インサイドパス / Inside pass

インスタグラムにフォローリクエストが来ていた。自主練を毎日やっていた友。オフの月曜日に共にグラウンドに行っていた仲間。彼は最後トップチームで試合に出るなどの偉業を成した。最高に嬉しかった。大声を出した。インサイドパスの当て方が上手く、押すような感じでボールを蹴れる。シュートも上手く沢山やられた。僕は7年間スタンド応援をし続けた。彼はSNSをやっていなかった。最近アカウントを作ったのだろうか。インスタグラムに書き込む事のできる言葉の欄に「信念は理屈を覆す」とあった。もうそんなアツい事を個人のSNSアカウントで書く奴いないわ、と少し笑いながら（それがアツすぎて）ツッコミを入れたくなったが、それをも承知の上で、こんなアツい事を記載する奴はもうほとんどいなくなってしまった事をも知りながら、他の人に「寒い」と思われる可能性をも知りながら、それでも記載する他なかったのかもしれない。とても嬉しくなった。サッカーを指導している。彼は実現させたい事を実現させると思う。僕の信念とは何だろうか。そういうものがないから、理屈に負けているのかもしれない。

やはり、あたたかい。飯なら腐るほどある。
と言うこの国の歴史の中で、この空気感の中で、何かを頑張ろうとしている。それは表参道を全力で走るようなものに近いのではないか。日向ぼっこをしている、あの亀の幸福な顔を思い浮かべる。

「信念は理屈を覆す」誠に良い。また今度、彼とボールを蹴りたい。

・I received an Instagram follow request from a good friend.
He was self-soccer training buddy.
He won the starting lineup when we were a students. I was so happy.
I cheered for him loudly from the stands.
He's good at kicking. Good at passing.
I don't know how many points he scored from me.
He wasn't on SNS.
Has he created an account recently? Im not sure.
His Instagram profile says, ``Feelings have gravity''
My favorite words.

A country where I don't have to worry about starving to death. A warm country. I'm trying to do my best in this wonderful country.
I think it's similar to running as fast as I can down Omotesando.
I picture the happy face of that turtle basking in the sun.

I want to kick a ball with him again someday.