スピリチュアルが苦手な人へ|スピリチュアルに頼っている人の心理
今回はスピリチュアルに頼りすぎてしまっている人の心理とその対応方法を紹介します。
スピリチュアルに頼りすぎる人の心理
スピリチュアルに頼ってしまい、もはや他力のように見える人に私も出会ったことがあります。
まず、こういう人の心理や状況を解説します。
①耐えられないほど嫌なことがあった
途方に暮れている時、と言い換えることもできると思います。
心の底からどうしたらいいかわからない時に神頼みしたくなって、スピリチュアルを心の拠り所にしている状態です。
日本人には最終的な受け皿になる確固たる宗教や神様がないので、こういう心理になってしまうのかもしれません。
この場合は前向きに立ち直るための一時的なパターンと、完全にスピリチュアルに頼る体質になってしまう慢性的なパターンがあると思います。
②目に見えない何かに全て頼ろうとする他責の心理になっている
スピリチュアルの考え方や存在を知り、「これに頼れば、目に見えない何かが何とかしてくれる」という他責の状態です。
自分の中で心の支えにしている程度であれば良いのですが、スピリチュアルに人生を丸投げしてしまっている人も散見されます。
私自身もスピリチュアルに落としどころを見出していることがあります。
それは、「死」についてです。
死後の世界や生前について、科学的にわからないことは考えてもしょうがないと思っていても、答えが欲しくなる時ってあります。
そこで、自分の中で輪廻転生を信じると決め、落としどころを作りました。
こうすることで、生死について自分の中で一貫した答えを持つことができました。
しかし、現実的に自分が努力や勉強さえすれば解決する問題をもスピリチュアルに頼ろうとしてしまっている人は、目に見えないものに対し、目に見えないことを良い様に利用して、他力本願になってしまっています。
③自分が特別な何かであると信じたい
②と根本は同じですが、自分に対する自信の無さ故にスピリチュアルという目に見えないものを利用して、自分を何か特別な存在であると信じようとしている人がたまにいます。
全否定するつもりはありません。
なぜなら個人の解釈次第で私たちは特別な存在であると言えるからです。
職場では何でもない、ただの平社員であっても、その人の子供からすれば父親、母親という特別な存在です。
また別のアスペクトでは、職場ではただの平社員であっても、趣味の分野では有名人かもしれません。
自分をどんな存在か決めるのは、その人次第。
「宇宙と交信できる」のも私はジャッジすることができませんが、本当にそうなのであれば、「宇宙と交信できる自分は特別」と信じるのはその人次第です。
スピリチュアルが苦手な人ができる対応方法
ここからはこういった他責になるまでスピリチュアルに頼ってしまっている人への対応方法をいくつかご紹介します。
①相手を変えようとしない
スピリチュアルに頼ろうとしている人は、逃げの状態にいます。
あなたが何を言っても、本人が自分の現状を受け入れない限り、相手が変わることはありません。
スピリチュアルに頼っている人に限らず、他人を変えることはできません。
マックスできて、影響を与えるところまでで、変わるかどうかは本人次第です。
相手が良くない状況にいるとしても、見守ることが最大限あなたにできることかもしれません。
②できるだけ受け流す
相手の機嫌を損ねない程度に受け流しましょう。
心理①の途方に暮れているパターンの人は特に今、現実逃避したいだけの可能性があります。
これもスピリチュアルに限らず、人の好みと同じようなものだと捉えると良いかもしれません。
例えば、趣味でボルダリングを始めた友人が過剰にあなたにもボルダリングを勧めている、
でもあなたはそんなに興味がない、というシチュエーションの場合、どういう風に受け流しますか?
スピリチュアルを趣味とカテゴライズすることができるかどうかは置いておいて、確実に好き嫌いは分かれるものです。
③自分に悪影響を及ぼす可能性はつんでおく
例えば同僚が仕事に対してスピリチュアルの考え方を適用しすぎている、というような極端な状況にいる場合は、事前に対策を打っておきましょう。
スピリチュアルは容量用法に注意
私自身も輪廻転生を信じることにしていますし、引き寄せの法則もある意味で信じています。
(私の引き寄せについての考え方は下記をご参照ください。)
スピリチュアル=良くないもの、とは言い切れません。
ただし、スピリチュアルや見えないものに頼りすぎて他力本願になっている人が最近よく見受けられるのも事実です。
こういう人たちとの関わり方に気を付けていきたいですね。
自分の意志を持って自身をセルフコーチングする方法を本でご紹介しています。もしご興味があれば、見てみてくください。
Thank you for reading!
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