老犬介護の思い出。

ご家族の介護の事をかいていらっしゃる記事を読んで（人間の介護と、老犬の介護では苦労の重さが違うので失礼で申し訳ないのですが）、自分が愛犬の介護をしていた時期を思い出しました。
犬の話で本当に申し訳ないのですが、介護は大変ですね。
私は、認知症になってしまった犬の介護をしていた１年半くらい、Ｘ(旧Twitter)で、毎日、何十回も、「死にたい」ってツイートしてました。
犬が小刻みにしか眠ってくれなくなってしまい、三時間くらい毎に起きて疲れて寝付くまでずっと「キャオーン、キャオーン」と鳴き続けてぐるぐる歩き回る症状になっていまして（この症状は認知症の犬にはよく見られるものだそうです）、仕事をしている旦那に負担をかけるわけにはいかないと思い24時間ひとりで介護をしていたので、三時間ごとに犬が起きたら私も起きる事になってしまい、結果、纏まった睡眠がとれず「寝た気がしない。24時間ずっと眠い」という状態になり、人間は睡眠を満足に取れないと精神状態がおかしくなり譫妄や希死念慮が現れるという実験結果もありまして、まあ、その実験の通りに私も極度の睡眠不足でメンタルが崩壊して「死にたい」とツイートしないと自殺しそうなギリギリの状態になっていたんです。
あの時期のフォロワーさんのTLには、毎日「死にたい」ってツイートが何十回も流れていたわけで、大変申し訳なく思います。
ミュートされまくってると思う(;^_^A

一番辛かったのはメンタル病むレベルの睡眠不足ですが、二番目に辛かったのは排泄物の掃除でした。
認知症になってからのうちのワンコはお腹が緩くなっていて、脱水症状になるほどではないですが、いつも柔らかいウンチをしていたんです。で、ぐるぐる歩き回る症状があった。ウンチをした時にすぐに気付いて片付けてあげないと、ウンチを踏んでリビングのフローリングの床の上をぐるぐると歩き続け、ドーナツ状にウンチの道を作っちゃって……
それを二時間くらいかけて汚れが取れて臭いが薄らぐまで雑巾で何度も何度も何度も水拭きするのが（フローリングの板の間の細い溝にウンチが入り込んでいるので、溝も一本ずつ竹串と雑巾での掃除が必須）泣くほど辛かったです。
ケージに入れる事も試してみたんですが、認知症になる前はリビングで自由に過ごさせていたので、柵で囲ったスペースに入れた途端にワンコに絶叫されてしまって無理でした。
もともとすごく甘やかして飼っていたので、認知症になったからと急に環境や対応を変えるのは、さすがに出来なかったですね。
それで24時間、犬に付きっ切りになっていました。
汚されるのは床だけでなく、毛布も気を付けていても汚れるので、毎日、時間問わず洗濯してました。←部屋干しして除湿器の風を当てて乾かす。
あの頃は、一日中、掃除と洗濯をしていたなぁ。睡眠不足で重度のうつ病になっていたので泣きながら。

一年半、まったく余裕が無くて、犬が起きてる時はずっと鳴き声がうるさくて集中できないので本を読んで気晴らしをする事も不可能でしたし、アニメを一話観る時間すら取れなくて……
ウンチをした時に気付かないと大変なので、もちろん、外出は不可能でした。かなり酷い抑うつ状態で、毎日「死にたい」とツイートしていた状態だったんですが、犬から目を離せないので通院もままならず、病院に行けなければ処方してもらえないので、本当に必要な時期に睡眠導入剤も抗不安剤も無しで、ただただ毎日「死にたい」とツイートしてボロボロ泣いて過ごしてました。
一年半後、ワンコは亡くなり、その後はペットロスでメンタルがボロボロになり、うつ病でメンタルクリニックに通院し続け、希死念慮は徐々に薄らいでいったのですが、いつまで経っても睡眠障害が改善せず、レキソタンと睡眠導入剤の断薬は難しく、障害者手帳を申請しました。

うつ病の原因は複合的なもので、犬の介護はうつ病を更に悪化させただけのファクターで、犬は可愛かったし愛しているので、うつ病の主な原因ではありません。
鬱の原因は、異常なネットストーカーに六年半も粘着された事（なんと介護中も粘着されていました）、誰も理解してくれなかった事、自分が虐待サバイバーである事、暴力を振るい金をせびってくる親族と絶縁する為に地元の友達とも絶縁せざるを得ず孤独になった事、犬から目を離せない性格なので外に働きに行けなかった事、学歴が低いのと職歴が漫画と小説しかないので就業が困難である事、結婚当初から漫画の仕事に関して旦那のモラハラが酷かった事、描きたい時期に描けなかったとか虐待で部活をさせてもらえなかったとか実家では全く自由が無かったとか親がクズで勉強させてもらえなかったとか、色々あります。

日頃から「人生辛いな。もう何もしたくねえ」等と思ってダラダラ生きているので、人様の書かれた介護の記事を読んで、ブワッと様々な思いがこみ上げました。
介護は辛かったけど、犬と過ごした時間はとても愛しい時間だった。
精神的な理由で潰れてしまったけど、創作は楽しかった。
嫌な事より楽しい事に目を向けた方が良いな、と。

なにより、私と違って、苦労しながらも、それに潰されずに、自分らしく創作活動をなさっているひとがいる事に感動しました。

私はちょっと嫌な事があると、すぐ憂鬱になって創作の手を止めてしまうので、これは良くないなと思います。前々から思ってたけど、時間を無駄にする事は命を無駄にしているという事だなぁと……
まあ、嫌な事が起きてショックを受けると抑うつ状態になって何もできなくなってしまうのがうつ病の症状でもあるんですが……

なんとか良い感じになりたいです(*´ω｀*)