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【随想】高校の帰り道

家から高校まで歩いて約30分くらいのところにあった。
夏場は自転車で行くので大したことはないのだが、冬場は豪雪地帯だったため道なき道を行く日もあった。
どなたかが家庭用の投雪機でキレイに道をつけて下さるので大抵の日は快適だった。
そこに向こうから犬が走って来たこともあった。逃げようがなかったので、手持ちの傘を広げて噛まれないようにしたが、犬の方は素通りだった。
そんな冬の学校
帰りは大抵19時台であり、はらぺこである。
家との丁度中間地点に「SPAR」という名のコンビニがあり、そこであたたか〜い缶コーヒーと肉まんを買い食いながら帰るのが至福の時だった。

そして、家に着いたら何も食べてない顔で夕飯を食うのだ。

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