち書いていきますね。