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ポケモンSV S17 最終923位 レート1902 レギュF滑り込み対面構築

初めまして、ルナと申します。目標としていた最終3桁順位を達成できたので、記事に残したいと思います。

TN:ルナ 最終923位 レート1902


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構築の経緯


大学院入試の勉強で時間が取られており、ポケモン対戦にさほど時間をかけられなかった。しかし、来月からルールが大幅に変わることがわかっていたので、目標としていた「最終3桁順位」をなんとかレギュレーションFの環境で達成したいと思った。

シーズン序盤はいわゆるBIG6系の構築を使っていたが、選出の噛み合いに勝ち負けが依存している点、自分のプレイングの練度が不足しすぎている点などから、勝ち切ることができなかった。

時間がない中である程度の勝率を上げるには、

対戦時間が短い、かつ選出もパターン化されている構築

が必要だと感じた。

対戦時間が短いと言えば対面構築だろう!ということで対面構築を組み始めた。今や対面構築の代名詞とも言える(勝手にそう思っている)イバンイダイトウと電磁波カミの並びからスタート。

いくつかイダイトウ構築の記事を参考にしながら試行錯誤していましたが、こちらの構築が非常にしっくり来たので参考にさせていただきました。(無断転載のため、問題があれば削除いたします。)

イダイトウを使ってみて気づいたことは、イダイトウというポケモンは有利不利がはっきりしているということである。イバンのみ+AB振りによって、幅広い相手に対面打ち勝つことができる一方で、トドロクツキ、タケルライコ、キョジオーン、悪ラオス、テラスを切ったガチグマ、速いイダイトウなどにはめっぽう弱い。逆に言えば不利な相手がいる構築からそれらのポケモンを引っ張り出す選出誘導力を持っているのだ。選出誘導は今ルールにおいて強力な勝ち筋の生み方であると考えている私は、この点を評価してイダイトウを使うことに決めた。

イダイトウ構築を触り始めた当初は、ジャポブリジュラス+カミイダイトウの並びを使っていたが、自分が頑丈ブリジュラスを使いこなせなかったことと、相手のディンル―や持久力ブリジュラスなどの高耐久展開役に仕事をされまくるのが非常に腹立たしかったので、シグマさんが動画で使っていたハイブリッド型渦アンコカイリューを使うことにした。初めて使ったのだが、ハマりすぎて面白かった。晴れ展開の並びを入れたことによってさらに輝きが増した(後述)

対面的でない構築を1体で複数体持っていくことができればイダイトウがこの上なく輝けると思い、そんなポケモンはいないのかと捜したところ、シーズン15あたりで複数人が結果を残していた晴れ+ウガツホムラの並びに行きついた。この並びは、昨シーズンの自分が対策方法を見つけることができず一生ぼこぼこにされていた並びだったので、試しに使ってみたところ、やっぱり火力がバカすぎて面白かった。トドロクツキ、ガチグマ、悪ラオスなどには強く出られたと思う。晴れ要因にはステロもまけて晴れも展開できるコータスを採用した。わかりやすい晴れ展開ポケモンを構築に入れたことで初手コータス読みの選出をされることが多かった。具体的にはガチグマ、キラフロル、眼鏡カミなどである。これらに対してはスケショカイリューが鋼テラスを切ることによって有利展開を作ることができる。また、このカイリューは地震を採用していないことからサーフゴーやハッサムといった鋼タイプを苦手としているが、晴れの圧力が強すぎて本当に選出されなかった。助かった。

最後に、対面構築が苦手とする受け系の構築やイダイトウの天敵であるポケモンたちへの回答として、シルクのスカーフガチグマを採用した。
・トドロクツキ、タケルライコ→ブラッドムーンでゴリ押せる
・キョジオーン→挑発で回復阻止+ブラッドムーンが入りすぎる
・イダイトウ→テラスを残すことで打ち勝てる
・ガチグマ→チョッキでもブラッドムーン+真空波で倒せる
こちらも火力でゴリ押しができてサイクル破壊ができるだけでなく、ある程度の耐久力と先制技を持ち合わせることから、最後の詰めのパーツとしても働いてくれて、大変使いやすかった。

以上の6体で最終3桁を達成することができた。

コンセプト


固定化された選出パターンと固定化されたプレイングで手際よく勝つ

個体紹介


イダイトウ♂@イバンのみ NN:サーモン

色違い厳選むずすぎる

意地っ張り 妖テラス
ウェーブタックル / おはかまいり / アクアジェット / こらえる
H195-A176(220+)-B117(252)-x-D95-S103(36)

調整:
A:11n
S:麻痺を入れた最速135属抜き
B:ぶっぱ

今やイダイトウの一番メジャーな型となったイバンのみ型。対策が進んできている印象だったが、その強さはまだまだ健在であった。

イバンイダイトウの一番の強みは、行動保証にあると思う。襷型はウェブタの反動やステロなどで行動保証を失う。光の粉型はそもそも行動保証がないに等しい。行動保証があることによって、試合展開の組み立てがしやすく、イダイトウ初心者の私でもそれなりに戦うことができた。

また、イダイトウは3番手に出すと思われがちだが、イバン型はHPが1でも残れば行動することができる上に、物理耐久もそこそこあるので、イダイトウを後投げして目の前のポケモンを倒してから、裏に引いて再展開、という動きも有効に働くことがある。

とはいうものの、イバンイダイトウはさすがに周知されて来ている。出しどころを間違えなければ間違いなく最強ポケモンの1匹だと思うので、イダイトウを出せる構築とそうでない構築をきっちり見分けたい。


ハバタクカミ@ブーストエナジ― NN:アボカド

色違い厳選簡単

図太い 電テラス
ムーンフォース / たたりめ / 電磁波 / 挑発
H159(228)-x-B117(252+)-C156(4)-D156(4)-S158(20)

調整

S:Sブーストかつ偶数になるよう20振り
(ボックスにいた個体をそのまま使ったのでその他調整意図不明)

選出率が非常に高く、2番手の必殺仕事人であった。

電磁波という技は否定的な意見も多く、不意の電気テラスや地面テラス、ラムのみ、身代わりで透かされやすくなってきているが、カミが対面打ち勝つのが難しいポケモンを裏のポケモンで倒せるようにSを削ったり、痺れによって上振れを引けたりと、勝つためには必要な技だったと感じた。


カイリュー@いかさまダイス NN:ポテチ

黄色いムーミン

意地っ張り 鋼テラス
スケイルショット / アイアンヘッド / ほのおのうず / アンコール
H167(4)-A204(252+)-B115-x-D120-S132(252)

調整

S:ミラー意識の特化

シグマさんの動画で一番感動したポケモン。渦アンコとスケショアイへのいいとこ取りすぎて本当に初手置きが安定した。基本的に裏にいるカミ、イダイトウ、ガチグマはテラス無しでも十分戦えるポケモンたちなので、カイリューに積極的にテラスを切っていくことができた。

コノヨザル展開にこいつを初手に投げるといのちがけを誘発できて後ろの対面突破力が輝いた。

本当に最強すぎたので相手には使ってほしくない。倒し方がわからない。

詳しい解説はこちらのシグマさんの動画からどうぞ


コータス@だっしゅつパック NN:かぼちゃ

サトシのコータス推しです

生意気 飛テラス
オーバーヒート / がんせきふうじ / あくび / ステルスロック
H177(252)-A105-B161(4)-C105-D(252+)-S23(個体値2)

調整

HD:特化

B:余り
 S:なるべく遅く(本当は最遅にしたかったが個体がいなかった)

ウガツホムラのための晴れとステロを展開する。以上。オバヒ外さなくて偉かった。


ウガツホムラ@こだわりハチマキ NN:パフェ

キャラデザ神がかってるよね

陽気 炎テラス
だいふんげき / げきりん / フレアドライブ / じしん
H191(84)-A(164)-B142(4)-x-D114(4)-S(252+)

調整

AS:古代活性でS上昇するようにかつ最大に

とにかく火力がすごいのと選出圧力がすごい。刺さってる構築に対しては数ターンで試合を終わらせる破壊力が使ってて楽しかった。


ガチグマ@シルクのスカーフ NN:トマト

控え目 無テラス
ブラッドムーン / ハイパーボイス / 真空波 / 挑発
201(100)-×-144(28)-203(236+)-86(4)-90(140)

調整
HB:陽気鉢巻水ラオスの水流連打確定耐え、意地水テラス水流を62.5%耐えHD:臆病C252眼鏡カミのムンフォを81.3%耐え
C:テラスブラッドムーンでH196 D4振りのチョッキガチグマを62.5%の乱数
S:実数値88のチョッキガチグマ抜き抜き

受け破壊ができる挑発搭載のシルクのスカーフ型。相手の想定している火力を少し上回れるので崩し性能が本当に高かった。

地面技がなく、鋼タイプに弱く見えるが、相手視点はだいちのちからをケアしないといけないのと、そもそも晴れ選出の圧力が高すぎて鋼タイプはなかなかでてこなかったので、結局刺さりやすかった。

ガチグマミラーで強くなれるようにSラインは結構上げた。相手のガチグマに抜かれた記憶はない。

火力は正義。


選出

①カイリュー+カミ+イダイトウ
基本はこの選出。選出が固まらなければこれで出して積極的にテラスを切って有利展開を作る。

②カイリュー+カミ+ガチグマ
イダイトウが苦手とするポケモン(トドロクツキ、タケルライコ、キョジオーン、ゴリランダーなど)がいるときはこっち。テラスは①ほど即決で切らない。(それでもカイリューに切ることが多い)

③コータス+ホムラ+イダイトウorガチグマ
晴れ選出が刺さってるなと感じたら出す。テラスはホムラに切る。だいふんげきを押すときに後からテラスを切ることができないことに注意。

④ガチグマ+カミ+イダイトウ
対受け構築。ガチグマで荒らしに荒らす。


結果

感想

目標としていた最終3桁に滑り込めて嬉しいです!!!初めてイダイトウを使ったのですが、本当に強くて感動しました。実はこの構築はシーズン終了2日前にやっと完成したもので、それまではいろいろ構築を迷走して5日前に20000位まで順位を落としたときは本当に落ち込みましたが、最終日の勝率を8割近く叩き出すことができました。イダイトウありがとう。

5月からは院試勉強も本格的に始めようと思っていますので、ポケモン対戦にもっと時間がかけられなくなると思いますが、レート2000を目標に頑張りたいと思います。

まだまだこれから強くなっていきたいのと、ポケモン友達が欲しいので、もしこの記事を読んで興味を持ってくれた方がいらっしゃいましたら、X(旧Twitter)からご連絡ください…!

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