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DXP 2 @金沢21世紀美術館


金沢21世紀美術館の企画展「DXP デジタル・トランスフォーメーション・プラネット ー次のインターフェースへ」は、通常なら展示室7〜14室、長期インスタレーションルーム、デザインギャラリーを使って、3月17日までの会期でした。
ただ、1月1日の能登半島地震により、展示室に被害が出て、展覧会会場への立ち入りができない状態。
このまま展覧会が途中の段階で終わってしまうのか・・・

コロナ禍の「緊急事態宣言」のときも、「日常のあわい」展とか「コレクション展」とかが会期途中でそのまま終わってしまうという憂き目にあってしまったけど・・・

今回は、全館休館ではないので、交流ゾーンは自由に入場できる現状だとどうするのか・・・
美術館側からお知らせがきました。

「DXP2」と題して、映像の作品、そしてちょっとした体験ができる(作品としてのイスに座れる、デジタルのウィッグをエア・試着できる)など、映像作品をメインにして館内あちこちに設置してあり、来館者は館内を回遊しながら、作品を鑑賞できる。

「なんかやってるな〜」ぐらいな感じになるかなぁ。
デジタル・テクノロジーからアートへ、そして人間性や生活にどのように関わり、何を変えていくのか・・・という問いかけとか、展覧会が目指してたことを、この「展示室が使えなくなった」という状況下でどのように見せていくか・・・
ここが「金沢21世紀美術館」の腕の見せ所でもあり、私たち鑑賞者もどう受け止めるか・・・どう楽しめるか。

私個人的には、どっちかというと、「コレクション展2 電気と音」の方を、どう「編み直す」ことにして続けていけるのかを見たいなぁというのが本音ですが。
あれは会期延長ってことで継続できるのか?
でも、あんなにコードがだらだらだら〜と伸ばした状態とか、田中敦子さんの「ベル」も、あの状態で展示継続という感じでは、ちょっと難しいと思うけどなぁ。

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