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「シンプルタスクで大丈夫です。」~無理に同時並行しなくても…。~

マルチタスクという言葉があります。
同時に複数の作業をこなす…。
カッコイイですね。音の響きもなんだかカッコよく聞こえますね。

しばしばこの「マルチタスク」は良い意味で使われているようですが、仕事においてはこの「マルチタスク」が却って作業効率を低下させてしまっている人も多いようです。

そもそもマルチタスクの本来の意味は物事を同時に行うのではなく、「行っているように見せかける」ものです。PCにおいては高速で処理されるので、あたかも同時並行しているように見えているだけなのです。

仕事に話を戻しましょう。

複数の業務を同時にこなすのは悪いことではありません。ですが、収拾がつかなくなってしまう人って多いんですよ。

例えば、

(タスク)A→(タスク)B → A → B → A完了 → B完了

…くらいの同時並行なら良いと思います。
しかし、

A → B → C → D → B → D → A → C →退勤時間

…みたいなケースの人って意外といるんです。

さらに後者の場合、PCの画面いっぱいにウインドウを開いている人が多いです。ウインドウ一覧を表示させてもどれがどれやら分からなくなり、優先順位も見失ってしまう…という感じです。

デバイス的な面では、あまり多くの作業(タスク)をPC上に出し過ぎてしまうとメモリの容量も圧迫し、処理(速度)に影響を与えます。できる限りスッキリさせてあげた方がPCにも優しいのです。

私の知る限り、仕事の早い人・できる人は画面上もデスク(物理的な机も含め)も非常にスマートです。書類が山積みになっていたり、散乱していて整理がなされていなかったり、あちこちに付箋やメモ紙を貼り付けている人ほど仕事は遅い傾向にあると感じています。
(機密情報まで貼り付けている人もたまにいます。これはヤバいです。)

「モノ」を置くこと、目に見えるようにすることで安心感を得ているのかもしれません。しかし、それらをきちんと管理できている人は一体どれほどいるのでしょうか…。

モノの整理が苦手、優先順位を付けるのが苦手、という方は「シンプルタスク」方式で作業を進めることをお勧めします。一つのことに集中し、さっさと片付けてしまうのです。ラクですし、意外と早く終わりますよ。

分身の術でも使えれば、マルチタスクもいいんですが…。
忍術でも習わないと、無理でしょう。


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※息抜きに、どうぞ!


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