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テンションが上がると押してしまったり、怒ると叩いてしまったり、その際ニコニコしていたりするお子さんを架空のA君として支援を考える話①

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固有覚の記事をXに挙げた際に大きく反響があり、お子さんの状態に関する質問や疑問などが出ていたので、ここで記事としてまとめたいと思います

支援を考える架空のお子さん

「テンションが上がると押してしまったり、怒ると叩いてしまったり、その際ニコニコしていたり、無表情だったりするA君」

として、感覚統合の視点でどのような支援が考えられるか という形の記事としたいと思います

テンションが上がる、怒るは「興奮状態にある」「日々ストレスにさらされている」という可能性を考える


私たち大人が感覚を日常的に意識することはほぼありません

スマホやパソコンを見ながら文章を読んでいる今この瞬間だって、

・周囲の様子や音

・スマホの光

・文字

・操作する指

・スマホ、パソコンを操作する指

・触り心地

・ちょうどいい位置に曲げる間接

・重さに対して力加減

・閉じる口

・舌の位置

・口内の味

・周囲の匂い

・服の肌触り、重さ、匂い

・椅子や布団の感覚

そういったものを感覚や脳が一瞬で組織化し処理しているからです。つまり、感覚が適切に統合されている状態です

言われたら意識しちゃうでしょうw
本来無意識に処理されているものなのです

しかし、感覚統合が上手くなされていない状態は、お子さんにとって日常的にストレスにさらされている状態だと想像できます

上記のことが全部気になってしまうと考えましょう

A君もホントはやりたいことに集中したい気持ちがあるのに、

・周囲の音や他者、モノの動きをを拾って注意が向いてしまって動いてしまったり

・触るモノが気持ち悪く感じてしまったり

・優しく持とうとしたら投げてしまったり

・なんか嫌なにおいがするし

・服はチクチクするし

そんな状態にあるA君は、自分のやりたいことを満足するまでできるでしょうか。無理です

こういった状態で日常を送るA君は基本的に

「疲れている」

「無力感に襲われている」

「イライラしている」

と考えられるのです

突発的に手が出てしまう、怒ってしまうのはこういった事情も関係しているのです

またその際、自身の失敗をごまかしたり、悟らせないため、もしくは、大人に笑ってほしいという思いを込めて笑ってその場を回避しようとするお子さんの行動原理もみられることもあります

そして、「感覚統合が上手くいかないお子さん」は「理解されない」「発見が遅れる」ことが多いのです

周囲の大人がお子さんの状態を「見極めることができないで責めてしまう」

といったケースが多発します

感覚統合が上手くなされない「感覚統合不全」は我々の想像する「障害」と合わせて出るケースも多いですが「そうでないケース」も多いのです

できることも数多くあるのに…という見立てから、「ふざけている」「わざとやっている」と認識されてしまう

これが「理解されない」「発見が遅れる」大きい理由の一つです

上記のことを踏まえ、A君の感覚統合をどのように進めていくかを考えたいと思います


次回に続きます

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以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
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