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「心の化粧」ー詩ー

ルージュをひいて
夏を まとい
ヒールを 手に
夜の 波打ち際を
歩いて 行く

遠く 江の島の
灯台の火
プツリ ポツリと
闇を 穿つ

海風が 長い髪を
もてあそぶ
波音は 老婆の
繰り言のように
何かを 話かける

小さく ハミングし
薄い唇を 舐めて
船陰に 腰をおろす

ルージュは 褪せていくが
心の化粧は 透明色を
より 強めて
薄い 月明かりに
琥珀色に 光るだろう

心のメーキャップが
終わったら
もう一度 再スタートだ

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#生き方 #立山  剣 #化粧 #出発 #今こんな気分

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