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LINE広告は効果が出ないと思っていませんか? LINE広告の3つの進化と活用のポイント

突然ですが、皆さんはLINE広告をご利用していますか?またそれはいつからですか?

皆さんこんにちは。株式会社オプトの野嶋友博と申します。

私自身、LINE広告がローンチされたタイミングから活用をさせていただいていますが、特にここ1年間の広告メディアとしての進化が大きく、これまで以上に使いやすいものに変わっていっている印象が強くあります

その一方で、「数年前にLINE広告の利用をしていたが、その際に広告パフォーマンスが合わず、良いイメージを持っていない」という広告主さんが多いことも事実です。

そのため今回は、過去LINE広告を使っていた広告主さん向け、LINE広告の3つの進化と活用のポイントについてまとめていきます。

1. 自動最適化配信のリリースとアップデート

かつてのLINE広告は年齢・性別や興味関心など、ターゲットの属性に合わせて細かくターゲティングを設定し、配信することが主流な考えでした。

それが現在では配信する商品に興味を持ってもらえるユーザーを自動的に発見し、最適な入札価格帯を見つけ広告効果を合わせてくれる自動入札機能が発達しており、これを活用することが一般的です。
※LINE広告では、この機能を自動最適化配信と呼んでいます。

あらゆる配信目的に応じた自動最適化配信がリリースされており、2020年6月時点では8割以上のLINE広告アカウントが自動最適化配信を取り入れています。

こうした学習最適によって、より精度の高い配信を行うことができ、LINE広告のローンチ初期よりも大幅にパフォーマンスを出しやすいメディアになっています。

自動入札

▼自動入札の活用ポイント:最初の40人を誰にするか?

自動入札と言っても、最初から精度の高い配信ができるわけではありません。その商品・サービスごとに相性の良いユーザー見つけるための学習必要期間・必要データが存在します。

LINE広告の自動最適化配信においては、最初の40CVが学習に必要なデータとなり、この40CVを誰にするか?が精度の高い配信を行うポイントです。

ここを加味せずに、はじめから幅広いターゲティングをしたり、ユーザーを絞り込まないクリエイティブ表現の広告を配信してしまったりすると、本当にその商品・サービスを活用したいユーザー以外のデータも含めた学習がされてしまい、正しい自動入札が機能せず配信精度が担保されなくなっていまいます。

この点に注意をして自動入札を活用してみることが大切です。

2. 掲載枠の拡充。LINE広告はインフィード型からディスプレイ型へ。

この1年間前後で最も大きなアップデートと言えば、LINE広告の配信面としてSmart Channelが追加されたことです。

Smart ChannelとはLINEのトークリストの最上部に位置する広告掲載枠。

コミュニケーションアプリを起点に発展してきたLINEにとっては一丁目一番地と言える場所になります。

トークリスト

当然利用ユーザーについても他の掲載面に比べて圧倒的に多い場所になりますので、LINE広告のインプレッション(表示回数)の総量についてもこの1年で大きく増加しています。

在庫量

出典:2020年12月期 第3四半期 LINE社 決算補足説明資料


言ってしまえば、LINE広告はようやく広告メディアとしての本領を発揮し始めたのがここ1年、ということになります。それ以前に配信をしていたが配信効率が合わなかった経験がある広告主さんは、このタイミングで再チャレンジすることで全く違う数字が出てくると思います。

▼拡充された掲載枠の活用ポイント:小さい掲載枠に適したクリエイティブを配信する

前述のようにSmart Channel面を中心として掲載枠が拡充されていったことにより、LINE広告の掲載枠は相対的に小さくなっています。

タイムラインやLINE NEWSなどの広告掲載枠の大きい在庫が多い状況でしたが、2020年11月現在では、画面占有率20%未満の小さい掲載枠が大半となっています。

私はこれをLINE広告はインフィード型からディスプレイ型に変化した、と表現します。

占有率

そうなると、配信するクリエイティブについても小さい枠に適応したものにしていくことが必要です。

例えばLINE NEWSに広告が掲載されることを前提に考えると、バナー内の細かいコピーはほとんど読むことができません。

端的且つ文字数の少ないコピーでアイキャッチを取ることが必要になります。

このように、小さい掲載枠に配信される機会が多いことを前提にクリエイティブ表現を工夫していくことが大切です。

3. クリエイティブフォーマットの多彩化

前述した掲載枠の拡充に伴い、広告クリエイティブのサイズ・フォーマットも追加されています。

従来は静止画クリエイティブが主流な配信手法でしたが、現在では動画フォーマットやカルーセルフォーマット、Smart Channel面などの小さい掲載枠専用の広告サイズなど多彩化しています。

これから

上記追加されている新しい広告フォーマットやサイズはいずれも従来の静止画フォーマットに比べて表現の幅が広いものとなっています。

過去LINE広告を配信した際に、商品やサービスの特徴やベネフィットを十分に表現しきれず、広告効果が合わず辞めてしまった広告主さんにおいても、このような新たな広告クリエイティブの活用でパフォーマンスを拡大した配信ができるかもしれません。

▼多彩化したクリエイティブフォーマットの活用ポイント:全フォーマットとサイズを網羅する 

新しい広告フォーマットをリリースした直後は、各代理店さんや広告主さんは決まってそのフォーマットの配信に注力します。

なぜなら、新しい広告フォーマットは、ユーザー目線で目新しいもので反応率が高い傾向があるためです。

しかしながらLINE広告は成長を続けているメディアですので、こうした新しい広告フォーマットやサイズが次々とリリースされていきます。

こうした状況で特定の広告フォーマット・サイズに依存した配信状況であると、気づかないうちに、新たな掲載枠やユーザーへの配信機会の損失に繋がる可能性があります。

新しいリリース情報への適応に傾倒しすぎることなく、網羅的に各広告フォーマット・サイズを配信することが、変化の激しいLINE広告で成果を高めるためのポイントになります。

上記3点の他にも、LINE広告にはここ1年でアップデートされた新機能がたくさん存在します。

昔と今の変化とポイントを明らかにすることで、効果を合わせて再チャレンジするきっかけが見えてくると思います。

広告主さんがLINE広告を活用するタイミング、または代理店さんがLINE広告を提案する際にはこの点を重視して取り入れてみることをお勧めします。

本稿もありがとうございました!

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