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AwSW2 ロケーション:コヴナントシティ

※AwSW2の情報は本編のトゥルーエンディング後を描く性質上、前作のネタバレを多分に含みます。前作未プレイの場合はネタバレに十分ご注意下さい。

かつて"砦"として知られていたこの都市は、二つの文明の間で交わされた、危険な世界から互いを守るという協定に基づき、盟約の都市(Covenant City)と名付けられた。太陽フレア以前は技術と革新の中心地であり、そのことが大災害に対峙する上で多少のアドバンテージとなった。送電網は破壊されたものの、医療施設などの生存に関わる施設は太陽フレアによる破壊を免れ、技術都市としての基盤が功を奏して短期間で復旧した。

こうして他の都市のような壊滅的被害は免れたが、最終的には廃墟と化す運命には逆らえなかった。膨大な電力なくしては、砂漠の中心に建てられたこの都市が長期的に食料や清潔な水を供給することは困難を極めたのだ。しかし、やがて他の都市の悲惨な状況が判明してくると、この都市は比較的恵まれていると考える人々が現れた。より望みがあるとされていた主要な地域や都市をあえて選ばずに廃墟化したこの都市に流れ着いた少数の人々は、これだけ悲惨な状況下でも何とか生活することができていた。結局のところ、不毛の砂漠を彷徨って別の破壊されていない文明を探すよりは、はるかに現実的な選択肢だったのだ。しかしそれも長続きはせず、やがてコミュニティは崩壊し、一部は荒野を跋扈する野党と化した。

こうした状況は、ひとたび竜が現れると一変した。彼らがもたらした技術と電力によって都市の一部は瞬く間にその輝きを取り戻した。依然として多くのエリアは無人地帯であり復旧も進んでいないが、竜たちの働きにより、今やこの都市は地球上で最も生存に適した場所に生まれ変わったのかもしれない。

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本記事はAngels with Scaly Wings, part2関連情報の非公式日本語訳です。元記事はこちら。

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訳:Luptas