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坂のある町

「坂のある町」は、さだまさしさんの曲。
美しい、女性の失恋の曲。
こういうのを描かせると、この人は随一ですね。

ただ「違うよー、私こんなに殊勝じゃないっ!」…って言う女性も、きっと少なからずいるはず。
…この曲の場合、着目すべきは「振っていく男」の方かも知れません。

「びいどろ細工の知恵の輪」なんて、見ているだけで解く気にもなれませんよね。
坂の上の雲と青空が好きな夢想家の男。
ロマンチストである「彼」は、解くことができなくなってしまった知恵の輪を放り投げて、何処かへと消えてしまうのです。

さださんの曲には、こういう「弱い男」が良く出てきます。
弱いは弱いのですが、同時に「どうにかしよう!」ともがくヤツも多く出てきます。
その「もがき具合」に自分を重ねてみる。
かくいう私もきっと、そんな一人でしょう。

だからという訳じゃありませんが…坂の多い町が、やたらと好きです。
信州小諸は言うに及ばず、地元群馬でも沼田市や渋川市、桐生市なども坂が多い町です。
そんな町に出没し、コンデジを構えて裏通りを歩いている不審者は、もしかしたら私かもしれません!。

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