『オーロラの下で』という児童文学書があってだな……(主にそり犬の話)
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REALITYアプリで配信してるVライバーな筆者が企画した、セリフ枠の内容とは全然関係ない余談
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REALITY企画のセリフ枠テーマが『オーロラと狼』な理由
「オーロラの下で」という児童文学書があります。当時の表紙は、オーロラをバックに遠吠えをするオオカミが描かれていました。
馬や犬など動物関連の本しか興味のなかった(笑)子供の頃に読んだ、非常に印象深い本のひとつです。⬇️
役所広司さん主演で映画化もされており、同じようなプロットで、スティーブン・スピルバーグ総製作指揮のアニメ映画も作られています。⬇️
アメリカにいた時にDVDで見たような記憶。
( *´꒳`*)
本の題材の真実
という訳で、この物語の影響で、私的にオーロラと言えばオオカミだったんですが……
REALITYの配信企画のセリフ台本を書くため、これらのお話の元となった実話を改めて確認したところ……
本当は狼犬じゃないんですよね、ヒーロー犬……
バルトという名前は本当ですが、普通のアラスカン・ハスキーだったそうです。
し・か・も、
実際にジフテリアの血清を運ぶためにそりを引いたのは、バルトがリーダーのチームだけでなく、複数のそり犬チームがバトンを繋ぐというリレー形式だった訳ですが、
最も長く、最も危険な区間を担当したのは実は別のチームでした。
バルトのチームは最終区間を走ったため、ゴールでメディアの注目を浴びて一躍ヒーローとして報道されてしまったわけです。ニューヨーク市のセントラル・パークには、バルトの銅像まで建てられているほど。
しかもしかも実際に最終区間を走ったチームのリーダーはバルトじゃなくて『フォックス』だった説まで……。
オマケに本当なら、また別のチームが最後にバトンを受け渡されるはずが、まだその担当者が寝てたからと起こさずに、バルトのチームがそのまま進んだのだそう(ゴールの注目横取りか?)。
本の題材となった血清リレーの本当の功労者
最大の貢献をしたとされる犬ぞりチームのリーダー犬の名前はトーゴー。なんと、その名の由来は大日本帝国海軍時代の元帥海軍大将である、東郷平八郎からだそう!(日本人からだなんて親近感湧いちゃう……)
トーゴーのそりのムッシャー(操縦者)であるレオナード・セッパラは、なんとトーゴーだけでなくバルトのブリーダー、トレーナーでもあります。
子犬の頃に病気を患ったトーゴーは、身体も小さくとてもよいそり犬になるとは思われておらず、最初はペットとして貰われて行ったそう。
そこで窓を突き破って実家(笑)まで帰り、仕方なくそこで育てられつつも、他のそり犬のトレーニングに着いて行っては、セッパラの手を焼いてばかりだったんだとか。(別のそり犬チームに突進、攻撃したりなど)
そんな犬が、セッパラや他のそり犬の命を救ったり、最も危険で長い血清リレー区画を担当するなど、絶対の信頼を置かれる素晴らしいリーダー犬へと成長したわけです。なんとドラマチックな!
因みに、トーゴーとバルトのそれぞれのチームが血清リレーで走った距離を比べると、
トーゴー: 420km(往復)
バルト: 85km(復路のみ)
……桁が違うどころの違いじゃないw
本当のヒーローであるトーゴーに正しくスポットを当てようとしてか、2019年にはディズニーがより史実に忠実な実写映画を作っています。(Disney+) 👏👏👏👏👏✨️
トーゴー役を演じたのは、なんと実際にトーゴーの血を引く、ディーゼルという犬なんだそう!(14世代後)
同年に、犬だけではなく人間により焦点を当てた『The Great Alaskan Race』という映画も作られています。
北の大地のロマンとインスピレーション
本記事を要約すると、
『オーロラと狼を連想させる話は残念ながら色々フィクション過ぎたけど、事実は負けないくらいドラマチックだったよ』
といった所でしょうかw
オーロラと狼はそれでも魅力的なテーマのセットだと思うので、配信企画はもちろんこのまま続行します( *˙ω˙*)و グッ!
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トーゴーの成長の物語などはWikipediaの日本語版ページも無いので、そのうち翻訳出来たらなぁ……(希望的観測)
以上、配信とはあまり関係ないVライバーの余談でしたw
Sincerely, Lupus
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