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映画『ディア・ファミリー』完成披露試写会レポ

豪華すぎる舞台挨拶

2024年6月14日公開予定の映画『ディア・ファミリー』の完成披露試写会・舞台挨拶が、5月13日に行われました。舞台挨拶には月川翔監督と主演の大泉洋さんをはじめ、菅野美穂さん、光石研さん、松村北斗さん、福本莉子さん、川栄李奈さん、新井美羽さん、上杉柊平さんの9名が登壇。
幸運にも東宝さんからのご招待で参加できたので、舞台挨拶の様子をまとめました。

舞台挨拶はまさに大泉洋リサイタル

こんなに大きな会場での試写会は初めてだと言う大泉洋さんが、僕歌うのかな?今日は僕のリサイタルだったかな?と漏らしていましたが、サービス精神旺盛な大泉さんがいろんな人の会話に突っ込み話を脱線させていくので、舞台挨拶は45分程度と、まさに大泉洋リサイタル。司会の方の話によると大幅に押した模様。笑

大泉洋は雨男?

舞台挨拶当日は今年一番と言われるほどの大雨強風。
最初の挨拶で皆さんが「お足元の悪い中、、、」と続けると、3人目くらいで大泉さんから「もう雨の話はいいよ!今日は雨なんだよ!」とツッコミが。
大泉洋さんは雨男だそうで、「右へ行けば雨、こっちへ行けば雨という人」と松村北斗さんもいじっていました。

大泉洋✕菅野美穂=熟年夫婦

周りを見渡して相槌をうったり、フォローを入れたり、会話の邪魔にならないよう一歩下がったりする、気遣いの人、菅野美穂さん。終始ケラケラと笑っていてとても可愛らしかったです。

・娘役の三人が揃って「お父さん、お母さんのおかげで家族らしさが出た、雰囲気がよくなった」と語るほど、息ぴったり。(でも初共演だそう)
・撮影中のエピソード:菅野さんは大泉さんが控室で床に正座して小さく見えた話、大泉さんは名古屋の撮影の際菅野さんがぴよりんを差し入れてくれた話
・↑をしょうもない話だとお互いツッコミを入れる感じがとても素敵
・その後きちんとエピソードを披露した川栄李奈さんに「さすが私たちの娘」と笑い合う感じも夫婦にしか見えない

大泉洋✕光石研=悪友

長い付き合いだと言う大泉洋さんと光石研さん。舞台挨拶では終始ふざけ合っていて仲の良さがにじみ出ていました。

・上杉柊平さん曰く、真剣なシーンの前後でも2人でふざけていた
・光石さんが試写を観た後、「まさかあの大泉君に泣かされると思わなかった。あの光石ファミリーの大泉洋が、、、」と大泉さんに連絡。
・大泉さんは↑を聞いて「あなたの背中を追ったことはない」と一蹴
・光石さんは真剣な場面なのに小芝居を要求してくる
・その後もふざけたのは光石さんだ、大泉さんだ、と罪の擦り付け合い。笑大泉さんは他の役者さんの話につっこみ茶々を入れ、光石さんは他の役者さんの話を踏まえてボケる、という、カオスっぷりでした。

大泉洋✕松村北斗=仲良い先輩後輩

大泉洋さんの大ファンを公言しているSixTONESの松村北斗さん。
耳を傾ける程度の俳優さんが多い中、最初から大泉さんをまっすぐ見てお話しを楽しそうに聞いているのが印象的でした。
他の方のお話にも表情でリアクションを取っていたり、客席の方にも一番目線をくれていた気がしてとても好印象。
お顔が白くて美しいし、脚が長い。そして、この人よく喋る、、、!

松村さんと大泉さんのやり取りで覚えているのは↓
・松村さんの映画の感想:坪井家の人たちを客観的に観られたので感動した、という話に大泉さんが「坪井家じゃないから他人事で観られたってこと?!」とツッコミ、松村さんがすかさず「なんて言葉がわるい、、、!」と反論
・私服の話:撮影の時松村くんは地味な服を着てくると言っていたが、ハイブランドを着ていたという大泉さんの密告と松村さんの反論
・大泉さんから「松村くんは僕のファンだと公言しているのに全然宣伝しない、なにが忙しいんだか知らないが」とクレーム、松村さんが「これから先全部のPR来ますよ?!」という強火担ぶりを発揮
・差し入れの話:松村さんから大泉さんが雨の日にたまごサンドを差し入れてくれた話、大泉さんから「押しつけがましい感じに聞こえる、やっぱりいいエピソード話さないから宣伝来なくていい。」というクレーム
・松村さんから「かなり詳しい大泉さんのエピソードを話すと、それを上回る自己エピソードを大泉さんが話してくる、自分のことが好きすぎる」という密告
等々、たくさん二人の掛け合いが見られました。
完全に生意気な後輩とそれを可愛がる先輩の画だったし、二人とも楽しそうで会場もあたたかい笑いに包まれていました。

締めの挨拶でも爆笑をさらう大泉洋

完全に大泉さんワールドに会場が引き込まれていましたが、司会の方から予定時間を過ぎているとのお話。
「そうでしょうね、もう早く観てもらおうと何度も言ったじゃない!」とそこでも愚痴を言う大泉さんでしたが、
「この映画はこんなにふざけて良い映画ではない、先ほどの舞台挨拶のことは全て忘れて、素晴らしい実話の話を楽しんで」と舞台挨拶を締めました。

上映後にも登壇のサプライズ

エンドロールが流れている際スモークが焚かれはじめ、プレスの人が再入場しているのが見えたのでもしや、、、!と思っていましたが、上映後にも監督と演者の皆さんが再登壇。
会場は拍手喝采で、エンドロールが終わってもなお涙が止まらない方もちらほら。
そんな様子を見たからか、みなさんあたたかい表情の落ち着いたトーンで作品の魅力を語っていました。

最後にきちんと締めるのはやはり大泉洋

大泉さんより「一秒一秒を大切に生きたい」「自分のしたいことをして、それが誰かのためになって、幸せな世の中になればいい」というメッセージや、監督からの「人の命が尽きていくことが悲しい、という映画ではない」という言葉の通り、悲しく重いシーンが多いのに前向きな気分になれる映画でした。
舞台挨拶は終始誰かの笑い声に満ちていて、月川組はすてきな現場だったのだろうなと感じました。

全国公開後また感想はまとめようと思います!


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