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#24【妥協は完成の父】未完成でも作品や考えを世に出してみよう

アルコールインクアートってご存知でしょうか?

アルコールインクという特殊なインクを使って、そこに無水エタノールを垂らし、ドライヤーなどで風を送りながら描くアートです。

見たことがないとイメージしづらいですよね。こんな感じのものです。

秋をイメージして

無趣味人生を突っ走ってきた私ですが、あるときこのアートに出会い、猛烈に『やってみたい!!!』という衝動に突き動かされ、今では心癒される趣味となっております。

国内では徐々に認知されてきているそうですが、まだまだ描いている人は少ないアートかと思います。ですが、有名なアーティストの方ももちろんいらっしゃいます。

趣味で描いている私は、その方々の足元にも及ばないのですが、先日久しぶりにネットショップで私の作品を購入してくださった方がいらっしゃったんです!

今回ご購入いただいた作品

そう、私は「駆け出しのアルコールインクアーティスト」として、まだ自分でも完璧と思えない作品をマーケットに出しております。

「完璧な作品」ではないけれど、なぜ販売をするのか。

【妥協は完成の父】

この言葉はデザイナーの秋田道夫さんの言葉です。完璧を目指していつまでも完成しないより、とりあえず世に出してみる。そして市場からフィードバックを受けてまた作品を作る。また世に出し、、、と繰り返すことで自身の作品や腕が磨かれていく、そして市場に受け入れられていく、ということかと解釈してます。

こちらのインタビュー記事の中にも、こんなことが書かれています。

ただし、長い時間悩んだからといってよりよくなるとも限らないのです。だから、私の仕事の姿勢はいつも「さっさと見て、さっさと考え、さっさと作って、さっさと失敗して、さっさと変える」。

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そうそう、自分の中でもんもんと悩んでいても解決しないのよね。

私はもともと完璧主義の人間です。きちんとしたものを!まだまだ練習が足りないから!もっといいものを!という思考の持ち主。

アルコールインクアートを始めたときも、もっと上達したらショップを開いて販売したいなぁなんて思っていました。

でもある出来事がきっかけで、思考が一変したのです。

それは、アルコールインクアートのワークショップを受けたこと。
アートを始めた当初、なかなか思うように描けずもんもんとしていた私は、誰かからアートを教えてほしい!と思うようになりました。
たまたま知人の方の紹介でアルコールインクアートを教えている方のワークショップに参加できることになり、技術を学びに行ったのです。

でね、実際行ってみたら、、、めちゃくちゃ失礼な話なんですが、その先生と私の技術レベルはそこまで変わらないな、と思ってしまったんです。

だけど!

その先生はネットショップを開設し、アートやアクセサリーの販売(アクセサリー作家が本業のようだった)をして、売上をあげていたのです!

完璧主義だった私はこのことにものすごく衝撃を受けました。
あ、今の技術の状態でも作品を求めてくださる方はいるのかも、、、
という思考に大きく変換させてくれました。

このことをきっかけに早速メルカリでアートの販売を始めました。そしたら作品をポンポンポン!と購入していただけたのです!

そこで次はBASEとminneでアートの販売を始めました。まだまだ販売実績は少ないですが、有名なアーティストでも素晴らしい技術を持っているわけでもないけれど、私のアートを求めてくださる方が世の中にいる、ということにすごく感激しました。

ショップを開くと購入までに至らずとも、閲覧数やお気に入り(いいね)の数などのフィードバックが得られるので、どういった作風が好まれるのかといったデータが集まります。
これは完璧を求めて作品を抱えたままでは得られない貴重なデータです。

といったことから【妥協は完成の父】この言葉を胸に、私はアートの販売とnoteの更新もしていくことにしました。

noteもまだ書き方もよくわからん(笑)でもやってみて、データを取ることはできます。
そして積み上げたものが自分になることを信じて、完璧を目指さずコツコツ続けていきたいと思います。

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