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「女のくせに〜」って何?

「女のくせに〇〇もできないの?」
「女だったら〇〇くらいしろよ!」

こんな言葉が昔はよく飛びかってました。

今はそこまで聞かれないけど、それでも根っこの部分にはまだあるような感じがします。

もちろん「女」の部分を「男」に置き換えても同じです。

昔は男女の境界線が明確に引かれていて、性的な役割分担というものがありました。

ありましたと過去形で書きましたが、男女の関係性における社会的な再定義がない以上、今でもあると思います。

今は、〇〇ハラスメントという言葉が世間に出回ってますので、職場などで直接指摘されることはなくなりました。

問題はプライベートな関係においてです。

夫婦間やカップルの間にその問題が残ってるんじゃないかな。

実は先日、お友達からダンナさんのことでいろいろ相談されたんです。

そのダンナさんは、ものすごく優しい人なんだけど、昭和なところがあって、男は仕事・女は家庭みたいな考えを根本に持っているみたいなんです。

なので結構自己中心的になりがちで、家庭における決定権を持ちたがるみたいなのです。

モラハラ気質と言えなくもないんですが。 
彼女自身、息が詰まる生活だとのこと。

「結婚する前に気づかなかったの?」

なんて発言をする人もいたんですけど、付き合ってるときはみんな演技してますからその人の地の部分まで見えてこないですよ。よっぽどの恋愛の達人じゃなきゃムリです。

逆に男性陣から奥さんに失望したなんて話しも聞きますから。それはお互いさまです。

彼女の話でいえば、ダンナさんに対する他愛のないグチと言えなくもないんですが、わたしの性格上考え込んでしまうんです。

以前の記事にも書いたんですが、「女だったら毛の処理くらいしとけよ」なんて考えの男性、結構多いんです。

男の人は好き勝手やってるのに、なぜ女性ばかり規制されるんでしょう。理不尽なものです。

そりゃ、女性の側にもいたらないところがあって、男性陣に助けてもらう部分もありますけど。

男女の関係はとにかく難しいです。人間はひとりでは生きてはいけないんですから、事実婚を含む結婚生活は必要だと思います。(独身主義の人には申し訳ないです)

でも、女性は男性の付属品じゃないんです。
夫唱婦随で解決するには時代が進み過ぎています。

女性の中にも男性に依存する人がいますけど、やはり、女性の側ももっと主体性を高めて男性陣と対等に渡り合えるような気概を持たなきゃですね。

たとえて言うなら、今、大河ドラマで「光る君へ」をやってますが、あれに出演されてるファーストサマーウイカさん演じる清少納言のような感じでしょうか。

個別の事象として突き放すのではなく、社会的に考える必要があると思います。

幸せな人生を迎えるために深く考えていきたい問題です。







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