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LINEだから実現できる新しい世界への挑戦が、自分の人生におけるミッションかもしれないという話。

はじめまして。
この度、noteに寄稿させていただくこととなりました、
株式会社オプトの宮﨑大央(だいお)と申します。

LINE社が主催する広告プロダクトの分科会に参加したことからお声がけをいただき、投稿することとなりました。宜しくお願い致します。

noteで定期的に連載をしていくにあたり、はじめに自己紹介をさせていただきます。

1. 2015年からLINEのBtoB商材をほぼ全領域で販売・運用してきた経験

宮﨑さん自己紹介FMT

私は新卒で2015年4月に株式会社オプトに入社しました。
1か月の新卒研修を終えた後、アドテク関連の部署に配属になったのですが、そこでDMPやDSP・3PASといったテクノロジーを学びながら、運用型広告の基礎を身に着けました。

アドテク関連の部署にいたのは2か月ちょっとではありましたが、いまでもこの基礎知識が活きていると実感しています。

2015年7月、LINE関連の部署の立ち上げに際して、配属後2か月で異動という珍しい経験をしました。
そして、ここから私のLINE人生は始まりました。(今年で6年目)

最初は、LINEビジネスコネクト関連のソリューションである「TSUNAGARU」とセットでLINE公式アカウントや純広告などをセールスする「ソリューションセールス」として活動をしていました。

その後、2016年の年末ごろに、今後のLINE公式アカウント運用をより洗練してお客様に提供していくためには専門の戦略コンサルティングチームが必要だと考え、当時の部長に上申し自らがチームマネージャーとなって「コンサルティングチーム」の立ち上げを行いました。

ここからは、セールス職と違って新規セールスや売上管理等を担務しないようになり、代わりにLINEというプラットフォームの最適活用を考える戦略コンサルタントとしての活動がメインになりました。

そして2020年現在は、コンサルティングチームのマネージャーと、LINE関連のソリューション企画・開発の全体を取り仕切るプロダクトマネージャーを兼任しながら、日々企業のLINE活用のあるべき姿を考えています。

2015年から、LINEのBtoB商材をすべて学び、提案・販売してきたこともあって、LINEを活用した提案の提案社数・コンペ参加数・運用経験はおそらく市場の中でトップクラスだと自負しています。この経験だけはLINE Frontlinerの皆様にも劣らないのでは?と手前味噌ながらも考えています。(こんなこと言って大丈夫かちょっとビビってますが…笑)

このような経験をしていく中で、いろいろと“思うところ”もできてきたのが2‐3年目でした。

2. LINEの活用意義・価値を追求し続けた現場コンサルタント時代

宮﨑さんアワード

LINEを販売・運用していく中で感じていたことは、そもそも指標設計がされていない運用や、指標がCPAやROASに設定されているアカウントの運用で起こっていたLINE運用における「運用モデルの限界」でした。
(参考記事)

この結論に至るまでにもいろいろありました。LINEの活用幅を考え新しい施策をたくさん考え、提案し、いっしょにチャレンジをしてくださる企業様と共に、新しいLINEの流行施策をいくつも生み出してきたと思っています。

例えば、CTRを最大化させるために何かいいものはないか?と考え、「iOSでも透過Pngが透過されるようになったアップデート」があった際に、いまや鉄板施策となっている「透過バナー施策*」を担当クライアント様全社に提案したり、CVR改善のために、LINE経由のサイト訪問者に対してのダイナミックリターゲティング施策(カート落ち配信等)をID連携無しで実現できる施策を普及させたり、古くはCVR改善のために外部ブラウザ起動パラメータを自社全アカウントに対し、利用を推奨したりしました。

こういった施策を、LINEの細かいアップデートやUIの特徴をかじりついてみながら、脳みそから血が出るほど考え抜いてアウトプットし続けました。

*注:透過Pngを使ったCTR改善施策のことで、一般的な正方形のリッチメッセージと比較して、レイアウトなどでユーザーの注意をひきやすくなることが要因でCTRが高まる施策。

ただ、そんな流行り施策も一つの指標を改善するための一過性の飛び道具でしかなく、それらを束ねる「戦略の黄金律のようなものではない」ということを、コンサルティングさせていただく企業様の事業成果を見て感じるようにもなってきていました。

LINE活用は企業様の業績を上げる一つの手法として有効ではあるものの、LINEをどんなにうまく運用できても、企業様の業績を強力に押し上げる事ができないという無力感を感じていました。

企業様の事業成果改善のためにLINEでできる事は何か?と考えてみると、「顧客との接点最適化」が最も真価を発揮するのではないかと思います。

それは広告のコミュニケーションとしてもそうですし、CRMのメッセージングチャネルとしてもそうです。

最終的にはサービス提供のためのUIとして利用をするなど、事業を運営する上でいままで実現できていなかった顧客とのつながりを、LINEがある事で作る事ができるというのが最大の価値なのではないか?と考えています。

そう考えている理由は簡単には語り切れないものなので、今後の連載記事の中でご紹介していきたいと思っています。

3. これまでの人生の中で感じてきた「自らのミッション」

ベルセルク

さて、少し話は変わりますが、なぜ私が6年近くもLINE関連の仕事に携わり続けているのかという部分も少しだけご紹介できればと思います。

私は幼いころからなぜか「自分は何をすべきなのか?」というミッションのようなものを常に考えながら生きてきました。

私の好きなマンガ「ベルセルク」に、「生まれてしまったから、仕方なくただ生きる・・・そんな生き方、オレには耐えられない。」(※引用元: ベルセルク6巻)という言葉があるのですが、まさにそのイメージです。

そんな中、社会人になってから出会ったLINEというプラットフォームが、もともと私が感じていたミッションのようなもの果たすためにとても有力なのではないか?と感じているのがこの仕事をずっと続けている理由です。

私がいままで感じていたミッションのようなものをざっくりお話しすると、「社会の仕組みを良くするためにアイディアを出すこと」といったところです。

社会に対して常に不満を抱いていたこと、そしてそれに対して改善のアイディアをついつい考えてしまうこと、割と物事の要旨をつかむのが得意なことなどを踏まえ、自分は将来政治家になるべきなのではないかと高校~大学時代には思っていました。

自分にそんな大層な事ができるのか?ということは棚に上げて、「やるべきだからやる。」という変な使命感でそう考えていました。

ちなみに社会に出てみてからは、自分にはそんなに大きな事はできないかもしれないと、自分の弱さや小ささを痛感するばかりです。

そんな中でも、少なくとも自分の手の届く範囲はもっと良くしようと考えてはいて、LINEの戦略コンサルタントとして働いている自分が社会を良くしていくためにやるべきことはなにか?と日々考えてしまうのです。

4. 「LINEだからこそ実現できる新しい世界」へ挑戦

起業

ここまでお話したようなミッション観がどうこのnote寄稿というお仕事につながっているのか?というのがこの自己紹介のオチです。

いま自分が何をすべきか?という問いのいまのところの答えはこうです。

LINEに関する知識を豊富に持っていて、社会を良くしたいと思っていて、アドテクやその他テクノロジーに興味があるという組み合わせの自分が社会をよくするためにやるべきことは、「LINEを最大活用してこそできる、新しく楽しい社会の実現」なのでは?という話です。

少し具体的に、ユーザー目線でいろいろと感じている事をお話します。

・一方的に見せられる広告は自分事化しづらく、ほとんどスルーしてしまっている。
・でもたまにCMやウェブ広告でも新しい良いサービスと出会えることはある。
単純にうれしいお知らせもある。(好きなファッションブランドのタイムセールとか)
・もっと自分にメリットのある新しいサービスを知りたい。
・広告が一部の情報だけをみて自分を判断してターゲティングしてきたキャッチコピーが刺さらない。
・個人情報を提供するから欲しい情報・意味のある情報だけを選んで届けてほしい。。
・コンテンツの邪魔になるような広告の出し方はしないでほしい。

こんなところでしょうか。

上記の課題感を解決する最も近い概念にあると思っているのが「Brave」というブラウザです。

Cookieなどのトラッキング情報をユーザーがオプトインで提供すると、そのメリットとしてトークンを得られる、ユーザー自らが広告をターゲティングさせるための情報を企業に売っている状態です。

これをもっと高レベルでセキュアかつ高精度でやればいいのではないか?そのもっとも近い概念にあるのがLINE社の打ち出している「LINE ID Passport」構想×「LINE Token Economy」構想だと思っています。

LINEという信頼できる第3者に自らの個人情報をオプトインで預けて、その都度信頼のおける会社にだけ登録したPassportを見せてあげる。

そうするとその会社は、自分でデータを取得せずともユーザーに対して最適な情報を提供出来たり、最適なサービスを提供できたりする。

こういった世界観が実現されることをひとりのユーザーとしては期待しています。

このような世界観はLINE社がやらずとも誰かがいつかは実現する、なるようになると私は思っています。

でもそれでいいのか?私たちの生きている時代に、私たちの手でそんな面白い未来を現在にしてしまうことができたらステキなんじゃないか?そう思っています。

この世界観の実現だけが私のやりたいことのすべてではないのですが、こういった望まれる社会改革をどんどん実現していくことができるプラットフォームとして、LINEは非常に有力だと思っています。

LINEと関わる仕事を長年続けてきているのは、こんな思いがあるからです。

「LINEをうまく活用する・LINEを活用して事業成果を出す」なんていうのは、知見をもっている我々がとっとと体系化して、世の中に広げていけばいい。

アービトラージで儲けて何の意味があるのだろうか?そんなことよりも、豊かな社会を作っていくことをみんなで考えて、LINEと一緒に作れる未来、例えば完全オプトイン=「人が人生の選択を自ら選べる状態」を実現できないだろうか。

そういった、LINEがあるからこそできる未来の実現を、微力ながらサポートしていきたいと考えています。

こんな思いを胸に秘めつつ、まずはLINEをうまく使いこなすためのノウハウを企業様にお伝えするところまでをこのnoteの連載記事を通してお手伝いして、その先にある新しいチャレンジを、企業様・LINE社様・そして我々広告代理店の力を合わせて早く実現していきたい。

そういう思いで、執筆を行なっていきたいと思っています。

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