【無料】初心者→フラッグシップ優勝!トリガーマシマシカタクリ!
こんにちは。ワンピカードを嗜むラッキーと申します。
今回は僕が考案した
トリガーマシマシ構築カタクリ
を使用したタクさんがフラッグシップ優勝を果たしたので、記念にnoteを執筆させて頂きます。
本文は全て無料なので良かったら最後までお付き合い下さい!
1.環境予想
一昔前のワンピースカードでは、「練度が高いtier1」を握ることが優勝するために必要不可欠でしたが、今は違います。デッキごとに有利不利が存在し、環境読みの上でデッキ選択を迫られています。
9/23に行われた カードゲームのシーガル郡山店でのフラッグシップでは、紫ルフィと黄エネル、青黒サカズキのシェア率が高い中、全勝者の1人は黄カタクリでした。
福島県内の環境では赤緑ローの使用率が低く、赤ゾロも影を潜めていたため、黄カタクリの立ち位置は悪くないと考えました。
10/1の環境予想 はこんな感じに。
紫ルフィ
青黒サカズキ
黄エネル
黄カタクリ
2.格上の相手に勝つには
優勝したタクさんは、ワンピカードが初めて触るTCGの元初心者です。本人も
プレイ上では格上の相手が多く、運が良くないと勝てない
と相手とのプレイスキルの差を感じています。
(※当然タクさんの基本的なプレイスキルは充分にあります。その上で格上が多い、という話です)
先程少し触れましたが、今はデッキ相性や構築で格上プレイヤーを撃破できる時代です。
自分のプレイスキルが足りないと自覚しているならその前の段階、つまりは環境読みと構築、更には運で何歩もリードを取ればいいと考えました。
試合が有利から始まれば、いくらプレイスキルの差があろうと埋まらない可能性も大いにあります。
更には「フラッグシップ優勝」という目標にもこの考え方は非常にマッチしています。
例えば
・日本一になる
・エリア予選でトーナメントベスト8に残る
などを目標とした場合、必ず「相性差、構築、運をプレイスキルで超えてくる猛者」と当たります。その場合こちらの戦術は通用しません。また、予選の数が多いため、運の収束が起こりやすく、「運負け」する可能性も当然に上がります。
しかしフラッグシップは5回戦(多くて6)で、地方ともなると地元の人が殆ど。僕がこういうことを言える立場ではありませんが、前述した猛者とマッチする確率はかなり少ないと考えられます。(気分を害したら申し訳ありません。貶したい訳ではなく、相対的にそういう考え方ができるよね、ということを伝えたいです)
更には運勝ちできる確率も高くなるので、ライフにトリガーが沢山埋まって「勝ちカチカチカチ!」しやすくなります。
上記の思考から「トリガーマシマシカタクリ」がタクさんにとって1番優勝に近いデッキだと考えました。
3.構築
優勝時の構築がこちら。
4投確定のカード説明は省きつつ、こだわりのポイントを幾つか紹介していきます。
シャーロット・ブリュレ 3
ベッジの5-7枚目として採用しています。言わずもがなベッジは相手キャラorリーダー1体の動きを確実に止め、1ターン延命してくれるスーパーカードですが、現環境ではブリュレもほぼ同じ役割を果たします。
環境に軽量カードの除去が少ないため、ハンドを切らずに相手のリーサルを潰すことが出来るので「運勝ち」の確率がグッと上がります。ベッジが増えたと考えたらこの脅威は伝わると思います。
また、ベッジ同様序盤にリーダー効果で下に送れた場合、それを加味しながら動くことができるのでよりアグレッシブな攻めが可能になります。
2-4枚の調整枠だと考えています。競合が難しい(恐らく雷霆だと思っている)ので枚数に悩むカードです。
シャーロット・クラッカー 4
サトリ4
クラッカーを採用する構築は最近ではあまり見かけなくなった気がします。が、トリガーの生き物は強いです。クラッカーとなると圧が違います。
この構築では5000アタッカー/トリガーを16枚採用しているため、これらが1枚以上埋まっている確率は約87%、2枚以上が約52%と かなりの確率で1枚は生き物、2分の1で2枚以上生き物を飛び出させることが可能です。
紫ルフィ、青黒サカズキにはこの5000トリガーが優秀で、ライフに対する圧力を与えつつ、キャラの取りこぼしを狙えます。
「運でも勝つ」コンセプトであるため、5/7000、6/8000のバニラを非採用にし、その分の登場時コストをトリガーキャラに割り振ってライフに圧をかけることに重きを置いています。
ゲダツ 3
最近抜けているリストが多いゲダツですが、紫ルフィ以外には非常に強力な1枚です。
ゲダツでKOを狙えるキャラ
エネル:オーム-ホーリー
ミラー:3/5000,4/5000ライン
サカズキ:ルッチ
赤紫ロー:大半のキャラ
抜けてきている、というのも追い風であり、うっかりゲダツのケアをしてこなかった紫ルフィにはお咎めゲダツを喰らわせてやりましょう。
ヤマト 1
5枚目の10リンリンです。
相手のキャラをKOしながらライフを増やすことで擬似的に相手とのライフ差を±2にすることができます。
アグロ対面であったら便利な1枚です。
また、入っていない構築が殆どのため、視野外になったヤマトはとんでもない破壊力を生み出します。カタクリのリーダー効果を併用できる点も◎です。
場面によっては8カタクリよりも強いです。
4.各対面立ち回り
前述した通り「環境読み、構築、運でリード」をコンセプトにしているため、プレイング(立ち回り)に関しては細かくお伝えすることは出来ません。一応最低限の、これだけは覚えておくと楽かも みたいなやつを記しておきます。
紫ルフィ:先攻
基本的にこの対面は先攻を取ります。
相手側の先攻
4/6000→パウリー→カイドウ みたいな上振れムーブには受からないケースが殆どであるからです。それなら相手に後2マゼランして頂いて、ゲームレンジを長くしてもらった方が勝ち目があります。
先2にペロスペローを着地出来ていれば
先3カタクリ7000+(相手がライフをとる)→ペロー5000+4/5000キャラ
or
カタクリ7000+(相手がライフ守る)→高打点ペロー+他にやることがあればする(プリン5000、雷霆など)
で序盤からライフに圧をかけていきます。
相手の5キッドに関しては雷霆で咎めても致し方なしと考えています。5キッドを寝かせてくれるケースもあるので、ゲームレンジが伸びそうなら一考した方がいいです。
こちらのライフは積極的に守ります。
4ローのケアは絶対にしてください。
見ていないライフを受けるのは勿体ないので、積極的にリーダー効果で見ながら生き物トリガーを探しにいきましょう。
ライフを貰う時は必ず
・ベッジトリガーがめくれて使えるか
・雷霆トリガーがめくれて使えるか
・ブリュレトリガーがめくれて使えるか
を考えながら受けるか守るかの判断をしましょう。
最終的にゲームレンジが長くなれば7リンリン〜10リンリンの大型でゲームを締め、短くなった場合はトリガーで1ターン延命しながら逆リーサルを作っていくイメージです。
何回もライフを見て回すことが多いので、序盤にライフを見て大型(特に10リンリン)が見えた場合は下に送って更にライフを回す…というケースが多々あります。
青黒サカズキ:後攻(先攻でもいい)
10リンリンの早期着地を目指すために後攻選択します。どうせキャラは全部取られるので、無闇にキャラを出すより高打点を作って殴りに行った方が勝ち筋が見えやすいです。
先攻の場合は先2にペロスペロー、相手後2ルッチ に対してゲダツをお見舞いできるのでそこが強いです。7リンリンも処理に一苦労するため強いです。だいたいライフが増えます。先5でカタクリor(奇跡のヤマト)で7コストキャラをどかして、先6からリンリン連打したら勝利は目の前です。
相手は10ドンが溜まる(大型キャラが充分に立つ)まで高打点を作れない為、序盤からライフは積極的に守っていきます。相手のキャラが寝たらキャラを叩いてハンドリソースを枯らし、最終的に10リンリンでありとあらゆるリソースをぶち壊し勝利を目指します。
相手目線トリガーキャラがかなりいやらしく、サカズキのやってはいけないこと「キャラの取りこぼし」を狙えます。特にサトリは5コストなのでルッチなどの除去札から容易に逃走します。
サカズキはマナカーブ(ドンの数)通りに動くため、高打点を作るには大型キャラの着地が不可欠です。
トリガー生き物などで2面以上キャラが並んだ時は、相手の次の動きを読みながら、自分のキャラを相手のアタックから守れるようなら積極的にドンをつけて攻撃し、守れないなら敢えて殴らないで次の機会を伺う、のような最低限の盤面維持テクニックが必要です。
長くなったので要約します
キャラが2面以上並んだ場合:
・相手の次の動きを読む
・相手のアタックから守れる場合→攻撃する
・アタックから守れない場合→攻撃せずに立たせ、除去の取りこぼしを狙う
こうして生き残ったキャラは最後まで相手にリーサルの圧を与え、実際にあと一押し!のような場面で活躍してくれます。
サカズキ対面は先攻、後攻よりもトリガーの質がどれくらい良いか、キャラをどこまで維持できるか、にかかっているような気がします。この構築なら上振れるだけで勝てそうです。
黄エネル:先攻
こちらも最終的に10リンリンで相手とのリソース差をつけていき勝利を目指します。
アグロ寄せのエネルに対してはキャラを殴って盤面の優位を目指し、後ろ寄せのエネルに対してはこちらも大型を合わせて大怪獣バトルを仕掛けます。カタクリには「ホンモノの大怪獣」10リンリンがいるため、大概の場合大怪獣バトルに勝利します。
ゲダツで相手の中型キャラを一体取るだけで楽になれるので、ゲダツを持っている場合は後2の攻撃を貰いながら(相手のゲダツのケア)面を返していきましょう。
ライフは3枚をキープしていると何かと都合がいいです。相手のゲダツの範囲が狭くなりつつ、神の裁きも打てなくなります。
大型を積極的に出したい対面なので、下手に3,4コストのキャラを出すくらいならしらほしを素出しして大型を拾いにいくケースがまあまああります。
ミラー:10リンリン
ひたすら10リンリンの投げ合いになります。こちらには5枚目のヤマトがあり、その射程範囲も7-8コストまで伸びるケースがあるので構築から有利です。中盤にゲダツを使えるのも心強いです。
赤ゾロ:先攻
基本的に不利対面ですが、
先1プリン
先2ペロー
先3ゲダツ
先4リンリン
にトリガーが絡めば気づいたら勝ってます。
要は上振れムーブをすれば勝てるため、フラッグシップ前に神社でお賽銭してきたカタクリ使いにとって赤ゾロは敵にならないということです。
相手の4マルコに雷霆を打てるように準備はしておきたいです。
5.おわりに
ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。自分の弱さを自覚し、向き合うことはとてもしんどいことです。そこに向き合い、それでも勝とうと試行錯誤を凝らした結果、今回のようにタクさんはフラッグシップを優勝することが出来ました。
今回の記事で「こういう考え方もあるのか」となって頂ければ幸いです。他にも記事を幾つか出しているので気になったら覗いて貰えると嬉しいです。
また、ためになった、タクさんおめでとう という方は投げ銭して頂けると泣いて喜びます。頂いた分はタクさんの優勝記念宴に充てさせて頂きます。(投げ銭部分にタクさん直伝勝つために必要なこと(笑)を載せています)※プレイングではありません
質問がありましたら、気軽に私(ラッキー)のDMにお願いいたします。勿論投げ銭しないで質問が失礼などということは一切ないので、是非お気軽に連絡ください。
それではタクさんへ最大限の「おめでとう」を以て、締めさせて頂きます。ありがとうございました。
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