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AISC勉強会で勉強する数学が楽しすぎる

はじめに


こんにちは!AISC山内です!
現在、AISCのデータサイエンスチームでは、有志の数学勉強会が開催されて います。
私の所属はDXチームではありますが、わがままを言って参加させていただいています。
今回は、勉強会メンバーで執筆する連載記事の一つとして、山内が執筆する記事になります!
以下は同連載シリーズの記事ですので、ご一読いただけますと幸いです。

本記事の内容は、AISC勉強会で学ぶ数学はどうして楽しいのかを考察するといった内容になっています!


私の数学勉強遍歴

考察の前に、私の数学勉強遍歴を紹介させてください。

  • 高校時代

    • 理系だったので、数学IA、数学ⅡB、数学ⅢCを学ぶ。

    • 成績はぼちぼち。得意でも不得意でもなかった。

    • 好きか嫌いかで言えば好き。

  • 大学時代

    • 工学部の情報学科に進学したので、ある程度数学の授業があった

      • 線形代数学、微分積分学、統計学、etc

    • 初回の微分積分学の授業が難しすぎて精神が崩壊する。

      • 数学なのになぜかギリシャ文字しか出てこない。

      • 「明らかなので」というフレーズと共に講義が高速で進む。

    • なんとかくらいつき、ギリギリ単位を取る。(たまに落とす)

    • 数学が嫌いになる。

上記のように、高校時代はある程度数学が好きでしたが、大学で完全に嫌いになりました。勉強も単位を取るための勉強を重ねるばかりで、実際に理解できていたかと言われれば、NOと言わざるをえません。
そんな私ですが、現在の勉強会では大学数学を楽しみながら学べています。一体何が違うのでしょうか?

なぜAISC勉強会で学ぶ数学は楽しいのか

ここからは、勉強会で学ぶ数学が楽しい理由を考察していきます。

理由1:自分のペースで学べる

理由の一つ目は、自分のペースで学べるということです。
大学時代は、講義の中で、教授が黒板に書いた内容をノートに書き写し、発話した内容も理解する必要がありました。教科書通りに進む講義ならついていくのはまだ楽なのですが、教科書に載っていない独自の内容をもとに講義を展開する教授も無数にいました。そういう場合には、講義についていくのが難しくなります。結果として、ノートを書き写せても理解が追いつかないケースがじわじわと蓄積されていき、結果として全てがわからなくなり嫌いになります。
一方、現在は自分のペースで勉強できます。教科書をもとに順番に理解し、わからない場所が出てきても調べる時間を準備できます。学ぶペースに圧倒的な自由度が存在するのが、現在の勉強会の良いところかなと思います。

理由2:理解を目的とした勉強会である

理由の二つ目は、我々が実施している勉強会が理解を目的とした勉強会だということです。
大学時代にも、同級生と勉強会を開いたことは多々あります。
しかし、それらは、理解を深めるための勉強会ではありませんでした。どちらかというと、過去問を共有したり、解き方を覚えることを目的とした勉強会でした。
なぜなら、理解をすることよりも、単位を取得することのほうが重要だったからです。我々は完全な理解を諦め、ただ単位を取得するためだけに数学を勉強をしていました。これも大学時代の数学勉強が面白くなかった原因かなと思います。
現在の勉強会では、理解を目的とする方々と一緒に、理解をすることを目的とした勉強ができています。
具体的には、各自が教科書を読んだ結果わからなかった箇所を共有し合い、納得いくまでディスカッションをする時間が設けられています。
例えば、山内は使用しているテキストにおいて
$${\lim_{x \to \infty} (1+\frac{1}{x})^x = e}$$
の導出に
$${\lim_{n \to \infty} (1+\frac{1}{n})^n = e}$$
という数式を使っている部分の理解ができなかったのですが、メンバーとのディスカッションの末、これは自然数から実数への拡張なのだと理解できました。
大学時代に理解できなかったことが、今ゆっくり学ぶと理解できたりして非常に楽しいです。やはり、できないことができるようになる瞬間に人間は喜びを感じるのだなと実感します。

理由3:ディスカッションが楽しい

我々が開催している勉強会では、各々が解いてきた問題についてのディスカッションが行われます。
例えば、同じ問題でも、私と三田さんで解き方が違った際に、どちらの解き方がいいのかなどをディスカッションしたりします。例えば、
$${y = \frac{x}{\sqrt{a^2 - x^2}} - \arcsin \frac{x}{a}}$$
という関数に対し、置換微分をした方がいいのか、そのまま微分したほうがいいのかなどをワイワイ話し合ったりしたのは非常に楽しい時間でした。
また、問題を解くだけではなく、その解き方を人に説明するという行為を挟むことにより、理解度も高まっているように思います。そのことも、理解が進む楽しさを加速させる一助になっていると考えられます。

さいごに

今回は、勉強会で学ぶ数学が楽しい理由を私なりに分解してみました!
この調子で、まずは楽しみながら数学の理解を深めてきたいと思います。
また、本記事を執筆しながら思ったことは、数学に限らず、別の単元でも同じ楽しさを再現できそうだなと言うことです。
今後、過去挫折した何かを学び直す手段として、現在の勉強会の仕組みを流用していけたらなと思います!


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