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幸せを拾って

人は、良いことよりも、
悪いことの方が鮮明に記憶していると言う。

生き残るためにはリスクヘッジが必要だから、
当たり前と言えば当たり前だろう。

ボーッと他人任せにしたり、
危機管理能力が薄いと、
平和ボケ等と言われる。

いつも国内や世界の情勢に興味を持ち、
アンテナを張り、
生き残るためには、危機感が必要だという。

しんどい‥。
書いていてしんどい。

何て恐れと、疑いに満ちた考え方なんだろう。

危機感が必要なときがあるのは、
私も認めるけれど、

常に危機感を持って生きるなんて、
どれだけしんどいの。

そりゃあ、自殺率だって上がるし、
うつ病や、不眠症にもなるよ。

良いアイディアや、
良いパフォーマンスができる時というのは、
リラックスしている状態の時だという。

何かに追われ、急か急かと生き急いでいるときじゃない。

無心や、無欲といった状態が、
奇跡や、思いがけない良い出来事を運んでくるといったことは経験ないだろうか。

多分瞑想も無心になることだと思う。

超人的な聖人は、
毎瞬毎瞬、祈っていて、そして瞑想状態でいる、と何かの本で読んだことがある。

別に超人にも聖人にもなる必要はないのだけれど、
心配事で頭がいっぱいだと、ろくなことにならない気がするのは私だけ?

危機感を持ちながらリラックスするなんて芸当、
私にはできない。

人間の本能は、辛いことの方を強調してくるけれど、恐れの中に隠れている幸せを拾おう。

多分日常は、見えない存在からのメッセージに満ちている。

恐怖の雲が、それを見えなくしているだけ。

私には、
大好きな母、妹、甥っ子、
少し厄介だけど、嫌いになれない父、

そして、ずっと仲良くしてくれている友人、

入った時から慕ってくれる後輩、

同じ本好きの先輩、

沢山の素敵な人が周りにいる。

行きたいって思ったら、
行きたい場所へ行くことが出来る環境と、
健康な体がある。

何不自由なく暮らせる家があって、
たまに美味しいもの食べれて、
(近くのパン屋さんや、ラーメン屋さん、
お蕎麦屋さん)
走りたい時に走れる素敵な川沿いの桜並木があって、
少しだけバスに乗れば市民プールで泳ぐことも出来る。

毎週のように氏神様まで、母とお参りが出来て、
帰りに美味しいパンを買ったり、
なか卯で親子丼を食べることができる。

不安じゃなくて、
毎日に落ちてる幸せを拾いたい。




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