妻はうつ病じゃなく認知症だった(6)
こんにちは。
昨日は節分でしたね。みなさんは太巻きを食べられたでしょうか?我が家は鰯をフリッターにする予定にしたので、ししゃもを塩焼きにして共に太巻きを美味しくいただきました。
でも、実は今年は少しほろ苦い味でした。
妻は病気が確定するまでは、平日休みの週2日に食事を作ってもらっていました。でも、いつからか食事のメニューに手巻き寿司が頻繁に出て来るようになってきたのです。そう週に1回も。
聞くと、「子どもたちが好きだから」という答えが帰ってきて、その時はそんなものかなと思いました。
寿司と認知症
最近、認知症関係の本を読んで知ったことなのですが、認知症の初期は食事を寿司にすることが多いとありました。びっくりです。まさに同じことをしていました。
でも、なぜなのか。
そもそも料理は複雑なタスクが必要です。栄養などメニューを考える。メニューに合わせて買い物をする。食材に味付けをしたり出来上がりの時間など配分しながらバランスよく調理していく。などですよね。
それらが認知症の方には困難になるのです。料理の複雑なタスクをこなせない。
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今までは出来ていたはずのことが出来ない。
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でも、そんな出来ない自分を認めたくない。
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それなら、バレないしみんなが好きで簡単に用意が出来る寿司にしよう。となるわけなんです。
自己嫌悪
知りませんでした。
つい、「そんなに頻繁に手巻き寿司を作らずに、たまには違う料理を作ってよ」とか言ってました。
その本を読んでから少し自己嫌悪に陥りました。知っていれば手巻き寿司いいね!とずっと言い続けることができたのですが・・・その時に知っていれば・・・
そんなことを思いながら食べました。毎年思い出しそうだな・・・
豆まきは子どもたちが楽しみにしていたので、大盛りあがりでした。私は鬼役なので豆が少し痛かったです(笑)
みなさんに福が来ますように!
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