私のアイデンティティ -academia編-
北京生まれ、東京育ち、ヨーロッパ在住7年目。
ようやくアイデンティティの輪郭がはっきりしてきた。
私はどこへ行ってもマイノリティである。
自分で選択することのできる研究分野でさえも、ゲージ理論という、所属している研究グループ内でも15%くらいの人しかやっていない分野に手を染めてしまった。
女性の理論物理学者は徐々に増えてきているものの、東アジア人女性となると宇宙論界隈では博士以降のポストにいる人は自分以外に見たことがあるか怪しい。
…😳。これは今書いてて初めて気がついた。そっかあ。そりゃあ学会で驚かれるわ。
趣味はステレオタイプをぶち壊すことです!なーんてね。
博士課程開始当初、研究グループがまだ小さくて、シニア白人男性だらけで、そんなの研究に関係ないし気にしてなかったんだけど、
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