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中世のベルサイユ宮殿のトイレ事情

私は学生時代から世界史、日本史が好きでした。
歴史に対する興味から、現物を見て確かめたくてたまに美術館に行ってます。
美術館て歴史を絵で伝えてる事があって面白いです。

下記の記事はアレクサンダー大王てどんな顔してるのか気になって見に行った記事です。

デッサンの相談をしている友人は現代美術が好きなのですが、中世の絵はそれほど好きというわけではありません。それでも私よりは遥かに中世の美術作品や作家さんのことは詳しいです。
先日、大塚国際美術館の中世のヨーロッパの作品で感想を友人に話しました。
そのときな友人が絵画の中に出てくる女性の靴の話をしてくれました。
いわゆるかかとの高い靴、ハイヒールの靴でパンプスが大好きだと。
靴のルーツは諸説あるのですが4000年ぐらい前の古代エジプトに靴履いてる人物の絵があります。
確かにエジプトの作品で先の丸い靴の壁画がありました。

友人はパンプスは中世のフランスで今の形になったと教えてくれました。
今の形になった理由は、ベルサイユ宮殿のトイレ事情にあったそうです。
当時の貴族の女性は、今と違ってトイレで用を足さないそうで。
回廊の隅で用を足してたそうです。
そのため、しゃがむときにスカートに汚物がつかないように底の高い靴が必要となったそうです。
なんと、オマルのようなものに用を足して、窓からすてるとか。そのまま放置してたそうです。

回廊で汚物を踏まないように靴も高く、スカートも汚れないように大きな形で固定する形になったそうです。

私が「なるほどー、勉強になった」で会話が終わるはずでしたが。

歴史好きな私は、別の観点でトイレ事情について知ってた話をしました。
以前、私は女性のガーターベルトの歴史を調べたことがあって、なぜガータベルトをはめた後に下着を履くのか。それに起源がベルサイユ宮殿のトイレ事情だと熱く語りました。

友人はクールな女性ですが、笑いをこらえながら、「また別角度からネタをぶっこんできた!」
きっと「なんでそんなもん調べてるねん」と思ったに違いありません。

まあ、生き方も性格も全く違いますし、美術の好みも全く違います。
私も美術は好きですが、現代美術はあまり理解できません。
そもそも考えたり見たりする角度が違うのでめったに話題が交わうことが少ないです。
まさかベルサイユ宮殿のトイレ事情が共通の話題で交わうとはとは。
ですがそれなりに親しい人間関係が成立してるのは面白いですね。




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