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あってはならないことが起きました

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、900日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【 今日のトピック:暗殺 】

凄惨な事件が起きました。

これは、書いとかなきゃいけないと思いました。

日本の政治の中心であった安倍晋三元総理が殺害されました。

これは、明らかなテロ行為です。暗殺です。

首謀者が誰か、今はわかりません。歴史が語ってくれることです。

犯人は、五一五事件や二・二六事件のように、暴力をもって、政治を動かそうとしました。

これは、デモクラシーの否定です。人類が、はるか遠い昔に捨てた、野蛮な方法で政治を動かそうとした人物が、この日本にいるわけです。

デモクラシーの弊害は、これまで幾度となく指摘されてきましたが、デモクラシーよりもマシな政治体制を人類はまだ見つけることができていません。

これが、人類の限界なのかもしれませんが、デモクラシーを否定したことによるソ連や中国共産党での悲劇は、僕が指摘するまでもありません。

安倍晋三さんは、言うまでもなく、長期政権を樹立しました。

正直に言えば、この長期政権は、いろいろと妥協した産物だったと思います。

消費税を増税しましたし、憲法も改正しませんでした。

ただ、安倍晋三さんの思想は、やっぱり、鳩山一郎にまで遡ります。

自民党は、1955年(昭和30年)まで、自由党と民主党という、2つの政党でした。

当時の国会は、自由党・民主党・社会党という、3つの政党が議席を分け合っていましたが、米ソ対立の真っ只中で、ソ連の手先であった社会党に対抗するべく、「保守合同」として、自由党と民主党が1つになり、「自由民主党」が発足しました。

この自由民主党発足が1955年なので、「55年体制」と今でも呼ばれています。

で、自由党トップが、有名な吉田茂で、民主党のトップが鳩山一郎でした。

そして、安倍晋三の祖父にあたる岸信介は、旧民主党員です。

吉田茂が締結した旧安保条約を、少しだけ対等な条約に修正した新安保条約を結んだ当時の総理大臣こそ、岸信介です。

新安保条約にも密約が付帯しているようで、結局は、旧安保条約の不平等性を払拭できてはいません。

ただ、名目上とはいえ、対等な条約にできたのは、岸信介の大きな功績でしょう。

このように、対米従属する自由党と、自主独立を目指す民主党という対立が、実は自由民主党内にもあって、その中で、自主独立の民主党に属していたのが、鳩山一郎と、その後の岸信介で、岸信介の孫として、自主独立路線を受け継いでいるのが安倍晋三でした。

今では「清和会」という名前で呼ばれています。

まあ、小泉純一郎も清和会でしたが、自主独立とは程遠く、イラク戦争では、米軍に追随してイラクまで自衛隊を派遣してしまっていましたけど、まあ、今の「自主独立」は、アメリカへの従属は、ある程度仕方ないのかもしれません。

ただ、安倍晋三さんは、第一次政権のときに、アメリカも的に回しました。それが、どうもよくなかったようです。

しょせん、日本はアメリカの属国なのです。日本のトップが、アメリカに歯向かうことは許されません。

米中対立が深まるなかで、せめて、アメリカの側につくのが関の山で、とはいえ、アメリカに従属しつつも、対中包囲網をきちんと整備するのが、外交に必要となってきます。

その意味で、安倍晋三は、トランプ及びプーチン、そしてインドとも友好関係を築き、見事な対中包囲網を作り上げました。

功罪はあったでしょうが、本気で憲法改正を実現できそうだった政治家の1人だったでしょう。

現役を退いて、高市早苗を総裁選候補者に抜擢しましたが、時期尚早で、総裁に擁立することはできませんでした。

もう少し、自民党内の基盤を固めた上で、安倍派(清和会)の支持を取り付けることができたら、高市早苗政権が誕生し、安倍晋三が裏から根回しをして、憲法改正を実現することができたかもしれません。

しかし、その夢は途絶えました。

高市早苗に、安倍晋三ほどの求心力はありません。鳩山一郎、岸信介、小泉純一郎、安倍晋三と続く清和会も、これで終わるかもしれません。

そうなると、自民党内の親中派が台頭し、バイデン政権に追随して、中国にひれ伏すようになるかもしれません。

日本は、少しずつ中国に侵食されていく未来も見えます。安倍晋三亡き後、安倍晋三ほどの影響力を及ぼしながら、安倍晋三の思想を実現できる政治家が現れるでしょうか。

というか、日本国民が、そんな政治家を選べるのでしょうか。

日本はきっと、親分であるバイデン政権に追随して、中国を向いていくでしょう。

そんな未来を予感させる暗殺事件でした。

バイデンへ政権交代した後の米ロ対立によって、ロウ戦争が引き起こされたことは明らかです。

米ロの対立は、中国の台頭を招きます。

まあ、日本は既に、アメリカの属国と化していていて、中国の属国になろうが、今と立場は変わらないのかもしれません。

でも、中国には、言論の自由がありません。

まあ、今だって、言論の自由が本当に保障されているかわかりません。

だとすると、日本は中国に飲み込まれてもいいのかもしれません。既に、アメリカには飲み込まれているわけですから。

経済的にも、中国はとっくに日本を追い越していますし。

ただ、大陸の文化を日本人は受け付けないと思います。中国人は、非常に身勝手で、自己中心的です。

まあ、あれだけ人がたくさんいるので、それが自己中心的な文化を醸成しているんだと思います。日本人だって、自己中心的で、「あいつよりは俺のほうがマシ」と内弁慶気質はなはだしいですが、人前で他人の迷惑にならないようにするのが美徳とされているのは、やっぱり、僕は気持ちいいです。

外で当たり障りなく過ごすことが美徳とされているのは、とってもすばらしいと思います。僕は、そういった日本の「空気」が好きです。

日本はどうしようもないと、いろんな人たちが叫んでいますが、じゃあ、中国に飲み込まれてもいいのかというと、少し違うのかもしれません。

だから、安倍晋三亡き後も、この日本を中国から守ったほうがよさそうです。他の国の文化には染まりたくありません。

僕は、今後も、日本で生きて、日本で死んでいきます。過ごしやすい環境で、最後まで過ごしたいのです。

安倍さん、長い間お疲れ様でした。あなたを失ったことは、この国にとって非常に大きな損失ですが、僕は、あなたが政治生命をかけて守ろうとしたこの国を、微力ながら引き続き守っていきたいと思っています。

対中包囲網を、また取り戻したいです。

それではまた明日!・・・↓

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