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#15 【独り言エッセイ】眠れない夜のちょっと幸せな種

眠れない夜はあって、そんな日が少なければ少ないほどいいとは思うけどそうじゃないこともあるから、そんな長い夜もちょっと幸せな過ごし方ができればいい。

アスリートとして、睡眠が大事だってよくいうけれど、眠れない日だってある。そんな時は、「寝てないほうが足がうごく」って自分に言い聞かせるって、あるサッカー選手の本に書いてあって、すごくいいな、と思ったから、それ以来私もそう思ってる。眠れない時は開き直りが大切だと。だったら思いっきり開き直って幸せな夜にしてしまった方がいい。

そんな夜のちょっとした幸せの種たち。

キャンドルを焚く。部屋の照明を間接照明にする。夜の、少し薄暗い明かりと、風もないのに何故か揺れるキャンドルの炎と、間接照明だからできる家具の影は夜だからこそ作り出せる絶景だと思ってる。キャンドルを吹き消す時に一番広がる香りは、朝起きて寝室を出た時にも部屋に微かに残っていて、夜の幸せな残像を感じさせながら朝を迎えられる。

瞑想する。頭の中のザワザワが一瞬静かになる。アプリで5分以上することもあれば、自分で15秒くらい静かな時間を作ることもある。続けることも大事だけど義務になったら、瞑想のいいとこ取りができない気がするから、気が向いた方法で瞑想する。ただただ目を瞑って、自分と今と幸せを感じるだけで十分なことがたくさんある。

日本昔ばなしを流しながら寝る。これは最近の一番のお気に入り。YouTubeにある、寝る時用の日本昔ばなしの読み聞かせを聞きながら目を瞑ると、いつの間にか寝れているのだ。小さい頃は毎日のように、日本昔ばなしのカセットテープを聞きながら寝ていた。嘘だと思ったら試してほしい。昔話のストーリーは、頭の中で描くのに疲れ過ぎないほどシンプルで、心を擦り切らさないくらいサクサクと話が進んで、最後にスッとオチる。気がついたら1話過ぎたあたりでもう、眠っているのだ。

眠れない夜があっても大丈夫。不安になる夜もある。頭が、鼓動が、休まらない日だってある。でも最初から、そういう夜もありきの日々が設計されていると思うと、その夜の最大を引き出してやろうと思うから、自分の持っているだけの種を蒔いて、キャンドルの香りが広がった朝を楽しみにしながら今日もベッドに入る。

今日も読んでくださりありがとうございました!!あなたにとって今日も、素敵な1日になりますように♡






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眠れない夜に

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