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機能不全家族で育って

私が産まれた家は多分機能不全家族だったのだと思う。
機能不全家族とは家族が本来持つべき機能が著しく働いていない家族のことをいう。
例えば、家庭不和や虐待があった場合はなどが当てはまる。

私は兄からの性的虐待を受けていたがその他にも我が家には問題があったように思う。

父は出張が多く不在のことがほとんどで家にたまにいる人というイメージだった。そして不倫疑惑があったが父が好きになった女性がモラルのある人で父のことを相手にしなかったため不倫関係には至っていないようだった。
母は父を疑い不倫してるのではないかと問い詰めた時「俺は本気だけど向こうが相手してくない」「低俗やけそんな不倫とか疑ってくる」と母に言ったそうだ。
このことは大人になってからきいた。

3人の子供がいて父親は不在がち、そして上記のようなことを言われた母は当時どうにもできなかったのだろう。
ワンオペのストレスや父への苛立ちは子供に向かう。叩かれたり蹴られたりすることもあったが自分が悪かったんだと思っていた。

どんな理由があれ親の事情は関係なく虐待であると大学の講義で習い衝撃だったのを覚えている。

母から言われてショックだった言葉
「親にも機嫌があるんだよ!!」といわれたことだ。親の機嫌を損ねないように顔色を伺うようになってしまった。

本来家庭は安心できる場所であるはずなのにそうはいかない幼少期であった。

機能不全家族について検索をかけてみると下記のような記述があった。

『機能不全家族においてダメージを受ける存在は、家庭内で弱い立場になりやすい高齢者や子どもである場合がほとんどです。身体的・精神的ダメージには例えば、虐待やネグレクト(育児放棄)といった行為、また家族同士の不仲による対立や生活貧困、子どもに対する過剰な期待などが含まれます。

健康的に家族という集団が機能していると、子どもは自分に身近な大人や友人を見本に、生きる上で必要なさまざまな能力を身につけていきます。人格を形成していく大切な時期に周りの大人、特に家族から合理的・道徳的な物事の考え方を学んでいきます。』

当てはまる点が多すぎてとてもしんどい。
安心できる場所もなく人格形成の大切な時期にダメージを受けた私は今も生きづらさを抱えている。

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