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2017年10月出雲へ。後編。

翌日は、大変良く晴れました。

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宿近くの海辺を散歩してから出発。


JRの静かな駅で、ぼんやり電車を待っていたら…

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目を疑うようなパンチの効いた電車がやって来ました。

え?

これに乗るの??

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到着時刻に来たのはこの電車のみ。ドアも開いています。

動揺しつつも乗り込むと、中もこんな感じで、

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一旦考えるのを止め、大人しく席に座りました。

窓から見えるのどかな景色に癒されつつ、落ち着いてこの車内を見ると「石見神楽」の文字が、そこかしこに。

(なるほど、そういうものがあるのか…)と納得はしましたが、もの凄いインパクトでした。


その後、ノーマルタイプのJR車両に乗り換え、更に電車に乗る事しばらく。

JR松江駅に到着。

そこからバスに乗り換え、目指していたのは

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八重垣神社です。

主祭神は、素戔嗚尊と稲田姫。この二神が結ばれた地として、出雲の縁結びの大親神とされている神社。

『八雲立つ 出雲八重垣妻籠に 八重垣造る その八重垣を』

日本最古の和歌とされる素戔嗚尊の歌が詠まれた土地。

社伝によれば、素盞嗚尊が八岐大蛇を退治した後、「八雲立つ 出雲八重垣妻込みに 八重垣造る 其の八重垣を」と詠んで櫛稲田姫との住居を構えたという須賀(現在の雲南市大東町須賀)の地(須我神社)に創建され…     以上、Wikipediaより



こちらでは、奥の院の鏡の池で行う「縁占い」も有名です。神札授与所で用紙を頂いてから(一枚百円)、奥の院に向かいます。

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奥の院は、この奥の『佐久佐女さくさめの森』に在ります。素戔嗚尊が八岐大蛇を退治する際に、稲田姫を隠した場所。

森から流れる気が辺り一面につたい、向かう参道から気がガラリと変わります。森の中は、とても静かで清々しく落ち着いており、なんと申しますか、気の格が明らかに違います。

森を散策しながら着いたのが、鏡の池。

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池の奥の社は、稲田姫を祀る・天鏡神社。

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ご挨拶のお参りしてから始めました。


この用紙を池に浮かべて、

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真ん中の赤い文字のところに硬貨を乗せて、占います。

『早く沈めば(15分以内)良縁は早く、遅ければ縁は遠い。沈む場所が近いと身近な人、遠くで沈むと遠方の方とのご縁がある』との事。

私もやってみました。

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足元に近いところで沈んでくれるようです。文字も浮かんできました。

↓用紙が沈んでいくところ。池の底には、沢山の用紙が沈んでいます。

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ずっと浮かんだままの用紙も、スーッと流れていく用紙もありまして、不思議で面白い占いでした。

時間も測りましたが、

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約2分20秒。かなり良いんじゃないでしょうか。

何より、佐久佐女の森に足を運ぶ事が出来たのは大変に嬉しく、感無量でした。


こちらの神社は、夫婦椿こと「連理玉椿れんりたまつばき」も有名です。

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『稲田姫が二本の椿を立てると、地上で一体になった』ことから、夫婦の契りの象徴とされています。境内にも夫婦椿がありますが、鳥居前の夫婦椿は圧巻です。


京都が大好きですが、出雲も素晴らしい所でした。本当に神様がいる土地。

またお参りしたいと思います。次回は、松江市内を観光したり、玉造温泉にも入ってみたい。

人生に旅は必要。しみじみそう思いました。もっともっと色んなところに行ってみたいと思います。

以上、出雲の旅でした。



ところで…

ラッピング電車で恐れ慄いた「石見神楽」ですが、この翌年の春に京都で観る事が出来ました。

石見神楽とは
島根県西武(石見地方)で伝統芸能として受け継がれている神楽。八調子と呼ばれる、テンポの速いお囃子も特徴。日本神話などを題材とし、演劇の要素も持つ。

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↑パンフレットより

こんな伝統芸能があるなんて!と、感激しました。第一部にお邪魔しましたが、「岩戸」「八岐大蛇」などの演目は日本神話好きには堪らない。知らぬとは言え、電車では大変に動揺してしまい、申し訳ありませんでした。

伝統芸能とは言えども、魅せ方が煌びやかで新しく、電飾・スモーク・火花まで散らし、演者の衣装も絢爛でした。

海外でも大ウケらしいのですが、分かりやすくて、とても見応えがあるので納得です。

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終演後のロビーに撮影可のオロチが。

動く様は、それはそれは気持ち悪かったです←とても褒めてます。これが紙で出来ているのにも驚きです。絡まってますが、最大時は17メートル(!)との事。

石見神楽もまた観たいなと思います。


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