うさぴょん

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主に140文字小説と読書感想文を発表してます。 Twitterもやってます。 カクヨムでも作品を発表してます。↓ https://kakuyomu.jp/users/usagiruna   アマゾンアソシエイトも申請中です。

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  • うさぴょんの140文字小説まとめ

    今までにXで発表した140文字小説をまとめました。

  • うさぴょんのエッセイ

    140文字小説でもない、読書感想文でもないものです。

  • うさぴょんの読書記録

    今までnoteに書いた読書感想文をまとめたものです。楽しんでもらえたら幸いです。

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    140文字以上の文字数の小説

  • 日本三大奇書を読んでみた

    日本三大奇書を読んだ感想をまとめたもの

最近の記事

カラスにクルミをぶつけられた話

自転車で車道を走ってい左腕に痛みが走った。見たら、視界の端に黒いものが滑空するのが見えた。カラスである。カラスは何かを空中でキャッチしたあと恨めしそうにこちらを見ている。   カラスが咥えているものが殻のついたままのクルミだと気づいた時、さっきの腕の痛みとカラスが結びついた。  カラスのやつが上からクルミを落としやがったのである。  カラスは道路の上にクルミを落とし、車にクルミを割って欲しかったのだ。  もちろん中のクルミの実を食べるためにである。  なのに、私が車を追い越し

カラスにクルミをぶつけられた話

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記事

    読書感想文53 かげはら史帆 著 「ベートーヴェン捏造名プロデューサーはうそをつく」

     ベートーヴェンの無償の秘書にして長年の友人、シンドラー。彼はベートヴェンの伝記を書き、人々にベートヴェンのエピソードを聞かせて回った。しかし、彼は記録を自分に都合よく改竄し、自分に都合の悪い記録は処分。 自身があたかもベートーヴェンの親友であるかのように見せかけた。シンドラーはどのように嘘をつき、その嘘はどのように暴かれたのか。   軽い文体で読みやすいノンフィクション。面白かった。

    読書感想文53 かげはら史帆 著 「ベートーヴェン捏造名プロデューサーはうそをつく」

    薬局で怒った話

     今使っている口紅が折れてしまったので薬局へ行った。  手頃な値段の口紅を探していたらそしたら、ケースと中身が別売りになっている口紅を見つけた。  みなさんも知っている通り、口紅というのは、薬莢みたいな形の筒型ケースに入っているものをくるくる回して中の口紅を繰り出して使うものである。  その薬莢みたいなケースと中の口紅が別売りになっていた。   なんと自分ですきなケースと口紅を組み合わせて使うらしい。  ステック上の口紅の紅の部分だけをを使う人はいない。必ずケースと一緒に使う

    薬局で怒った話

    140文字小説199「幽霊にもあったよ」

    日本中の心霊スポットを歩いたというオカルトマニアにどの心霊スポットが一番怖かったか聞いてみた。 「そうだな。〇〇県にある▲△だな。遊園地の廃墟なんだけど双子の女児の幽霊が出てくるという」「やっぱり幽霊に会いました?」「幽霊も怖かったけど、あそこは…ほら、熊が出るから。傷見る?」

    140文字小説199「幽霊にもあったよ」

    引っ越しと個人情報

     東京から長野に引っ越した。  なぜ引っ越す事になったかとか、内見の時に東京から長野までわざわざ来たのにVR内見しかできなかった話とか、引っ越しの準備のあと帯状疱疹を発症して私一人だけ東京の実家に一週間残っていたこととか、引っ越したばかりなのにシンクが壊れていて、シンクの下の配管を取り替える羽目になりそうだとかそういう記事になりそうな話はたくさんあるのだが、いかんせんうまくまとまらない。   引っ越しの話をするには間取りの話をしなければならず、間取りの話をせずに引っ越しの話を

    引っ越しと個人情報

    140文字小説198「勘違い」

    140文字小説198「勘違い」

    ふらここってなんで春やねん

     ふらここ、つまりぶらんこは春の季語だ。しかしなぜ、ぶらんこは春の季語なのか腑に落ちない。  トリビア収集家を自称するこのうさぴょんはもちろんブランコは古代中国では清明節のあそびであり、若い女性がブランコに乗ると着物の裾から白い足が見えて大変に色っぽい事から艶事を連想させる遊戯であることを知っている。  現代ではぶらんこは幼児の遊びだ。そして私のようなトリビア収集家か中国文学の専門家でもない限り、古代中国で色っぽい遊びだったなんて知らないだろう。   大抵の人はブランコが春の

    ふらここってなんで春やねん

    140文字小説197「私の若い頃は」

    140文字小説197「私の若い頃は」

    読書感想文52 吉屋信子著「吉屋信子俳句集」

     少女小説の大家である吉屋信子は生前に高浜虚子、星野立子等に師事して俳句も作っていた。これは、吉屋信子の死後に発売された私家本。動物園に行ったり、お針仕事をしたりと俳句は生活が表れて面白い。また門馬千代子によるあとがきはあとに残されたものの悲しみがひしひしと伝わってくる。  私は誰かが図書館に寄贈した本を読んだので多分この本は一般に流通してない本なんだと思う。  アマゾンにも書影が乗っていなかった。  最後に気に入った句をを三句かのせて終わりする。 緑陰に自転車止めて賭け将

    読書感想文52 吉屋信子著「吉屋信子俳句集」

    140文字小説166「異世界転生」

    140文字小説166「異世界転生」

    140文字小説165「ん?」

    140文字小説165「ん?」

    読書感想文51 レイ・ブラッドベリ著「 華氏451℃」

    本が禁じられた世界で本を焼く昇火士のモンダークは隣家の少女クラリスとの交流を通して、世界のあり方に疑問を持つ。彼の妻、ミルドレッドはテレビジョン壁に夢中で夫のことさえ眼中にない。モンダークはいつしか妻との出会いを思い出せなくなっていた。本を読むことを忘れ眼の前の人のことではなくテレビジョン壁で見たことを話題にする世間のあり方に疑問を持つようになったモンターグは本を保護する活動を始めるようになるが…。  現代にも通じるSFで面白かった。1日中テレビばかり見ている人のことをそこま

    読書感想文51 レイ・ブラッドベリ著「 華氏451℃」

    140文字小説164「金庫の中身」

    140文字小説164「金庫の中身」